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キャンパスライフ

2020.07.28

使えるアプリはこれだ!オンライン授業をハックする上級者のマルチデバイス勉強術

Kindai Picks編集部

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オンライン
マルチデバイス

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン授業で自宅学修を余儀なくされている学生たち。授業の受け方や学び方はどう変化しているのでしょうか?タブレットを新しく購入したり、PDFに手書きで注釈をつけられるアプリを導入していたりと、複数デバイスや機能的なアプリを使いこなして、学修環境を整えている近大生4人に、オンライン授業に対応した効率的な勉強法やおすすめのアプリを教えてもらいました。

近畿大学は、5月11日からオンライン授業を開始。テレビ会議ツール「Zoom」や「Google Meet」を使った講義の配信、学修支援システム「Google Classroom」を駆使してオンライン授業を実施しています。

さて、みなさんは必要不可欠となったオンラインデバイスやアプリを有効活用できていますか?パソコン、スマホ、タブレットなど複数デバイスを使いこなす近大生4人に、オンライン授業に対応した効率的な勉強法やおすすめのアプリを教えてもらいました。


Slackを使いこなして先生や友達とのコミュニケーションを円滑に




宮城 勝(みやぎ まさる)

理工学部情報学科 3年

使用デバイス:iPad Pro/Macbook Air/iPhone 7
実家暮らし



iPadで授業を流しながらPCでプログラミング

僕の所属している理工学部情報学科では、入学時に全員同じMacBook Airを購入して授業で使用するんですが、僕は追加でiPad Proを購入して併用しています。プログラミングの勉強をしているので、PCで作業しながらiPadでZoomを見ています。

座学のような授業に関しては、PC視聴でiPadをノート代わりにすることも。配布されるPDFに先生が言っていたことやそこで得られた理解を書き込むためにiPadを使用するため、先ほどとは逆の使い方をするようにしています。

授業のスケジュールは基本的に「Googleカレンダー」で管理しています。最初は紙のスケジュール帳で管理しようと思ったのですが、デジタルに慣れきっているので、結局Googleカレンダーで管理することに。項目別に色をつけて予定を分けることができるため、この色は授業関連、この色は課題の締め切りの日……といったように使い分けています。

4月からSlackを使いはじめて、いまではヘビーユーザーに



7月に入って全学生にアカウントが配られたSlackですが、情報学科は4月からから試験導入されたんです。オンライン授業になったことと関係なく、他の学部よりも早く利用させてもらっていたので、既にヘビーユーザーですね。

日本の大学初!約36,000人の全学生・教職員に「Slack」を導入ICTをフル活用し、本格的なオンライン授業の実現へ

Slackは使い勝手によってはLINEよりも便利だと思います。連絡先を知らない先生とも全学用のワークスペースを使うと簡単に連絡することができるので。メールアドレスを調べてメールを作成して返信を待って……という流れを短縮できるので非常に効率的です。

あとは、なんといってもチャンネル機能を使ってそれに応じた情報を発信できること。チャンネル別に情報があるから、必要なお知らせをも逃しにくいです。

今では同学科の友達とのコミュニケーションもSlackが主流です。授業中は自分も友達もSlackを開きっぱなしにしているため、わからないところがあれば友達に聞いて解決するといったことをしていました。LINEでもいいんじゃないかって思われるかもしれませんが、LINEだとアプリを開いてない人は返信が返ってこないこともありますし、せっかく機能的なコミュニケーションツールがあるので使いこなさないともったいないかなって。

学修効率が落ちるくらいならいっそ短時間の仮眠を

僕は実家暮らしなんですが、MacとiPadで机がいっぱいになってしまうため、机の本棚をPCスタンド代わりに使っています。

目線の高さが画面と平行になる分、Bluetoothで繋がるワイヤレスキーボードを購入して、タイピングはそれでおこなっています。以前は肩こりがひどかったんですが、姿勢が前よりも良くなって改善されました。本をよけるだけでいいので、机の上に本棚がある人はぜひやってほしいです!



授業の合間には、散歩や軽い運動をしてリフレッシュするようにしています。オンオフの切り替えは意識していますが、どうしても集中力が落ちる瞬間も出てきますね……。

眠たくなったら部屋のなかを歩き回って眠気を覚ますこともありますが、もう思い切って10分ほど寝ることも。ずっと眠いなかで授業を受けていても学修効率が落ちてしまいますし、そういうときは思い切って寝た方がいいと思っています。

体調管理に関してはよく寝ることが一番。ストレスや疲れを感じたらとりあえず少ない時間での仮眠を取ります。教室移動がない分、休む時間が取りやすいのはオンライン授業のメリットだと思いますね。


手書きノートアプリとタスク管理アプリで自宅学修の効率アップ




藤谷 真帆(ふじたに まほ)

国際学部 グローバル専攻 3年

使用デバイス:Asus TransBook T304U/iPad Air/innhom Stylus Pen(スタイラスペン)/iPhone11
ひとり暮らし



手書きノートアプリの「Good Notes 5」が便利



基本的にPCとiPad Airを併用して授業を受けています。ZoomはPC、調べ物やノートはiPadという感じですね。スマホは邪魔が多いので、あまり授業関係には使わないようにしています。SNSの通知が来ると集中力が切れてしまうので。

メインで使っているのは、手書きアプリの「GoodNotes 5」です。

もともとiPadも持っていなかったんですが、オンライン授業でPDFファイルなどを配られることが多くて、プリント代の削減と書き込みなど板書のしやすさを考えて、iPadとアプリを購入しました。アプリ自体は1000円弱。スタイラスペンはinnhomのペン先1mmを使っています。授業の効率が上がったので、買って良かったなあと思います。


PDFやWord、Power Pointのドキュメントを読み込めるだけではなく、Apple Pencilを使って手書きでメモを書いたり、注釈を付けたりできるノートアプリ。iPad・iPhone・Macに対応している。

また、課題や資料の整理に「Notion」を導入しました。ドキュメント機能やスプレッドシート機能などがひとつに集約されている便利なアプリです。以前は手書きの手帳を使っていたんですが、私の場合はアプリの方が情報管理がしやすかったですね。


TODOリスト、ドキュメント管理、カレンダー、Wikiなどさまざまな機能を持った万能なツールオールインワン・ワークスペース「Notion」。個人利用向けの無料版がある。

「おうちカフェ」の時間をつくってオンオフの切り替えを

今は実家に帰省しているので、家にいる母にはいつ授業が終わるかを伝えておくようにしています。一度、授業中に部屋の扉をノックされたことがあって(笑)。

時間割を忘れずに把握しておくためにも、私は曜日ごとの授業時間に合わせたアラームを設定してかけています。また、オンオフの切り替えには「おうちカフェ」の時間をつくるように心がけています。私はコーヒーや紅茶が好きなので、自分で淹れてお菓子と一緒に飲んだりしていますね。前まで授業後に寄っていたカフェやコンビニの感覚で。



あと、勉強をするときは必ず机の上を片付けて、コーヒーか紅茶を置いて、集中できるBGMを小さく流すようにしていますね。YouTubeでプレイリストをかけて、勉強する体制を整えています。

たくさん課題があることをポジティブにとらえて過ごす



外出自粛が厳しかった時期は夜眠れないこともあったんですが、もう慣れましたね。こんなに勉強できることは人生でもうないと思いながら頑張っています!

私のなかで良かったのは、課題の量が多いからこそ自然と勉強の習慣が身に付いたこと。ひとりで集中して勉強するので、頭にもしっかり入っているなと思います。あとは、授業が終わるとすぐに眠れるのも嬉しいです(笑)。

困っていることだと、友達に会いに大学に行っていたという点もあるので、会えないのが寂しいなと思います。

とくに国際学部はオーラルコミュニケーションの授業が多く、学生同士で話し合う時間がすごく多くて。オンラインだと、誰が話し始めるかで沈黙になってしまうことが多いので、自分から積極的に話すようにしています。いい授業になるよう、自分から行動することで雰囲気づくりになるかなと。

いまは広島の実家にいるんですが、学修にきちんと取り組みながら、友達と面と向かって話せる日を楽しみにしています。


ディスカッションアプリやグループ通話を通じて「繋がった」オンライン授業を




村上 礼於(むらかみ れお)

経営学部商学科マーケティング戦略コース 3年

使用デバイス:Mac book air/dtab/iPhone8/Apple Watch series5/AirPods Pro
実家暮らし



手書きのノートは作らずタイピングで書き込み

僕はタブレットで授業を見ながら、PCで課題制作やノートの書き込みをしています。調べ物はスマホで、時間の確認はApple Watchで。タブレットは、祖父が買ったけど使っていなかったものを、オンライン授業が始まるのを機にもらいました。



僕はキーボードを打つ方が得意なので、タイピングの方が書くより疲れなくて集中できます。テキストの方が、後からレポートを書くときにコピペもできますし、効率がいいです。提出物はWordやPowerPointで作成しています。

オンライン授業が始まる前から手書きでの書き写しはしていなくて、スマホのメモ機能を使っていました。スマホの文字入力もPCと同じQWERTY配列に設定していて。授業中のスマホ使用に厳しい先生には苦戦していました……。

※QWERTY配列:コンピュータなどに文字を入力するキーボード装置の標準的なアルファベット配列の一つ。(英字部分の)左上端から右へ順にQ、W、E、R、T、Yの文字が並んでいるためこのように呼ばれる。

あと、オンライン提出の課題では文字数が決められていることが多いので、「文字数メモ」というアプリをスマホに入れています。


オンライン授業は、予習用の講義ノートが事前に配られて、質問などは先生のLINE公式アカウントで。通信状況が悪かったりで聴講できなかった学生のために「stand.fm」というラジオアプリでオンデマンド配信もしています。先生がすごく柔軟に対応してくれていますね。

画面上でKJ法のディスカッションができる「Miro」が便利



便利なのが「Miro」というオンラインホワイトボードアプリです。「ふせん」のようなテキストボックスを作成できるので、画面上でKJ法のディスカッションができるんです。

KJ法は、複数人で出し合ったいろんなアイデアをそれぞれカードに書いて、アイデアが同じ系統のカードをグループ化し、分類されたデータを整理してまとめていく方法です。多くの学生がやったことがあると思いますが、意見交換にすごく便利なんですよね。

Slackも活用しています。僕たちのゼミはルールとして、連絡事項があると必ず全員が返信すると決めているんです。LINEだと情報が埋もれてしまうんですが、Slackだと必要な情報だけ確認できるので重宝していますね。

LINEは、テキストの情報交換ではなく、グループ通話を活用しています。オンライン授業では友達と同じ空間で授業が受けられなくなってしまったので「さっき先生何言ったっけ?」みたいな質問を友達の間で解決できないのがストレスで。それで、電話で相談し合いながら聴講できるように、仲のいいグループで同じ授業を受けるとき、LINEのグループ通話を繋ぎながら授業を受けています。

友達の助言ってやっぱり大切なんですよね。同時に繋いでいると音が反響するので、その防止のために全員イヤホンを買いました。僕はAirPods Proを使用しています。ノイズキャンセリングで周りの音を遮断できるので、音声に集中できるんです。

オンライン授業になって以前よりも集中できるようになった

僕の場合なんですが、オンライン授業になってからのほうが先生との距離が近くなった気がして、集中できるようになりました。大教室だと手を挙げづらかったんですが、Zoomだとチャットで個人で聞けるのが嬉しいですね。

あと、約1時間の通学時間が無駄だなと以前から思っていたので、家で完結できるのも嬉しいです。授業のあいだはしっかり家で集中して、休日は地元の友達と草野球チームをつくってリフレッシュする日を設けています。

ただ、やっぱり友達と会えないのは寂しいですね。大学って勉強だけじゃなくて、コミュニケーションを取る場所でもあると思うので。こないだ仲のいいメンバー全員で会ったんですが、それも半年ぶりぐらいでした。みんなで学校行きたくなってきたな〜と言ってます。オンラインの良さも知れたので、コロナが終息しても対面授業と並行していくのもいいなと思います。


アナログツールも使いながら学修環境を整える




林 幸穂(はやし さちほ)

経営学部 キャリアマネジメント学科 3年

使用デバイス:iPad、MacBook Pro、iPhone 8o
一人暮らし



PC画面にZoomとメモ帳、Kindleを分割して表示

授業はすべてZoomやオンデマンド配信なので、基本的にPCで見ています。PCの方が目が疲れないんですよね。

それにスマホって普段の暇つぶしや遊びにも使うじゃないですか。日常の身近にある道具なぶん、勉強のスイッチが入りづらい気がしますね。PCだとちゃんとデスクの前に座りますし、姿勢も保たれます。



タブレットと併用している人も多いと思いますが、私は授業のもろもろはノートPCの一画面で全部やっちゃいます!教科書はKindle版で、ノートはメモ帳やKeynoteを使っています。PC画面の左上にZoomのウィンドウを持ってきて、残ったスペースでKindleやメモ帳を開いている感じです。書類の保管は面倒ですし、デジタルの方がいつでもどこでも使えるので便利です。

また、英語の授業などでは手書きの文章を提出する必要があるんですが、そのときはプリントして見せていますね。でも、プリントであることが必須でなければ、ホワイトボードに内容を書いて、画面越しに見てもらうこともあります。先生によってははそれでOKしてくれます!



あえて手帳はアナログにすることで忘れないようにする

あと、PCで授業を受けながら同時にスマホをミラーリングして使うときもあります。ディスカッションするときなど、資料に直接文字などを書いて説明する必要があるときがあるんです。そういうときは、ミラーリングしたスマホからタッチでイラストや文章を書くんです。

デジタルツールだけでなく、ホワイトボードなどのアナログな道具も活用します。スケジュール帳もあえて手書きの手帳を使っています。手で書いた方が脳にインプットされやすいなと思っていて。ただ、かなり先の予定を立てるときはGoogleカレンダーを使うこともあります。

1日のスケジュールは気を付けて調整していますね。朝にその日の予定を組んで、学校のチャイム代わりに時間ごとにアラームを合わせています!

PCは目線の高さに、イヤホンのコードは耳の後ろから回しておく

授業が受けやすくなるような工夫としては、PCの高さを変えていますね。箱や本をPCの下に積んで、カメラと目線が合うようにしています。台の高さを前後の2段階式にすると、タイピングも楽にできます。



手頃な積むものがない場合は、椅子の高さを下げるというのもいいですね。長時間PCに向かっていることが多いので、肩などが疲れないよう心がけています。

また、音声に関してはワイヤレスのヘッドセットなどは途中でバッテリーが切れてしまうのが怖いので、コードつきのイヤホンを使っています。

重要なのが、コードを後ろに回すこと。以前、ゼミでコミュニケーションに関する研究をしたんですが、イヤホンのコードが前に垂れている人を目の前にすると、圧倒的に気になってしまう人が多いという結果が出ました。それから気をつけるようにしています。

ちなみに、イヤホンをつけるときは、長いピアスやイヤリングは避けた方がいいですね。コードに当たってしまうとガサガサ音がしてノイズになるので。

コミュニケーションを考え、部屋の明かりや壁の装飾を変える



私は学生なんですけど起業もしていまして、仕事の一貫でオンラインでのメイクアップレッスンをしている関係もあるのですが、ライティングには気を配っています。普段、ライトは2つを使い分けていて、蛍光灯と白熱灯を両方使っています。蛍光灯だけだと血色が悪く見えるので。飲み会のときは照明を暗くしてます。
私は農学部から転学して、まだ経営学部に友達が少ないので、なるべくいい印象を持たせたくて(笑)。逆光で顔が真っ暗になっていると怖く見えてしまうんですよね……。

あと、私はあえてバーチャル背景を使わないようにしているんです。オンライン授業になってから人との壁を感じることが増えたので、リアルな存在でありたいなと思っていて。生活感を出しすぎないようにしながら、画面に映る自分の生活環境を整えています。



その日話す人の趣味に合わせて背景に置くものを変えることもあります!裁縫や鍵編みが趣味なんですが、自分のキャラクターがわかるものを置いておいて、いずれ対面での授業が始まった時、話すきっかけになるかなあと。

私もオンラインレッスンをしているので、画面上でのやり取りが寂しくなる瞬間がよくわかるんです。だから、映り方や映るものを工夫してみたり、授業後レポートに何でもない雑談も交えてみたり。コミュニケーションは大切にしてますね。

デバイスの活用と同じくらい、心身のケアも大切に

とにかくオンラインって便利ですよね。手軽だったり自由がきいたり。オンデマンドの場合は2倍速で見られたりするので、無駄な拘束時間がなくなります。先生によっては、洗濯物を干しながらとか、ご飯をつくりながらの視聴でも了承してくれる人もいて。自分の裁量で学修ができるのがいいです。一日に使える時間が増えました。また、物理的距離がある人とオンラインで話せるのも嬉しいです。

デメリットは、人とのリアルなコミュニケーションが取れないので、毎日が淡々としてしまうこと。会話が味気ないなと感じます。無機質なものに接しすぎて、便利さ以上に身体や心が悲鳴をあげています。そこで週に1回ほど、自律神経を整えるために反復浴をしています。デバイスの活用も大切ですけど、同じくらい心身のケアが大切じゃないかなと思いますね。


おわりに


みなさん「大学の授業がオンラインに」という大きな変革の始めに立たされています。

手書きの文字を効率よく書きたい人は手書きノートアプリを導入したり、肩こりや腰痛に悩んでいる人はPCの高さを変えてみたり、前例がないことだらけのなか、なるべく自分にとって過ごしやすい学修環境をつくることが大切です。

効率的にツールを使いこなし、自分自身でリフレッシュ法を模索するスキルは、今後も続くオンライン授業はもちろん卒業後の生活にもきっと役立ちます。

体調管理にも気をつけながら、学びを止めずに過ごしていきましょう。


(おわり)


取材・文:平山靖子(おかん)
企画・編集:人間編集部

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