Kindai Picks

2019.08.20

お前はまだ「キンダイ」を知らない!? 国立大学広報係長が体験した近大広報室の熱いパッション!!

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Kindai Picks編集部

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オリジナル記事

みなさん、はじめまして!群馬大学総務部総務課広報係長の齊藤と申します。 2019年7月に1週間、近畿大学総務部広報室で研修させていただきましたので、 体験レポートとしてお知らせします。

群馬大学と私について


群馬大学は群馬県にある国立大学で、学生数は約 6,500 名のこぢんまりとした総合大学です。周囲に自然が多く静かな環境で勉強や研究に取り組める環境・・・と言えば聞こえは良いですが、夏は猛暑、冬は「赤城おろし」と呼ばれる強風の日が多い過酷な(!?)環境にある、いわゆる「地方国立大学」に括られる大学です。


昨年から漫画「お前はまだグンマを知らない」とコラボしています。

私は、2001年に群馬大学に就職しましたが、広報担当としてはまだ2年目のド素人。そんな私が、世耕総務部長を群馬大学での講演にお呼びしたことがきっかけで、大学界の先頭を突っ走る近畿大学広報室で勉強させていただく機会に恵まれました。事務職員を私立大学に研修派遣するなど群馬大学では初の試み (多分)なので、上司からのプレッシャーも半端ではありません。必ず何かしらゲットしないと手ぶらでは帰れない...と、潜入スパイになったかのような気持ちで大阪入りしました。

いよいよ研修スタート!


噂には聞いていたものの、真新しく洗練された機能的なオフィス、毎日座席が変わるフリーアドレス、様々な賞を受賞した広告とトロフィー・賞状の数々、そして、大阪の街並みを一望できる窓からの眺めなど、溜息が出るほど素敵な環境です。疲れたら学内のお洒落なカフェにコーヒーを買いにも行けます。書類の山に埋もれた私の日常とはあまりにも違いすぎて、「こんなオフィスなら自分ももっと良い仕事ができるのに!!」と心の中で叫んでいました(職場環境のせいにしてはいけませんね)。


座席は毎日くじ引きで決まります。部長、室長、課長など上司が一堂に会しているので、打ち合わせもしやすい雰囲気です。


オフィスのドアを開けるとまず目に入るこの広告。日々、「固定概念を、ぶっ壊す」精神が自然と刷り込まれます。


外来者との打ち合わせを行うカンファレンスルームは、部屋毎に近大養殖魚の名前とイラストが付けられています。こんなところでも大学の取り組みをしっかりPR。

今回の研修は、特別なプログラムはなく、広報室の皆さんの日常業務に適宜、私も混ぜていただくという形態でした。むしろその方が、近大広報室のリアルな面を見ることができるので私にとっては好都合!毎日、様々な業務を体験させていただきました。


公式サイト掲載用ムービーについての打ち合わせ。完成が楽しみです!


交通広告の打ち合わせ。広告代理店と入念な打ち合わせをして、デザインを固めていきます。決して丸投げではないのです。


東京センターでの記者説明会・試食会「配合飼料のみで養成した近大マグロを8月から出荷」。多くの方々にご参加いただきました。

海外メディアによる近畿大学水産研究所(大阪店)の取材に立ち会う機会もありました。私も初めて近大マグロを食べることができ、感無量。お世辞抜きで本当に美味しかったです!
ちなみに、お皿には「卒業証書」が付いています。ここの魚たちは近大の卒業生なのだというストーリーをお客様に感じていただく演出なのですね。こうしたちょっとしたひと工夫がさすがだなと唸ってしまいました。


開店時間になるとあっという間に満席になりました。


卒業証書と魚たち。マグロ以外の魚もとても美味しかったです!


厨房でマグロを撮影する際、料理長とカメラマンが真剣勝負の様相に...。

ド派手だけど、おもてなしの心もしっかり感じられたオープンキャンパス


今回の研修中、一番のビッグイベントは7月21日開催のオープンキャンパスでした。近畿大学のオープンキャンパスは来場者数西日本1位を誇る規模。事前情報では1万人以上の来場者が見込まれるとのことでしたので、この東大阪キャンパスがどんな状況になるのか想像がつかずドキドキでした。

まずは「オープニングセレモニー」。定員1,500人の会場(11月ホール大ホール)があっという間に満席になり、吹奏楽部と応援部の迫力あるステージで会場内は一気にボルテージが上がります!こんなド派手なパフォーマンスがオープンキャンパスで観られるなんて、近畿大学はやっぱり普通じゃありません。


ド迫力のパフォーマンスに客席も盛り上がりました。

続けて同じ会場で開催されたのが、「入試概要説明」。どこかの予備校の名物講師なのかと思いきや、その正体は入学センター事務部長!熱の入ったトークで近大入試について詳しく解説。その迫力に聴き入ってしまうこと間違いなしです!地味な扱いになりがちな入試の説明会がこんなにアツいなんて、近畿大学はやっぱり普通じゃありません。


近大入試にこの人あり!入学センター事務部長の講演はアツい!

体育会公式マスコットキャラクター「KINDAI BIG BLUE」に同行してキャンパス内も巡りました。皆さんから声をかけていただいたり、写真を撮っていただいたり、ハイタッチしていただいたり大人気でした!


ちびっこから大人まで大人気でした!

近大名物「キャンパスツアー」は、「近大オールスターズ」の在学生がキャンパス内をガイドしてくれる企画。それだけなら他大学とあまり変わらないですが、近畿大学はツアールートが一律に決まっているのでなく、来場者の希望に合わせたルートを廻ってくれるのがスゴイところ!約500名の在学生がお待ちしています!Tシャツがカッコ良いです。


学部毎に在学生が待機しています。

今回イチオシの謎解きイベント「ゾンビだらけのサイエンスパニック」は、総合社会学部・岡本准教授がゾンビ監修をつとめる特別企画。最終受付時間まで長蛇の列をなして大盛況でした。ゾンビがウロウロしているオープンキャンパスなんて全国で近畿大学くらいでしょう。


ゾンビ監修の岡本准教授【左】、企画の(株)人間・トミモトさん【右】


ゾンビな皆さんがアカデミックシアターのあちこちにいます。トイレで行き会ったらビックリ。

「近大マグロ&カンパチ試食会」の会場前には、整理券を求める長い列ができていました。食堂の限定ランチ(「近の炙りブリ丼」「近のオムライス」)もそうですが、数量限定企画は、早めに駆けつけた方が良さそうです。私はどちらも食べそこねたのでとても残念でした…。


早く来ないとマグロ&カンパチ無くなっちゃいますよ。

「YouTuberが君に送るメッセージ」は、近畿大学の在学生YouTuberなどとのコラボイベント。開場前から行列ができ、定員1,500人の会場(11月ホール大ホール)は立ち見が出るほどの人気ぶりでした。歓声も飛び交い、さながら アイドルのコンサート会場のような雰囲気に!最後にはYouTuberの皆さんから高校生への熱いエールが送られました。


もはやアイドル並みの人気!?なYouTuberの皆さん。

近畿大学のオープンキャンパスは全体的に「イベント感」に溢れ、大学のオープンキャンパスというよりは、テーマパークに来ているかのような明るく楽しい雰囲気に満ちていました。
『大阪のユニバといえば、近大やろ』の広告コピーに偽りなし!学部別プログラムでは、お硬い学術的な内容も楽しく面白く体験できるように様々な工夫が施され、まさに『知のテーマパーク』でした。


回転するマグロ。思わず写真を撮りたくなるスポットが至る所にあります。


ゲストパスでマグロを作るキャンペーンパネル。その隣では、アンケートを提出するとマグロシャーペンをもれなくプレゼント!

また、会場全体からは、教職員や在学生の「今日は楽しんでいってくださいね!!」という来場者に対するおもてなしの気持ちが感じられました。来場者に配られるパンフレットに書かれていた「本日はご来場いただきありがとうございます」、「お気をつけてお帰りください」という言葉や、近大オールスターズの学生たちが道の両脇に整列して、帰路に着く方々にお見送りの声をかける姿。当たり前のようなことですが、こうしたさり気ない気配りができる大学はなかなか無いと思います。

▶近畿大学オープンキャンパスの詳細はこちら!


近大オールスターズが整列してお見送りしていました。

あっさり崩された先入観


今回の研修で何よりも大きな収穫だったのは、国立大学にいる私たちが近大広報室に勝手に抱いていた、「スタッフ数も予算も潤沢にある」「広報のプロを外から大勢連れてきている」「広告デザインは有名広告代理店に丸投げしている」「ド派手な仕事ばかりしている」などの先入観があっさりと崩されたことです。

驚きだったのは、近大広報室の皆さんの多くは、私たちと同じく通常の人事異動で配置されている「普通の大学職員」だということ。以前の部署をお聞きすると、人事や経理など、広報とはほど遠い方ばかりでした。

また、毎日の新聞クリッピングやオープンキャンパスの資料準備など、いわば地味な仕事も自分たちでしっかりこなしつつ、取材やプレスリリースなどもスピーディーに対応されていました。また、学部まで足を運び、広報担当者と顔を合わせて「リリース件数を増やすにはどうしたら良いか?」について意見交換するなど、地道に底上げを図っていらっしゃいました。


広報室長自ら足を運んで意見交換。

スタッフ数も近大広報室の業務量からいえば決して余裕があるわけではなく(むしろ人員不足は慢性的な課題とのこと)、予算規模も数年前から大幅には変わっていないとのことでした。つまり、「限られた人員と予算」で広報を担っているという点では、私たちの状況と大きくは変わらないと感じました。

ただ、私たちと決定的に違うのは、近大広報室の皆さんが、「自分たちが近畿大学の広報を担っている」「自分たちがやりたいことをやる」「クリエィティブなことも自分たちでやる」という熱いパッションをもっていらっしゃったこと。広報のテクニックなどよりも、こうした想いが土台にあってブレないからこそ、近大広報室の攻めの広報が成立しているのだなと感じました。

さらに、「大学界の常識にとらわれずに面白いことをやる」「こだわるところは徹底的にこだわる」という姿勢も、ややもすると横並びになりがちな国立大学の私たちには無い視点だったので、価値観を大きく揺さぶられました。


多忙な中、大阪名物をご馳走していただきました。大阪の街もアツかったです。

最後に





まさに泳ぎ続けるマグロのように、世間をあっと言わせる新しい取組を仕掛けて走り続けるトップランナー、近畿大学。私はその中核を担う広報室の皆さんの熱いパッションに触れることができ、1週間という短い期間でしたが多くの刺激を受けることができました。この熱の冷めやらぬうちに、「固定概念をぶっ壊す」精神で今後の職務に邁進していく次第です。

世耕部長、加藤室長、そして広報室の皆さん。大変多忙な中、色々とお気遣いいただき、また、ご指導賜りまして本当にありがとうございました!!

齊藤 史泰(さいとう ふみやす)
国立大学法人群馬大学 総務部総務課広報係 所属
2001年10月入職。人事、学務、医事、入試の部署を経験後、2018年4月に総務課広報係に配属。現在は、公式HPやSNSの運営、デジタル広告やオリジナルグッズの企画、学生広報チームの運営、プレスリリース、取材対応などを担当し、新たな広報戦術の一手も検討している。



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