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キャンパスライフ

2022.07.14

一口コンロの限界突破料理!一人暮らし大学生が極小キッチンで自炊に挑戦

Kindai Picks編集部

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オリジナル記事
料理
レシピ
自炊

一人暮らしを始めた大学生から、「一口コンロでの料理ってどうしたらいいの……」という声をよく聞きます。この問題をどうにかしたい! そこで、在学中に一口コンロの神業料理術がSNSで話題になったひろさんにアドバイスをいただき、ひとり暮らし歴1年の近大男子が、一口コンロを使って1時間で6品の料理づくりにチャレンジしました!



こんにちは! 近畿大学文芸学部文化デザイン学科3年生の具 賢宇(ぐ ひょんう)です。ひょんと呼んでください。大学2年生から一人暮らしを始め、今年で一人暮らし歴1年目です。

「一人暮らしは自由!」と聞いていたのですが、バイトに学業に家事……と想像以上にやることが多くてドタバタな毎日を楽しんでいます!

ごはんは、できるだけ自炊をしています。というのも、外食に頼るとお金が飛ぶんですよね…….。「つくる時間と皿洗いの時間を買うと考えれば安上がりだ! 」と邪念が入り、ついつい外食していると、一ヶ月の支出額にビビります。

料理は好きですが、一口コンロでの料理には限界も感じています。



時間も体力も使う料理という儀式……「どうせつくるならおいしく手軽で栄養素の高いものをつくりたい」と思ってばかりで、今日も鶏肉をさっと炒めたものや、焼きそばを食べる毎日です。



ごはんをつくるたびに脳裏をよぎるものがあります。

それは、InstagramやTwitterのタイムラインに流れてくるおしゃれなごはんたち。その中でも、印象深かったのが、こちら。



これらの料理は全て、一口コンロでつくったそうなんです! これが一口コンロでできるって本当!?


もはや料亭!!!!!!


家で串カツまで!?

2020年11月にこの投稿をしたのは、当時関西で大学生だった「ひろ」さん。ぼくと同じ一口コンロから、こんな料理ができるなんて?! いやぁ、ありえない。すごすぎる。

「あんなシャレオツなごはんつくりたいなぁ」と呟きつつ、スマホを置いて、昼ごはんのカップ麺を探していると……

「ピンポーン」(玄関のドアが鳴る)



ひょん

郵便かな? はーい。






こんにちはー! 一口コンロ料理人のひろです。






ひょん

!?





ひろさん

今日は一口コンロのアドバイスにきましたよ。





ひょん

ほんまですか!?





ひろさん

うん! 早速つくろう! おなかすいたでしょ。




と、一口コンロ料理人のひろさんが我が家にやってきました。この時は、我が家の一口コンロから、あんなおいしそうな料理たちが生まれるとは思いもしませんでした……



ひろ
関西出身。一口コンロから500種類の料理をつくる「一口コンロ料理人」として、大学在学中に話題となる。栄養士の母の料理を手伝いながら育つ。小学生の時、「朝ごはんをつくって発表する宿題」で「エビチリ」をつくったことを機に、料理好きに。大学生になり一人暮らしと自炊を始めてから、InstagramやTwitterに料理写真を投稿。2021年3月に大学卒業。会社勤めをしながら、現在は三口コンロのキッチンで料理している。
Instagram Twitter

ということで今日は、料理インフルエンサーのひろさんに料理を教えていただきます!

では早速いきましょう! と思ったら、「料理を始める前に、キッチンを見せてもらえませんか?」とひろさん。どうして?



ひろさん

一口コンロでも、プチ改造をすることで使い勝手がずいぶんよくなるんですよ。





ひょん

よろしくお願いします!





プチ改造で一口コンロを使いやすくしよう




一口コンロでも、プチ改造することでよいキッチンに生まれ変わっていくそう。まずはひろさんからアドバイスをいただきました。



ひょん

どうでしょう?





ひろさん

なるほど、すでにけっこう使いやすくなっていますね! ぼくが考えるポイントは、次の通りです。






ひろさん

あとは、シンク下のスペースを活用できるといいですね。100円ショップなどでも販売されているワイヤーネットとフックをかけていきます。






ひょん

すごい! カレーコーナーができました(笑)





ひろさん

それから、料理をする前にゴミ袋をシンクにかけておきます。そうすることで、野菜クズや肉の筋などを手際よく捨てられます。これは、お好みでS字フックなどを使ってもいいですよ。






ひょん

なるほどー、勉強になります。





ひろさん

キッチンがよくなったところで、料理をつくっていきましょうか。





一口コンロをフル活用。1時間で6品料理にチャレンジ





ひろさん

今日は、「鶏もも肉」を使った料理を主菜に、副菜を2品つくっていきましょう。





ひょん

わーい! ぼくは 体を鍛えていることもあって、鶏むね肉や卵料理をよく食べるんです。





ひろさん

鶏肉は手頃ですし、一人暮らしの財布にも優しいですよね。





ひょん

ふだん、アルバイトに行くときもお弁当を持っていって節約しているぐらい、金銭的に余裕がないのでありがたい……! ちなみに、もも肉の代わりに胸肉でもいいですか?





ひろさん

もちろんですよ。料理をしながら、合間に「一口コンロで料理するコツ」も紹介していきますよ。





ひょん

わーい! うれしいです。今日はどんな料理をつくるんですか?





ひろさん

今日は、こんな料理をつくります。








ひょん

もうおいしそうです……ところで一口コンロで5品もつくれるんですか?





ひろさん

できますよ〜!





ひょん

どれくらい時間がかかるんです?





ひろさん

ぼくは1時間弱くらいでつくります。





ひょん

はやっ!!!





ひろさん

こんな感じのタイムテーブルになります。






ひろさん

最初は時間がかかりましたけど、続けていくと、だんだんコツが掴めてきますよ。余談ですけど、学生時代に自炊をしっかりしたおかげで、社会人になってからも毎日お昼ごはんに弁当をつくっています。





ステップ①まな板ファーストで料理の順番を考える





ひろさん

ちなみに今日は、鍋1つとフライパン2つを使います。「フライパンが1つしかない」という方もいると思うんですが、フライパンが複数あると一口コンロキッチンでの料理がぐんと広がりますよ。





ひょん

おお……ぼくも負けたくないです。つくるにあたってコツがあれば教えてほしいです!





ひろさん

一口コンロって、とにかく料理スペースが限られています。料理をつくる順番を「まな板ファースト」で考えていくんです。





ひょん

まな板ファースト?





ひろさん

はい。今日の食材の中で、一番最後に料理するものはどれでしょうか。





ひょん

鶏肉……?





ひろさん

そうです!鶏肉の生姜パリパリ焼きは、出来立てがおいしそうですよね。まずは野菜を順に切っていき、最後に鶏肉を切ります。





ひょん

なるほど……!





ひろさん

ちなみにこの順番には、食中毒防止の観点もあります。付け加えると、まな板は「野菜用」と「肉用」で1枚ずつ用意した方が良いです。





ステップ②下ごしらえが必要な野菜から切る





ひろさん

野菜を切る順番は、「あく抜き」や「塩漬け」など、下ごしらえに時間のかかるものからです。





ひょん

そうすると、まずは……!





ひろさん

きゅうりを斜めに刻んでいきましょう。「パスタサラダ」に使います。塩揉みをすると浸透圧により余計な水分が出て、シャキシャキした食感が楽しめます。




切ったきゅうりは、塩をふっておく。


ひろさん

次はごぼうです。土付きごぼうを洗うときは、アルミホイルを使います。30センチほど出して、丸めてみましょう。





ひょん

えっ、アルミホイルを?





ひろさん

金たわしで洗うのが一般的ですが、金たわしって使用頻度がそんなに高くないもの。一口コンロの限られたスペースを有効活用するためには、最小限の料理道具を最大限に活用することが大事です。




アルミホイルを使ってゴシゴシ洗います。ちなみに、包丁の背でも代用可。


ひょん

うわー、きれいになっていく! このアイデア、キャンプでの料理とかにも使えそう。





ひろさん

土を落としたごぼうは、水につけて10分ほどアク抜きをします。その間に、生姜を切りましょう。





ひょん

ぼくはふだん、チューブの生姜を使っています!





ひろさん

チューブ入りはたしかに便利ですよね。でも、生の方が圧倒的に香りが高い。それに加えて、食感も楽しめます。




生姜の皮は、ピーラー代わりに、スプーンで皮を剥いてもよい。


ひろさん

次ににんじんです。





ひょん

ぼくは、にんじんを切るのがあまり得意じゃないんですが、コツはありますか?





ひろさん

丸くて固い野菜は、コロコロ転がってしまうことがありますよね。一片を切り落とすことで、平らな面をつくるといいですよ。




切り落として平らになった面を下にすることで、にんじんが安定する


ひょん

なるほど!





ひろさん

料理ってどうしても茶色にかたよりやすいですよね。そんなとき、にんじんは彩りにも使えます。これはちょっと上級者向けですが、ぼくはよく花型に切っています。




にんじんは、ラップをかけて電子レンジで温めるとよい。


ひろさん

さて、アク抜きしたごぼうを刻んでいきましょう。今回は、にんじんとごぼうから「混ぜごはん」と「きんぴら」をつくります。混ぜごはん用は、角切りにしましょう。そしてきんぴらごぼうは、ささがきにします。ささがきは、2段階でつくりましょう。まず縦に切り目を入れます。それから……




左手でごぼうを回転させながら、包丁を斜めに入れて切る


ひょん

(鉛筆削りみたいやな……)





ひろさん

以上で野菜を切り終えましたね。





ステップ③余熱とケトルを有効活用


ひろさん

ここからは、火を使った料理をしていきましょう。ポイントは「熱の有効活用」です。





ひょん

熱の有効活用?





ひろさん

一口コンロには、熱源が一つしかありません。それなのに、先ほどの花型にんじんを鍋で茹でていたら時間がもったいないですよね。そこで、ケトルを利用したり、余熱を利用していきます。





ひょん

なるほど!





ひろさん

次にサラダパスタを茹でます。お湯は、ケトルで沸かします。






ひろさん

そして、一口コンロでは味噌汁用のお湯を沸かしていきます。

両方のお湯が沸騰するまでの間に、シンクにある洗いものを済ませちゃいましょう。野菜しか切っていないので、まな板は水洗いでも大丈夫ですよ。





ひょん

なるほど。待ち時間に洗いものをしておくんですね。ぼくはいつも、料理が終わった後にごちゃごちゃしたシンクの中の食器を洗っていました。





ひろさん

一口コンロでの料理は、待ち時間を有効活用するんです。






ひょん

洗いもの、完了です!





ひろさん

ちょうどケトルのお湯が沸きましたね。それを鍋に注いで……パスタを入れたら、そのままダイニングテーブルへ運んでください。





ひょん

一口コンロで茹でないんですか?





ひろさん

サラダパスタは、余熱を利用して茹でます。




ふたをお忘れなく。


ひょん

ダイニングテーブルへ運ぶのはどうしてですか?





ひろさん

限られているキッチンのスペースを、できるだけ空けておくためです。





ひょん

す、すごい、全く無駄がない……





ひろさん

一口コンロの鍋のお湯も沸いたところで、味噌汁をつくりましょう。水と顆粒だしを入れて、火にかけます。





ひょん

そういえば味噌汁の具は何かあったかな……?





ひろさん

あまっている食材を使いましょう。レタスと油揚げを入れましょうか。




油揚げは油切りをするとなおよい


ひろさん

煮立ったら火を落として、味噌を入れます。





ひょん

火を切るんですね。





ひろさん

味噌をぐつぐつ煮ると、香りが飛んでしまうんです。あと、味噌は発酵食品なので、沸騰させない方が、乳酸菌が生きたまま、いただけるんです。味噌汁ができたらダイニングテーブルへ運びます。あとで、食べる直前にもう一度温めましょう。





ステップ④筋と薄皮をとることで、肉をワンランクアップ!


ひろさん

お待たせしました。最後に鶏肉の料理をつくります。今日のメニューは「鶏肉の生姜焼き」と「鶏混ぜごはん」ですね。まずは、生姜焼き用のたれを仕込みましょう。





ひょん

はい!





ひろさん

先ほど刻んでおいた生姜を、調味液の中に入れます。






ひょん

ちょっとひろさん、たれヤバくないですか?! 生姜が、すごくいい香り……!





ひろさん

そうでしょう? これが、生の生姜を使った理由です。チューブの生姜に比べて一手間かかりますが、何倍もおいしくなるんです。




タレから離れられなくなった


ひょん

料理って、すごい幸せな気持ちになれるんだな……





ひろさん

それはよかった! うれしいです。毎日忙しい中で自炊する意味ってなんだろう、と考えることがあります。もちろん「食費を抑える」ことも大事なんですけど、それだけじゃない。「食は自分の身体を作る」という意味では自炊は自分自身を豊かにしてくれるものであり、「どうしたらおいしくできるんだろう」と考えて、料理する時間も大切だと思うんです。





ひょん

本当にそうだなあ。じゃあ、次は鶏肉ですね! もも肉にも、下ごしらえが必要ですか?





ひろさん

ええ。筋や脂肪分、薄皮をとって、食感をよくしましょう。一度ぼくがやってみますね。




ひろさんによる筋とり


ひろさんによる薄皮とり


ひょん

いつもそのまま焼いてました………! でも、どこまで取ったらいいのかわからへん。ひろさんみたいに上手にとれへんなぁ。





ひろさん

無理のない範囲ですじや薄皮をとり、料理して、食感をたしかめてみる。それを2、3回繰り返すとコツが掴めてきますよ。あせらずやっていきましょう。





ひょん

こんなもんかな……。胸肉2枚とも筋とりができました!





ひろさん

上手ですね! 胸肉は1枚を「鶏混ぜごはん」に。もう1枚を「鶏の生姜焼き」に使います。





ひょん

あのー、混ぜごはん用の皮をとって、もう一品つくれたりしませんか?





ひろさん

ああ、いいですね! 「鶏皮チップス」をつくりましょう。

それでは、皮をとった鶏肉を1センチ角に刻んでいき、混ぜごはん用に仕込みます。





ひょん

できました!






ひろさん

それから、「鶏の生姜焼き」ですが、鶏肉の厚みにムラがあります。このまま焼くと、焦げたり、生焼けになる可能性もあります。どうしたらいいと思いますか?





ひょん

肉をたたく……?





ひろさん

衣を付けて揚げる場合はそうですね。今回は鶏肉のプリッとした食感を大事にしたいので、包丁を入れます。厚い部分を切って開くことで、厚みを均一にしていきます。





ひょん

なるほど! そういえば、鶏肉は下ごしらえの後、すぐ冷蔵庫に戻した方がいいですか?





ひろさん

夏場は食中毒の危険に気を付ける必要がありますが、冷蔵庫で冷やしておいた肉は、室温で30分置いてから焼くとおいしいですよ。

それでは、混ぜごはん用にお米を炊いていきましょうか。





ひょん

あ……! まとめ炊きしたお米を冷凍してあるんですが、使えませんか?




つくり置きを冷凍しています


ひろさん

いいですね! ぜひ使いましょう。そうしたら、お米を電子レンジで温めておいて……混ぜごはんの「具」をつくっていきます。油をひいたフライパンに鶏肉を入れて中火で炒めます。鶏肉は一度油になじませたら、混ぜすぎないでください。

先ほど切ったにんじんとごぼう、それから油揚げを入れて、さっと火を通したら、たれを注いで具と絡めます。






ひろさん

ひょんさん、ちょっと味見してください。






ひょん

えっ?!!! 油揚げがトロトロや! にんじんや鶏と調味料の旨味を全て吸い込んで、口の中で噴火してる!





ひろさん

油揚げはおいしいですよね。たれの水分が1/3ほど飛んだところで、あつあつに温めたごはんを入れましょう。






ひょん

「あつあつ」がポイント?





ひろさん

そうですね。ごはんの熱で具の水分を飛ばすことで、旨味がさらに凝縮されます。水分を制するものは料理を制するんですね。





ひょん

混ぜごはんができあがったから、ダイニングテーブルに運んで……と。





ひろさん

では、「鶏の生姜焼き」です。ポイントは、皮から炒めることです。






ひょん

一口コンロが、レストランの厨房になってる!





ひろさん

両面にしっかり焦げ目がついたら、タレを回しかけていきます。




ぼくの提案で、皮は「鶏皮チップス」に。油を注いだフライパンで、熱するだけ。


ひょん

うわっ、居酒屋で見たことある! ビールと合わせて食べたいな……!





ひろさん

そうですね。ちなみに、皮から出た「油」も有効活用できますよ。チャーハンに使うと最高においしいんです!




ということで……完成!


いつもの一口コンロでつくった自炊ごはん





ひょん

うわー、いつもの食卓が見違える! せっかくだから写真を撮りたいです。コツはありますか?





ひろさん

ぼくはiPhoneで撮影するとき、グリッド線を使うことで水平垂直に撮影するようにしていますよ。






ひょん

うわー! ふだん撮影している写真と全然違う!




ひょんが撮影。きれいな料理写真を撮影するコツは、自然光での撮影。部屋の照明を消して、薄いカーテンを使うと、柔らかい自然光が入ります。


ひょん

では、いただきますー!






ひょん

……。






ひょん

罪深い味……これが一口コンロの料理?!





ひろさん

鶏肉の生姜焼きも熱いうちにどうぞ。





ひょん

鶏肉うまっ! 下ごしらえで筋をとったり、厚さを均一にすることで、お店顔負けの味になっている……!






ひろさん

生姜焼きといえば「豚肉」のイメージが強いですよね。でも、ちょっと食材を変えてみると、料理の応用になるんです。今日は副菜としてつくったきんぴらごぼうに牛肉を入れたら、そのまま主菜になりますしね。





ひょん

うわー、それもおいしそう。





ひろさん

ぜひ料理してみてくださいね。さて、今日のポイントのおさらいです。






ひょん

いやー、いつもおなかを満たすためだけにごはんをつくっているんですが、あらためて、おいしいごはんをつくるって大事なんだと思いました!





ひろさん

うんうん、大事ですね。





ひょん

でも、忙しいと自炊できなかったりしますよね。





ひろさん

そうですね。





ひょん

自炊を続けるコツってありますか?





ひろさん

「毎日できる範囲で料理する」です。






ひょん

えっ?





ひろさん

自炊が続かない理由って「自分で料理のハードルを上げてしまうから」だと思うんです。「おいしくて見た目もよいものを上手につくらなきゃ」って思うと、「料理が疲れるもの」「大変なもの」になってしまいますよね。





ひょん

たしかに。





ひろさん

だから、毎日できる範囲で料理する。焼きそば一品でもじゅうぶんです。そこで「まな板ファースト」を実践してみましょう。段々と料理に慣れて、楽しい部分を発見できるようになります。





ひょん

ちなみに、社会人になった今は、ごはんをどうしていますか?





ひろさん

1日の流れでいうと、夜にさっと仕込みをしておいて、朝起きたらお弁当をつくります。その残りが朝ごはん。お昼はちょっと照れ臭くて、わっぱの弁当箱を職場でこっそり広げてます(笑)





ひょん

なるほど。





ひろさん

ちなみに社会人になってから、料理できる時間は減っていますね。とれて1日に1時間かな。今は3口コンロを使っているのと、学生時代に自炊をしてきたおかげで、今助かってます。





ひょん

最後に、学生のみんなにアドバイスをください!





ひろさん

まずは、週に1日自炊する日を増やしてみませんか? そして、6ヶ月続けてみてください。半年続けてみると「料理の腕があがったな」と実感できます。今は6月ですよね。もう半年したら、新年です。ぼくも経験がありますが、おせちを自分でつくってみてはどうでしょう。





ひょん

ありがとうございました!





料理してみた感想




ひろさんが帰ってから、早速夜ごはんに挑戦しました! メニューは、「親子丼と肉じゃが」です。

ひろさんのアドバイスをもとに、じゃがいも、にんじん、ねぎ、そして鶏肉という順番で切りました。続いて、余熱料理。まずは肉じゃがを加熱。早めに火を止めて余熱で料理している間に、親子丼の具を用意しました。上手にできたかな……!

一品料理でごはんを済ませることが多かったので、こうして副菜があるだけで幸せに感じました。みなさんも、無理のない範囲で、楽しく自炊をしてみるといいかも! ひろさん、どうもありがとうございました!


自炊をすることは、学びを深めること

最後に、農学部 食品栄養学科 明神千穂(みょうじん ちほ)先生からコメントをいただきました!

明神千穂(みょうじん ちほ)

農学部 食品栄養学科 講師
専門:栄養教育、調理科学
大学生アスリートへの栄養サポート、幼児、大学生への食農教育、認知症高齢者への料理活動の実施などを通して幼児から高齢者までの行動変容・QOLの改善を目指したプログラム開発の研究を行っています。


「自炊は面倒くさいもの」。ひょっとしたらそう思う人もいるかもしれません。しかし、食べたい料理を自分好みにつくる楽しさや、食べた人から「おいしい!!」と言われる喜びは、料理をやりがいに変えてくれます。

料理には、「メニュー決め、材料購入、調理、盛り付け、片付け」と様々な工程があり、その一つひとつが、学びや研究と紐づいています。

まずは、食品経済学です。買いものをする際に、食材の流通ルートを想像してみる。あるいは、同じメニューでも、外食と自炊ではどう原価内訳が変わるかを比較してみましょう。

次に、料理は家庭の科学です。「なぜ、玉ねぎを炒めると茶色くなるのか」、「どうしたら肉が柔らかくなるのか」と考えながら調理すると、キッチンが実験室に早変わりします。栄養学の観点から考えても興味深いですね。また盛り付けは、色彩・美的感覚を養ってくれます。

このように自炊は、心身の健康をつくり、さらに考える力も育みます。料理が苦手と思う方も、気軽に自炊にチャレンジしてみてはいかがでしょう!


ひろさんの一口コンロレシピ

鶏肉のパリパリ生姜焼き

【材料】
・鶏もも肉:1枚
・生姜:1/2かけ
・ごま油:大さじ1

【調味料】
・醤油:大さじ2
・砂糖:小さじ2
・料理酒:大さじ1

①生姜は皮をむいて千切りにする。鶏肉は筋や脂部分を除く

②鶏肉の皮目を下にしてパリッとするまでしっかり焼く

③ひっくり返して、5分ほど火が通るまで蓋なしで焼く

④生姜と調味料を混ぜてたれをつくる

⑤たれを鶏肉の皮目にかからないように加え、軽く煮詰めたら完成!


鶏混ぜごはん

【材料】
・ごはん:2合
・鶏もも肉:1枚
・人参:1/2本
・ごぼう:1/2本
・油揚げ:1枚
・こんにゃく:1/2枚
・ごま油:大さじ1

【調味料】
・醤油:大さじ2
・砂糖:小さじ2
・料理酒:大さじ2
・顆粒だし:小さじ2

①鶏もも肉、人参、ごぼう、油揚げ、こんにゃくを全て小さい角切りにする

②こんにゃくはお湯で1分下茹でをしておく

③フライパンを熱しごま油をひいて、鶏肉を加え、鶏肉に焼き目がつくまで焼く

④他の具材も加えて炒める

⑤調味料を全て入れて、蓋をして5分煮る

⑥人参が柔らかくなったら、蓋をとって、軽く煮詰める。温かいごはんに混ぜて完成!
※煮詰めすぎると、ごはんと混ざりにくくなります。


サラダパスタ

【材料】
・きゅうり:1/2本
・パスタ(サラダ用):30g
・ツナ缶:1缶

【調味料】
・塩:ひとつまみ
・ブラックペッパー:適量
・マヨネーズ:大さじ2
・チューブからし:3~5センチ
・めんつゆ:小さじ1.5

①お湯を沸かす。1リットルの水に対して小さじ1の塩を加える

②きゅうりを千切りにする。きゅうりには塩をふりかけて水分をだしておく

③パスタを茹でる

④パスタをザルにあげて、流水で軽くながす

⑤きゅうりの水分をしぼり、水気を拭く。ツナ缶はオイルを軽く切る

⑥材料と調味料を全て混ぜて完成!


きんぴらごぼう

【材料】
・人参:1/2本
・ごぼう:1/2本
・炒りごま:少々
・ごま油:大さじ1

【調味料】
・醤油:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・料理酒:大さじ2
・鷹の爪:1/3本(お好みで)

①ごぼうを洗い、ささがきにして、水に10分つける。人参を千切りにする。鷹の爪は中の種を抜いて輪切りにする

②フライパンにごま油を加えて、水分をふき取ったごぼうと人参を加える

③しんなりしてきたら、調味料を加えて水分を飛ばして、炒りごまを加え混ぜて完成!


お味噌汁

【材料】
・余った具材(おすすめはレタス)
・水:400cc

【調味料】
・味噌:大さじ2〜2.5
・顆粒だし:小さじ1

①具材を切る

②水と顆粒だし、具材を鍋に入れて加熱

③具材が柔らかくなったら、火を止めて味噌を加えてとかして完成!



写真:大越はじめ
編集:人間編集部

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