2019.02.01
「KINDAI EXPO in 台湾」開催! 当日の様子をKINDAI GIRLSの台湾人留学生がレポート!
- Kindai Picks編集部
6408 View
2018年12月21日、台北国際会議センターにて『KINDAI EXPO in 台湾』が行われました。近畿大学と台湾の交流50周年を記念し、さらなる親睦と絆を深めるための本イベントでは、さまざまなブースで近大オリジナルのパフォーマンス・講演等が行われました。そんな当日の会場の様子を、KINDAI GIRLSの台湾人留学生がレポートします。
この記事をシェア
※KINDAI GIRLSとは:近畿大学の在学生によって入学式のために結成された近畿大学オリジナルのパフォーマンスユニット。2014年から活動開始、2016年につんく♂さん作詞作曲のオリジナル曲『青春×青春』をリリース。
今回は12月に台湾で開催された「KINDAI EXPO in 台湾」の様子を現地からレポートします!

「KINDAI EXPO in 台湾」って?

「KINDAI EXPO in 台湾って何? しかも台湾?」と思う人も多いでしょう。
「KINDAI EXPO in 台湾」は、近畿大学主催の、台湾と日本の親善を今まで以上に深めることを目的としたイベントです。というのも、2018年は近畿大学が台湾との交流を始めてちょうど50年目の年だったそうです!
日中国交正常化により日本と台湾の国交が断絶されている間も、近畿大学は独自で大きな船を借りてスクーリングを行うなど交流を続けていました。

近畿大学が台湾のスクーリングで使っていた船
しかし、以前は年間100人以上の学生が台湾から留学に来ていましたが、年々留学生が減少。50年という節目にあたって「もう一度台湾との絆を確かめ、学生交流や企業との提携、卒業生との絆を深めたい!」と、このイベントが企画されたそうです。
そんな大切な年に、台湾人の私が近大に留学してたなんて、すごくいいタイミング! ご縁を感じます。
▼「KINDAI EXPO in 台湾」特設HP
「KINDAI EXPO in 台湾」開幕!

当日は快晴!
「KINDAI EXPO in 台湾」は2018年12月21日、台湾の繁華街である信義区内にそびえる超高層ビル「台北101」のすぐ隣、台北国際会議センターで行われました。

会場内は満員です!
まずはオープニングで流れたこのムービーをみてください!
近大と台湾の50年の歴史に胸が熱くなります。
続いては、私たちKINDAI GIRLS のオープニングパフォーマンス! 曲は昨年の入学式で披露した「free your imagination!」。
私にとっては入学式以来、久々のパフォーマンス……。メンバーと再会した前日の夜から当日までしか練習期間がなく、少し不安でしたが、変わらないKINDAI GIRLSの結束力で不安もフッ飛びました! 当日は息の合ったパフォーマンスを台湾のみなさんに見てもらえたと思います。

なんとラストには私がセンターに! 私に華を持たせてくれたメンバーに感謝です。
さらには応援部・吹奏楽部が合同で「近大のテーマ」に乗せてのパフォーマンスが続き、満員の会場はおおいに盛り上がりました!
セレモニーの後は、昨年台湾で出版された『進撃的大学』の著者、総務部長の世耕さんのキーノートスピーチ。近年の近大広報戦略の中心人物である世耕さんが、これまでの近大の戦略的経営の事例や、近大が進もうとする方向性を分かりやすくスピーチされていました。台湾も、日本と同じく少子化が社会問題になっているので、近大の取り組みにみんな興味深々の様子でした。

お昼ごはんはまさかのアレ!?
キーノートスピーチが終わると時間はちょうどお昼。セレモニーの会場から続々と人が移動していきます。えっ?? 上の階では何が行われてるの??
人の波についていくと、そこには……

すごい人混みの中でのお披露目です!
まさかの近大マグローー!!!

その場で解体ショー!
なんと日本から4本もの近大マグロを持ってきたそうです! すごい!解体ショーの後は近大マグロの美味しいお寿司がふるまわれて、場内はマグロを待つ長蛇の列ができていました。

マグロおいしいー!!
このフロアでは、マグロの他にも近大の卒業生が経営する飲食店が特設されていて、近大のある大阪ではおなじみの、千房のお好み焼きやグルメ杵屋のうどん、ラテアートの世界的大会「フリーポア ラテアート ワールドチャンピオンシップ 2008」で世界一に輝いた澤田洋史さん(1992年商経学部卒業)が淹れてくれるコーヒーまでいただけちゃいました。

ラテアートの世界的大会で世界一に輝いた澤田洋史さん(1992年商経学部卒業)

しかもこのフロアはエンタメフロアにもなっていて、飲食だけではなく、よしもと台湾住みます芸人の「漫才少爺(マンカイシャオイー)」さんが各コーナーの司会を務めたり、近大の卒業生で元阪神タイガース、現在は台湾のプロ野球チームのコーチをされている林威助(リン・ウェイツゥ)さんのトークショーがあったりと、楽しすぎるフロアになってました!
近大の卒業生で元阪神タイガースの林威助(リン・ウェイツゥ)さん
さてさて、別のフロアにも行ってみましょう。

ここは「Gateway to KINDAI」と名付けられた、近大への留学を目指す学生のために、学部別の相談ブースです。台湾で私が卒業した開南大学の仲間たちの姿もたくさん見かけました。台湾の学生がたくさん近大に留学してくれるといいなあ。
留学コーナーの隣には、企業のブースも並んでいます。日本で近大とコラボしている企業の皆さんが、台湾でのPRのため出店しているのです。あれ?あそこにあるかわいいものは何でしょうか?

なんと近大文芸学部の学生がデザインしたトイレットペーパーでしたが! かわいい~!! 台湾でも売ってほしい!
このほかにも近大の先生方の研究シーズ(種)を披露し、台湾企業との共同研究を狙った発表会もありました。近大ってほんとすごい。
まだまだコンテンツ盛りだくさん!
さて、メインのフロアに戻ってみましょう。
さきほど美味しくいただいた近大マグロについて先生方のセッションが行われたり、はやりのeスポーツのアジアチャンピオンが大人気サッカーゲーム『ウイニングイレブン』をやっていたりと、盛りだくさん過ぎて目移りしちゃう!

『ウイニングイレブン』で盛り上がる会場!

近大の杉村直紀さん(経営学部4年生)は昨年10月に行われたアジア大会のeスポーツ金メダリストなんだとか。すごすぎ……!
そして最後はお楽しみの抽選会!実は、台湾人って抽選会が大好きなんです。私はプレゼンターとして司会の鄭匡宇(テイ・ハオユー)さんと一緒にステージに上がりました。抽選箱から豪華商品の当選くじを引くのが私の役目。責任重大……。

そして、みごと特等賞に当選したのはこちらの方々!

特等賞は日本への旅。近大の見学と水産研究所レストランでのお食事などがセットになった2泊3日の旅行なんです。うらやましい。私も行きたい。
盛り上がった抽選会の後はいよいよフィナーレです。私も今日の感想をスピーチさせていただきました。緊張しましたが、近大で過ごした1年間の思い出を、感謝の気持ちを込めて話しました。私の「近大愛♡」伝わったかな?

そして、ラストはKINDAI GIRLS、吹奏楽部、応援部が全員で、KINDAI GIRLSオリジナル曲『青春×青春』でダンス! 来てくださったお客様への感謝を込めて、全力の笑顔でパフォーマンスしました。全員での最後のジャンプ、見てください!

「KINDAI EXPO in 台湾」を終えて

最後はこのイベントに携わった、学生、先生方、職員のみなさん全員で記念撮影。お疲れさまでした!!
こうして「KINDAI EXPO in 台湾」は無事閉幕となりました。近大が海外で行う初めてのイベントの開催地に台湾が選ばれてとても嬉しいです。近大に留学していた台湾人として誇りに思います。これからも近大と台湾の交流がずっと続きますよう、願ってやみません。
実は私、日本での就職を考えているんです。日本と近大と台湾の架け橋になれるような仕事ができたらいいな、なんて思ったりしています。帰国して鈍ってしまった日本語力も、検定1級めざしてまた勉強します!
「KINDAI EXPO in 台湾」へお越しくださった皆様、本当にありがとうございました!
(終わり)
ライタープロフィール林佳棻(リン・カフン)
9月15日生まれ。開南大学 応用日本語学科卒業。趣味は撮影と演劇で、高校時代は演劇学科。2017年9月から文芸学部芸術学科 舞台芸術専攻にて1年間の交換留学。同年にオーディションを受け、KINDAI GIRLS 2018のメンバーとして活動。これからも、台湾と日本の架け橋となれるように頑張ります!
編集:人間編集部
この記事をシェア