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2021.01.12

知れば大相撲が楽しくなる!力士になる条件、給与や賞金…意外と知らない相撲のハナシを近大OBの元力士・大岩戸関に聞いてみた

Kindai Picks編集部

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2021年1月10日に大相撲一月場所が始まりました。じつは近畿大学は、全国でも有数の相撲強豪校です。現在、大相撲では4人の卒業生が幕内力士として活躍しています。大相撲は単なるプロスポーツではなく、日本古来の伝統文化を継承してきた神事でもあります。「大相撲の世界をもっと知ってほしい!」と近大OBであり元幕内力士の上林義之さんが、ビギナーに向けた相撲の基礎知識や、テレビで見る大相撲の楽しみ方などを教えてくれました。



Kindai Picks読者の皆様、こんにちは。近畿大学相撲部OBで大岩戸(おおいわと)という四股名で力士をしておりました上林義之(かんばやし よしゆき)です。現在はABEMAで大相撲の解説などをやらせていただいております、どうぞよろしくお願い致します。

相撲の強豪校である近畿大学ですが、近大相撲部の強さについては、以前こんな記事を書かせていただきました。

近大OBの元大相撲力士が語る、近畿大学相撲部の強さの秘訣とは

2021年1月10日から、一月場所が始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大によって、昨年は大相撲界も大きな影響を受けました。五月場所は中止になり、その後も本場所は開催こそされましたが、観客動員数を半分まで減らすなどの措置を強いられました。まだまだ苦しい状況ですが、新年を迎え、力士一同、一生懸命頑張っております。新しい年を迎えた大相撲を、さらに多くの人に見ていただきたい、そう願っております。

しかし、風習やルールなど大相撲の世界を詳しく知らないと、観戦の楽しみ方がよくわからない……という方も多いかもしれません。若い人で相撲が好きだという方は、小さい頃に親御さんや祖父母の方にルールなどを教えていただいたことが多いみたいです。大相撲はただのスポーツではなく、「国技」として古来より伝わってきた神事でもあります。日本の昔からの伝統文化を継承してきた儀式なのです。

江戸時代、相撲は町民のエンタメとして絶大な人気を誇りました。現代における芸能人のポスターのように、人気力士たちを描いた浮世絵もたくさん残されています。

相撲を知らない人にも、相撲の奥深さと面白さを知っていってほしい。今回は【相撲に関する基本的なQ&A】に答えてみました。基本的な大相撲のシステムから見所まで解説していきます。


力士の条件は身長167cm&体重67kgから! 力士に関する基礎知識




そもそも、お相撲さんってどうやったらなれるのでしょうか?

お相撲さんになるためには、日本相撲協会が実施している新弟子検査に合格しなければいけません。検査は年6回、本場所前に行われ、卒業シーズンの3月が就職場所といわれるように入門者数が多くなります。この検査に合格すると、晴れて正式な力士になります。

受験資格は、中学校卒業以上の義務教育を終了した者から23歳未満の男子です。学生相撲出身者や、他のスポーツ経験者としての何らかの実績があれば、25歳未満まで受験できます。

身体の制約は、身長167cm以上、体重67kg以上。さらに内臓の精密検査もあります。健康でなければ激しい稽古に耐えられないからです。そうしたチェックをパスすれば、晴れて合格となります。ちなみに、三月場所前に限り、中学卒業生は165cm、65kgジャストでも合格できます。これは、まだ成長期の途中で、これから身長が伸びる見込みがあるからです。また、学生相撲出身で特に実績のある選手に関しては体格は不問です。

新弟子検査に合格し、相撲部屋に所属してもいきなり活躍できるというわけではありません。新弟子検査に合格してからの半年は両国国技館にある相撲教習所に通って、力士としての知識や技術を学びます。さらに部屋では基本的には格付けが一番低い「序の口」という番付からのスタートとなります。部屋では稽古だけではなく、その合間に雑用をこなし、本場所でも付け人として、取組の際の補助しながら、一つ一つ大相撲の世界のしきたりを覚えていきます。

厳しい世界ですが、強くなればいいわけですからひたすら力士は稽古に励むのです。

フリーの力士はいますか?

「フリーの力士」というものはありません。力士は全員、各相撲部屋に所属しなければいけません、移籍などはないです。師匠が退職し部屋を閉じるなど、特別な事情がない限り、引退までずっと入門した相撲部屋に所属することになります。

力士って全体で何人くらいいるのでしょうか?

現在、大相撲界は665人の力士がいます。20年ほど前は大相撲人気が高く、900人くらいおりましたが、その頃と比べると人数は減りました。しかし、海外にも熱狂的なファンがいるほど、世界中で大相撲は人気があるのです。コロナが流行する前は、東京の両国には一年中外国人観光客が来ておりました。


近大相撲部、ちゃんこ番の様子。近大の相撲部では大相撲の部屋と同じような制度があり、1年生がもちまわりでちゃんこを作ります。

お相撲さんの身体ってすごく大きいですよね。1日どれくらいごはんを食べるのでしょうか?

お相撲さんの食事は基本的に1日2食です。昼は必ずちゃんこ鍋を食べます。なぜ鍋を食べるかというと、激しい稽古で失った水分と塩分と栄養をしっかり補給するのにお鍋が一番理にかなっているからです。あと、しっかり火を通しているのでお腹を壊さないことと、とにかく食費がかかるので、鍋が一番コストがかからないという理由もあります。食事の量は最低でもどんぶり飯3杯以上、ちゃんこ鍋も3杯以上、そして2品か3品のおかずを食べます。稽古で失った栄養を補給するには量をしっかり食べないといけません。太りにくい人はもっと食べて体を大きくしようと努力します。食べることも稽古のうちと言われており、力士は食事でも頭を使い、ふりかけや納豆など、自分たちで味に飽きないよう工夫もします。これがお昼の食事、夜に鍋はあまり作りません。ごはんに普通のおかずを作って食べます、もちろん量は多いです。

じつはお相撲さんが食べるものは全て「ちゃんこ」と言います。代表的な食べ物が鍋なので、ちゃんこ=鍋と思われがちですが、シチューもカレーライスもちゃんこなのです。


ただ太っているわけではない! 力士の強さに関する知識



大相撲で相撲をとっていた、現役時代の私です。150kgほどありました。

たくさん食べるだけで、あんなに大きな身体になれるのでしょうか?

稽古・食事・休息を繰り返して骨ごと大きくなります。力士は朝ごはんを食べません。朝、稽古をしてから昼にはじめて食事をとります。渇いた胃袋に栄養満点のちゃんこ鍋をたくさん食べ、そのあと昼寝をして体を休めるんです。こうすることで、激しい稽古で破壊された筋肉が修復され、やがてしなやかで柔軟な、筋骨隆々の身体になっていくのです。筋肉がついてきたらその上から徐々に脂肪もついてきますが、この脂肪は必須要素で、相撲で激しくぶつかりあった際の衝撃を吸収してくれる役目を果たしてくれるのです。また、激しいぶつかり合いの稽古の衝撃で、全身が骨太にもなります。お相撲さんはただ太っているわけではなく、アスリートとしての身体能力を兼ね備えた大きな体に仕上がっているのです。

強い力士とはどんな人をさしますか?

相撲の稽古を淡々と積み重ねた人間が強い力士になります。相撲の稽古は長い時間をかけて作り上げる地味で単調な基本の稽古が多いです。これを地道に続けられる精神力がないと強くなることはできません。片足を高く上げて地面に下ろす「四股」、柱に向かって突っ張りを繰り返す「テッポウ」、足裏を地面につけ、低い姿勢で足を擦って歩く「すり足」。これを毎日毎日繰り返していくことで、次第に体幹が鍛えられ、強靭な足腰となるのです。しかし、中々結果が出にくい上に、少しでも集中力が途切れると続けられません。

毎日繰り返し行う「すり足」体幹を鍛え、強靭な足腰を手に入れるために必要な練習。

そして、相撲を取る稽古、ぶつかり稽古も大事です。毎日毎日、相手とぶつかり合って、あの強烈な衝撃に耐えうる身体になります。そして息も絶え絶えになったところで、さらに追い込みのぶつかり稽古。ただひたすら相手を押すだけですが、これがとても大変です。例えるならば持久走のラストスパートの場面と似ております。生理的な限界を超えて、肉体の限界まで体を追い込みます。この状態でいかに相手を押せるか……限界の状態で重ねるぶつかり稽古は心拍数が最大まで上がる過酷な稽古ですが、本場所の土俵の上で緊張感で心拍数が上がった時のためのシミュレーションにもなるのです。

肉体を限界まで追い込むための、ぶつかり稽古。本番さながらの緊張感で挑むことが大切。

最近スポーツジムなどで、ウェイトトレーニングをする力士が増えました。普段の相撲の稽古では物足りない場合や、怪我のリハビリという意味なら相乗効果はあるかと思いますが、トレーニングが主になるとかえって怪我の原因になりかねません。重たいものを担いだり持ち上げたりするのは自信になります。しかし、安全性を重視した設計のマシンを使い、シューズを履いて、滑らないゴムマットの上で行うトレーニングば相撲の動きには繋がりません。相撲は滑りやすい砂の上で裸足で行い、なおかつ大きな体の力士が攻撃してくるわけですから、筋力トレーニングとは異なる世界なのです。


多くのスポーツで重要とされているウェイトトレーニングですが、相撲にはマッチしないことも。

大相撲でよく聞く「幕内・幕下」ってどういう階級なんでしょうか?

幕内や幕下という言葉は、いわゆるランクのことです。「幕内」とは横綱、大関、関脇、小結、前頭……といった階級がある地位の総称のことを言います。この地位まで上がれば、テレビ放映などで取組が放送され、知名度がグッと上がります。番付表を見てもわかる通り、文字が大きくハッキリわかりやすいですよね。


横綱は大相撲の頂点に立つ存在。すべての力士がその地位を目指して日々稽古に勤しんでいる。

多くの皆さんが知っている力士といえば、だいたいは幕内の力士のことでしょう。でも、相撲界全体の人数からすると、約7分の1の人数しかおりません。定員は42人、この地位で優勝したら幕内最高優勝となり、天皇賜杯を授与されます。


出稽古で近大まで来てくれた、OBの朝乃山関。

近大出身では、大関朝乃山と前頭の徳勝龍もこの幕内で優勝を果たしました。関脇以下に限りますが、優勝の他に三賞(殊勲賞・敢闘賞・技能賞)なども好成績の力士に授与されます。

番付表のイメージ。右上から横綱、大関、関脇……と、序列順に名が記される。また、地位の下に出身地、名前が連なる。

幕下とは番付表上で幕内の下の段に記載されている地位です。幕内と幕下は名前こそ似てますが、待遇面では天と地ほどの差があります。まず、番付表を見てもわかる通り、文字の大きさが全然違いますよね、正直読めないくらい細かい字で書いてあります。そして、幕下まではお給料がありません。2ヶ月に1回の本場所ごとに場所手当としてわずかな給金がもらえるだけなのです。

幕下のなかでも上位のランク(番付表の画像の、幕下のなかで文字が太い部分です)に位置する地位は十両と言います。正式名称は十枚目(じゅうまいめ)と言いますが、これは江戸時代に幕下でも十枚目までの力士は、特別に給料が支払われ、その金額が十両だったことからこの名前がつきました。 大相撲界ではこの十両から一人前となり、それまで付け人に着く側から、付け人を従える身分になるのです。また無給から月給をもらえるようになり、あらゆる面で待遇が変わるのです。十両は現在東西で14枚目まで、合計で28人の枠がありますが、 幕下筆頭(1枚目)と十両14枚目は、番付上は1枚しか変わらなくても、その開きはとても大きいのです。

力士はどうやってお金を稼いでいるのでしょうか?

相撲の世界はとにかく勝てば勝った分だけお金がもらえるシステムになっております。優勝すれば賞金がもらえますし、幕内力士に関しては懸賞金ももらえます。十両からは月給制ですが、場所手当てしかもらえない幕下以下の力士は、一つ勝つごとに「勝ち星金」と呼ばれる給金が加算されていきます。 幕下であれば、1勝するごとに2500円が支払われます。

Youtubeチャンネル『NHK WORLD-JAPAN』英語版・懸賞金動画。土俵の周りを懸賞旗が回るシーンは、TVでご覧になったことがあるという人も少なくないはず。

とはいえ、力士たちは相撲部屋に所属しているので衣食住には困りません。相撲のファイトマネーって意外と少ないと思われるかもしれませんが、他のスポーツと違って生活の基盤は保証されているので、生活に困るということはないのです。


テレビはベストアングルで相撲を見れる! 大相撲に関する基礎知識




年に何回くらい本場所があるのでしょうか?

1年間のうち本場所は6回行われ、取組の数(試合数)は階級により変わります。奇数月に行われ、1月、5月、9月は東京、3月は大阪、7月は名古屋、11月は福岡で開催されます。

十両以上は15日間毎日取組があり、幕下以下はだいたい2日に1回のペースで七番相撲を取ります。半分以上勝てば勝ち越しとなり、次の場所で番付(ランク)が上がります。十両以上は8勝、幕下以下は4勝で勝ち越しとなります。

大相撲では勝敗が決まった時に技名が毎回出ますが、勝ち負けにポイントに関係ありますか?

特に関係はありませんが、多彩な技が出ればお客さんは盛り上がります。「押し出し」や「寄り切り」など取組のあとはどんな技で勝ったかが紹介されますが、技は勝ち負けの評価には特に影響はありません。どんな勝ち方でも特に差はないのです。しかし、珍しい技が出ればお客さんは大喜びです。昔は平均的に力士の身体も小さく、小よく大を制するために多彩な技がたくさん出ました。最近では、ネット上でその日一番活躍した力士を決める投票がありますが、やはり小さい力士が常に上位にランクインします。小さい力士はやはり人気が出ますし、注目度は上がります。現代では力士も大型化になり、技の種類よりも、立ち合いの突進力や、体と体の激しいぶつかり合いが醍醐味になってきました。



テレビで大相撲を楽しむための見方ってありますか?

じつは、相撲を観戦するにあたって一番いいアングルで見れるのが、テレビ中継なんです。力士たちのぶつかり合いがベストポジションで見れますし、ぶつかった時の音も聞こえるので迫力が伝わります。しかも、一瞬で勝負が決まってしまうのが相撲ですが、テレビならスローでもう一度VTRが出るので、見逃すこともありませんし、解説つきなのでよりわかりやすいです。

そしてテレビで見るもう一つのメリットは家にいながら、リラックスして見れることです。ゆっくり足をのばして、食べ物や飲み物を用意しながら見るのも楽しいですよ。

それから、力士のカラフルなマワシの色も注目です。最近は色鮮やかなマワシが増え、正絹で作られているマワシはより映えるようになりました。あとは懸賞金の垂れ幕も有名企業のものがかけられていて面白いですよ。ちなみに、カメラから見て土俵の奥の客席は「向正面(むこうじょうめん)」と言われますが、たまに有名人が座っていて、それがSNSなどで拡散されて話題になることも。常に定位置に座っている人もいますね。

大相撲って何時ぐらいの放送が一番の見所なんでしょうか?

盛り上がるのは「中入り」と呼ばれる、幕内の取組が行われる時間帯(16時頃から)が華やかで盛り上がりますね。有名な力士たちが登場するので、テレビの放送も中入りの時間帯が多いですから、テレビで見ている限りは確実に一番盛り上がっているタイミングで観賞できるというわけです。

しかし、本当の相撲通がオススメしたいのはだいたい14時から15時の取組です。この時間帯の相撲はBS放送、もしくはWeb放送の「ABEMA」でしか放送されないのですが、幕下と十両の境目辺りにいる力士たちの取組が中心になります。知名度も、地位も、ファイトマネーも跳ね上がるか上がらないかの境界線にいる力士たちの取組は、まさに人生を賭けた戦い。一つの取組にかける意気込みが違うので、見ている方も緊張すると思います。


髷が結えなくなったら引退!? 力士に関する小ネタ




頭髪が薄くなり、髷を結えなくなったらお相撲さんは引退しなければならないという話を聞いたことがあるのですが、本当ですか?

中々シビアな質問でございます(笑)。でもこれは本当です。原則として、髷が結えなくなったら力士は引退です。昔、横綱で「栃木山」という力士がおりましたが、強い盛りの時に髷が結えなくなり、引退しました(これには諸説あり)。引退後、力士だけでなく引退した人も参加できる(当時のルール)全日本力士選手権に出場して、現役力士を破って優勝したのは有名です。

しかし、髷が結えなくなったからといって、諦めるのはまだ早いです。「床山(とこやま)」という髷を結う専門の職人さんがいますが、彼らが力士それぞれの頭の特徴に合わせて髷を結います。髪の毛の量が少ない力士は、髷の束ねている部分に、エクステのような付け毛をくっつけて結びます。ちなみに、その付け毛はどこから入手するかというと、逆に毛の量が多過ぎて髷を結いにくい力士の頭部の真ん中の部分の毛を刈り取るのです。これを中剃りと言って、河童みたいになります(笑)。

こうやって、床山さんの工夫で毛の量が多い人も少ない人も、ちゃんと髷が結えるように工夫しているのです。

体が大き過ぎて生活に困ることってありますか?

わかりやすいのは公共機関に座りにくいことですね。電車だと座席の2〜3人分を埋めてしまうので、私が現役の頃は座るのを諦めて立っていました。飲食店のトイレも狭くて大変でしたね。また、指が太くなってATMやスマホのボタンが押しにくいということもありました。

ちなみに、分厚い筋肉の上に脂肪が乗っているし、毎日マワシ一丁で裸で稽古してるので、冬は寒さ知らず。逆に夏は暑くてたまりません(笑)。


ちなみに、服は大きなサイズの服を取り扱う専門店で買うことが多いです。

「推しのアイドル」みたいに、力士は直接応援できるものなんですか?

土俵の上では1対1の戦いですが、やはり応援してくれるファンの方の声援はとても励みになります。もし「推し」の力士が見つかったら、 ファンレターやプレゼントを部屋に送ってみてはいかがでしょうか。また、各部屋が開催している千秋楽パーティーなどのイベントでは、実際に力士たちと話すことができます。

もっとすごい応援をしているのが、いわゆる「タニマチ」という個人のスポンサーです。ごひいきにしている力士を食事に連れて行ってくれたり、プライベートの場で面倒を見てくれる人たちです。この「タニマチ」という語源は諸説ありますが、大阪の谷町にいた相撲好きのお医者さんが、力士を無料で診察したことからきているそうです。


終わりに




厳しい稽古に耐え抜いた者だけが強くなっていく大相撲の世界。古くからの慣習も残っており、現代社会のなかで育ってきた人には中々大変な世界です。しかし、令和まで少しずつ形を変えながらも、ずっと伝統を守り続け、今なお多くの人に支えられてきました。

学生の皆さんと同世代、もしくはそれより年齢が若い人たちは自分の目標に向かって日々稽古を頑張っています。その毎日の生き様をいかんなく発揮する本場所を、ぜひテレビや生で観戦をしてほしいです。大阪なら、毎年三月に旧大阪府立体育会館のエディオンアリーナ大阪で本場所が行われます(現在はコロナで開催場所が東京になる可能性もあり)。相撲という伝統文化の世界に身を投じ、鍛え上げた力士たちの相撲は人生そのもの。見応えがあり、きっと「相撲は感動を与えてくれるスポーツ」だと気付くはずですよ。


取材・文:平山靖子
撮影:藤原慶・森裕人
企画・編集:人間編集部

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