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2021.11.16

社長と社員の距離がすごく近い!大末建設株式会社 社長×社員座談会

Kindai Picks編集部

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オリジナル記事
OB・OG

近畿大学校友会には、特定の職場で近大卒の社員が集まる職域支部があります。今回は大阪市中央区に本社を置く建設会社、大末建設さんに伺いました。大末建設支部の世代を超えた卒業生3名から、それぞれの在学中の思い出や、普段は恥ずかしくて言えないような、お互いに思っていることをざっくばらんに語っていただきました。

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代表取締役社長
 村尾 和則(むらお かずのり) 昭和63年 理工学部建築学科(当時)卒業

人事部副部長
 神田 和親(かんだ かずちか) 平成5年 理工学部土木工学科(当時)卒業

大阪本店営業第2部
 岡本 幸樹(おかもと よしき) 平成27年 経営学部経営学科卒業


とにかく人に恵まれていた学生生活



左から神田さん、村尾さん、岡本さん

――皆さんが近畿大学に入学したきっかけはなんでしたか?

神田さん岡本さん
私たちは近大附属高校(以下:近高)から近大にそのまま上がった感じです。

村尾さん
私は建築を学びたかったのと、生まれが東大阪市なので、自転車通学できるほど近くにあった近大にご縁があったことです。

岡本さん
自分が中学生の時にはすでに近大は知名度も高く、近大に進学できるから近高にしようというのがありました。



――どのような学生生活を送りましたか?

村尾さん
まずは人に恵まれたというのがあります。私は特に建築学科の先生に可愛がってもらい、在学中には旅行に連れて行ってもらったり、今でも定期的にお会いしています。
神田さんは理工学部で土木を学んでいたので、うちでも最初は土木で入ってもらい、次に営業、今は人事、と貴重なオールマイティな人材なんですよ。神田さんの学生時代はどうだったんですか?

神田さん
私は去年閉店したキッチンカロリーによく食べに行っていました。理工学部のゴルフ部に所属していたので、大学に来るより、ゴルフ場でキャディのバイトばかりしていました。
愛を込めて「キッチンカロリー」に花束を。53年、近大生の胃と心を満たしてきた名物食堂が閉店(店内360度映像付)

岡本さん
私は高校でテニスをしていたこともあり、スポーツ推薦で大学に入りました。学業は単位を落とさない程度にはしていましたが、私もアルバイト中心の生活でした。

村尾さん
大学ではテニスをしなかったの?

岡本さん
大学ではしなかったですね。高校で疲れてしまったというのもあって(笑)。



――それぞれの世代で印象的なできごとがあれば教えてください。

神田さん
生駒祭という学園祭があるのですが、その当時の人気アイドルが来られて、私は高校生だったんですが、大学に行って追っかけをしたりしました。
学祭ノスタルジー キョンキョン、レベッカからgo!go!vanillasまで

岡本さん
近高を選ぶ時にテニス部だけ“坊主”がないって聞いて入ったのですが、入って1か月で坊主にさせられて「やっぱりあるんや」ってなりました(笑)。それで大学に入って厳しい規則から解放されたという解放感はありました。

大学生の時に想像した将来とは違う現在




――学生時代に思い描いた将来と、皆さんの現在はいかがでしょうか。

村尾さん
全然違います。本当は建築設計の仕事がしたくてこの会社に入社しました。結局、設計の仕事はせず、現場での施工管理に携わることになりました。

神田さん
私は理工学部ゴルフ部だったのでゴルフ場作りをしたいなと思い、施工管理希望でゼネコンに入ったのですが、1回も配属されず色んな管理部門に配属されており、想像と全く違いますね。今は、人事部担当なので、自分の配属先も決められると思ったら、そんなことありませんでした(笑)。

岡本さん
自分は地元や周りが建築業の方が多かったこともあり、そういう方面に進みたいと思っていました。技術職ではなく自分に向いている仕事は何かと考えた時に、営業職かなと学生の頃から思っていましたし、実際に営業に配属してもらっています。あとは結婚して子供を育て、いい家庭を築いて、というのを学生の頃は思い描いていたのですが、今は仕事一筋。営業の仕事が楽しくて結婚が遠のいているというのが現状です(笑)。

――卒業生としての近畿大学の魅力、近大を卒業して良かったと思うことはありますか?

神田さん
メディアで学校の名前を聞くと意識しますし、うれしく思いますね。

岡本さん
圧倒的に仕事関係もプライベートも、どこの集まりに行っても、絶対に一人は近大卒がいるくらい卒業生の数が多くて、とても可愛がってもらえます。話題にもなりますし、すごく助けられています。

村尾さん
校友会で副会長もさせていただいていますし、全国経済産業リーダーズクラブの関西地区代表も拝命しており、本当に色々な方との関わり、多くの人脈作りにつながっています。それが仕事やプライベートにも活かされていますし、校友会を通じて自分の世界が広くなり、様々な人と出会えていることに感謝しかありません。毎日、近大の卒業生から何かしら連絡があります。それは仕事の話だけでなく、多岐に渡るお付き合いになっています。

普段はお互いに言えないぶっちゃけトーク!




――大末建設支部としてどういった活動をされていますか?

村尾さん
昨今のコロナの影響であまり活動はできていませんが、近大 EXPO in 台湾にも10数人参加しましたし、一昨年は校友会に協力いただいて水産研究所のある和歌山県白浜町にも訪れました。仲良く活発な支部活動ができていると思います。


2019年度 大末建設支部総会の写真

――神田様、岡本様から見て、村尾社長の尊敬するところはどういったところでしょうか。

岡本さん
最初お会いした時はツッコミが鋭くて話しやすい人だなと思いました。向上心が高い方だなというのと、状況判断が的確で尊敬しています。村尾社長はチャレンジという言葉をすごく発信されていまして、私が入社した時は今まで培ってきたことを大事にして、今あるもので仕事していくという風潮でしたが、今ではあるものも大事にしつつ、新しいことにも挑戦する風に変わったんですね。新しいものに挑戦したら、それにもちゃんと評価してもらえますし、建設業ですので新しい施工方法などに取り組めという話も出ます。今はCMやYouTube等を活用し会社のPRをどんどん発信して、会社をさらに大きくしていこうと動いています。挑戦にはリスクもあるので、普通は守りになりそうですが、社長は挑戦の姿勢で、その挑戦が無謀にならないように状況判断をして、根拠づけもしっかりされているので尊敬しています。

神田さん
社長という立場ですが、偏見なく直接話を聞いていただき、判断も早く誘導してくださいますので、頼れる存在です。大学の先輩ということもあって、話しやすくする雰囲気作りもお上手ですし、好きなことを言わせてもらっているので非常に助かっています。



――村尾社長から見て、神田様、岡本様の凄いところや今後期待することはどういったところでしょうか。

村尾さん
神田さんは一言で「ええ奴」なんです。温厚で特に人の面倒見がよくて、社員が私には話さないことも、彼が話を聞いてくれるということもよくあるんです。懐が深くて優しさもあるし、何百人もいる社員のことを把握しているので、よくアドバイスをもらっています。頼りになる社員であり、後輩です。これからは私の片腕になっていってもらえたらなと思います。岡本くんは私にも開けっ広げに思ったこと、感じたことを話してくれるし、逆に彼にもこうしなさい、ああしなさいとも言えるのはいい関係だと思います。彼のいいところはバイタリティがあるところですね。他の社員は私の前では、構えて縮こまってしまうことがあるのですが、彼の場合は「僕がやります」とか「何でも言ってください」など前向きに対応してくれます。その気質は営業マンに一番適しているので、若手営業の中でも先頭を走っていると思います。このまま人脈が増えていったらトップ営業マンになってくれるだろうと期待しています。

――今後の目標について教えてください。

村尾さん
近畿大学校友会としてさらに活動の幅を広げたいと思います。会社のことは、建設業界はバブルがはじけ、リーマンショックもあり、長らく低迷している時期がありました。昨年、社長に就任しましたので、これを契機に様々なことにチャレンジし、成長拡大路線に乗せていきたいと思っています。

神田さん
村尾社長の発信する「成長する」「強みを持つ」「チャレンジする」この3つの言葉をモットーに、人材育成などの業務を全うできるように活躍したいと思います。

岡本さん
まだ自分自身が全然ダメだなと思うので、私が成長することで会社に貢献できればと思います。色んなことに挑戦してスキルアップしていければと思います。


取材・文:笑屋株式会社
企画・編集:近畿大学校友会

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