2018.10.29
引越屋の私が『攻め』の広報室に引越してみた。パンダもビックリ!これが最先端の広報チームだ!
- Kindai Picks編集部
4635 View
突然ですが、はじめまして!
サカイ引越センター総務部 広報担当の中西です。
引越屋の広報担当歴9ヶ月、目下、広報修行中の私が1ヶ月間近畿大学で『攻め』の広報を学ばせていただいた体験を紹介します。
この記事をシェア
「近大の世耕部長の講演会に行くで」
上司に突然言われた言葉に、
「近大???あ、マグロ大学の広告のところか?」と、なんとか理解。
話題の近大広報の仕掛人である世耕部長の著書『近大革命』を読み、
迎えた講演当日。私は世耕部長に、惚 れ ま し た♡
いや、もう、短時間でものすごい近大の魅力が伝わる名演。
これが本物の広報、と肌で感じました。
講演終了後、世耕部長のマイ筆ペンで著書にサインを頂き、喜ぶ私の横で、我が上司が『うちの中西を1ヶ月間、近畿大学広報室で勉強させていただけませんか?』と発言。ん?社内広報経験9ヶ月のひよっこの私が、あの有名な近大の広報室に???
いやいや、そんなのあるわけないでしょ(笑)と思う間もなく、
「どうぞ!」と話は即決。
ちなみに弊社、パンダマークのサカイ引越センターは、1989年から2005年まで大阪発の会社らしい、『おもろいCM』を作っていました。
勉強しまっせ引越のサカイ~
ほんまかいなそうかいな~♪
サカイ~安い~仕事キッチリ♪
一度は聞いたことはあるフレーズではないでしょうか?
(知らない人はお父さんやお母さんに聞いてみて下さい)
関西ローカルだったサカイ引越センターの名を全国に広めるべく、創業者の発案で、耳に残るインパクト重視の『攻め』のCMで一躍全国区になりました。ACC(全国CM放送連盟)の全国CM部門ACC賞をはじめ、多数受賞歴も!
そう、おもろい宣伝なら、実は近大より弊社のほうが先輩だったのです!!(現在は、インパクトよりもサービスを伝えるCMスタイルになっております)
しかし、過去の栄光にとらわれていてはダメ。『今の広報のあり方』を、近大広報室で勉強しまっせ引越しのサカイ~♪
こうして1ヶ月間の『攻め』のインターンシップが始まりました。
あの、話題の広告デザインを考える。
近大広報といえば、有名なのがお正月広告!
『近大をぶっ壊す。』『早慶近』『マグロ大学って言うてるヤツ、誰や?』など、これまで世に放たれた攻めの広告はどのように創り上げられたのか?
2019年のお正月に新聞各紙に掲載される、その広告の打合せに潜入しました。
若手、ベテラン関係なく、チーム5人が、「平成最後の正月広告」だの、「マグロを使おう」だの、活発に発言。
そこで世耕部長が一言、「ふりきるのがえぇんや。どんな反響があるのかビビりながらやるくらいがおもろいんや。」
ふりきる、どんな反響があるかビビりながらも面白がって楽しむ。まさにこれが『攻め』の広報だ!!と、衝撃が走りました。
また、制作には広告代理店にも参加してもらうものの、これまでほとんどのアイディアを広報室のスタッフが自分たちで考えてきたとのこと。
ちなみに、東京出張から帰ってきたての世耕部長は「東京の電車分かりにくすぎんねん!電車降りて隣のビル行くのに40分もかかったわ!」「やっぱ大阪のミナミが1番や~」など、たわいもない雑談の中からアイディアは生まれるのだとも実感。
いったいどのような広告になるのか、2019年1月3日が待ち遠しい!!
とにかくスゴイ。来場者数西日本一のオープンキャンパス
お次は、9月23日(日)に開催された、今年最後のオープンキャンパス。
あの近大マグロ、カンパチの握りが無料で食べられる太っ腹感もすごいこのイベント。メイン会場の11月ホールでは、どこの個性派人気塾講師連れてきたの!?というレベルの、度肝を抜かれるパワフルな入試概要説明が行われ、おもろい&分かりやすい説明にびっくり。そりゃ志願者数5年連続1位になりますわ。
そして、近大のオープンキャンパスはここぞとばかりにイベントが盛りだくさん!
NHK総合「みんなで筋肉体操」の出演で、ネットですんごい話題になった、生物理工学部 谷本直哉准教授による筋肉イベント!(なんだそれ。)。
(ほんまでっか!?TVの人や!テレビ出てた人や!旬すぎる人選!!)と私もテンションアゲアゲに。
イベントでは来場者参加型の筋肉体操が行われ、「筋肉は、裏切らない」という決め台詞に、老若男女が大盛り上がりでした。
そして大成功のオープンキャンパスの打ち上げは、これまた普通じゃない焼肉屋さん「新楽井」へ。何が普通じゃないって?煙がすごくて水中メガネが用意されているのです。
いざ肉を焼き出すと、もくもく煙まみれになって水中メガネがなければ目が痛くて涙がぽろぽろ・・・。
(水中メガネをしていても、鼻からの煙のおかげで結局ずっと目が痛かったです笑)
面白い焼肉屋さんで美味しいお肉、最高の打ち上げでした。
そして後日、しっかり反省会で結果を共有、次年度の課題が話し合われました。ちなみに会議はペーパーレス化が徹底されており、会議資料は事前にデータ共有が当たり前。各自、自分のノートパソコンでデータを見ながら話が進められていました。
知られざる近大広報の本気イベント、報道関係者懇談会!
そしてもう1つ、知られざる広報室のビッグイベント、報道関係者懇談会の開催にも立ち会うことができました。メディア関係者ら100名以上が集まり、細井学長から近畿大学の国際化、産学連携の取り組みについてのお話から始まり、近畿大学の現状について世耕部長が講演。
その後、誰もが驚く最先端のキャンパス内を見学するツアーが行われました。
ツアーには、近大が誇る原子力研究所を見学できるコースも。
日本で原子炉を保有している大学は近畿大学を含めて2校しかなく、その貴重な原子炉を見られるとあって、多くのメディア関係者が興味津々で原子炉を見学されていました。
そして最後は懇親会で、近大産の様々な食材が使用されたご馳走でカンパーイ!
大学のトップである理事長・学長をはじめとする数十人の教職員が、メディア関係者の方々にまごころ込めておもてなしをしながら、交流を深められていました。もうスゴイの一言。
今年で報道関係者懇談会は6年目の開催とのことでしたが、初年度は30名ほどの参加者だったそう。まず、開催を決めてトップの出席を取りつける。なんとしてでも成功させなければならないと、必死に策を考える。1枚の名刺交換も大切にするようになり、何かニュースがあった時も円滑に物事が進めやすくなって、いい循環が生まれる。広報としてだけでなく、世の全ての営業担当者に広めたい心だと感じました。
こんな話題の広報を生み出す職場環境
ガラス張りでオシャレな建物、広々と見渡しも良いオフィス。
世の中の動きがすぐにキャッチできるように、大きなテレビに2画面でニュースが常に流れ、席は毎日、抽選で決定。フリーアドレスでノートパソコンを持ち歩いてどこでも打合せ可能。
1人1台支給のPHSで外線をピックアップ、名刺はスキャンしてアプリで共有、社内連絡ツールで伝達スピード・効率アップ、TV会議で各キャンパスとの意見交換も顔を見て行える、歓送迎会の会費の集金はLINE Payで電子決済。私がインターンに来たのは、最先端のIT企業でしたっけ・・・??と、錯覚してしまうほどのハイテク環境。私には全てがキラキラしてみえました。
『攻め』の広報はここで日々、繰り広げられている・・・
この1ヶ月間、肌で感じたのは、どうしたら記者に取り上げてもらえるか、話題沸騰でバズることができるのかを考えることが、当たり前に行われているということでした。リリース1つにかける熱量と想い、誰が読んでも全て理解できる文章かどうか、写真の角度ひとつもどこからがべストかを考え、ただ発信するだけでなく記事にしてもらえるかどうかを1人1人が必死に考え抜いていました。各イベントにおいても全員が全力プレーで、史上最高を目指し、来場者の満足度向上を目指して次回に繋げる姿勢が印象的でした。
正直なところ、インターンシップに来るまでは14名も広報室に職員がいるとは多すぎない?と思っていましたが、14名じゃ足りないくらいだと感じました。「まだまだ広報としてやらなければならないことが多くあるが、手が回っていない」と、広報室長もおっしゃっており、現状に満足せず次の手を考え続ける、攻めの姿勢をヒシヒシと感じました。
私の質問責めにも丁寧に答えて下さった広報室の皆様から学んだことは、これからも必ずサカイ引越センターに反映させます!!
勉強しまっせ!引越しのサカイ!!ありがとうございました!!
【プロフィール】
中西 宣子(なかにし のりこ)
株式会社サカイ引越センター 総務部 広報担当2014年4月入社。
法人営業職で経験を積み、2018年1月より現職。社内広報を担当している。
記事を読む
この記事をシェア