2019.03.27
歌詞から読み解く「平成」の恋愛観!ラブソング1350曲を言語分析してみた
- Kindai Picks編集部
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「平成」も残すところあと僅か。インターネットや携帯電話の普及により、人々のコミュニケーション行動が変化した平成という時代。この30年間で若者の「恋愛観」にも大きな変化があったのではないでしょうか?そこで、「昭和」と「平成」にヒットした恋愛ソングの歌詞を言語解析。平成の恋愛観がどう変化していったのかを調査してみました。
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こんにちは、ライターのらんらん(平成6年生まれ・24歳)です。
「平成の恋愛ソング」と聞いて、みなさんはどんな曲が思い浮かびますか?
私が高校・大学時代によく聞いていた恋愛ソングは……
椎名林檎「ギブス」[歌詞]
西野カナ「もっと...」[歌詞]
加藤ミリヤ「WHY」[歌詞]
いずれも、何度も何度も繰り返し聴いていた思い出があります。上記の曲をご存知でない方も歌詞にさっと目を通してもらえれば察しがつくと思いますが、このような曲をよく聴いていた私は超恋愛依存体質。常に恋愛が脳内90%以上のシェアを占め、好きな人を中心に私の世界は回っており、この世のすべて……なタイプです。
こんなふうに、自分の恋愛観に近い歌詞の恋愛ソングをよく聴いたり、好きになったりという傾向はみなさんにもあるのではないかと思います。
つまり、平成にヒットした恋愛ソングの歌詞を分析すれば、平成の日本人の恋愛観を探れるのでは……? というのが今回の企画。
昭和の戦後から平成、平成元年から平成31年でヒットした曲(年間シングル売上を参照)の歌詞を各年20曲程度、計1350曲(昭和:737曲、平成:613曲)収集して、テキストマイニング※してみました。
※テキストマイニング:大量の文章データから、有益な情報を取り出すこと。
昭和の恋愛観 vs 平成の恋愛観
まずは平成元年から平成31年でヒットした恋愛ソングの歌詞をインターネット上から集めます。
ちなみに、著作権法で
については著作権者の許諾なく著作物を利用することができます。
このデータの中から恋愛に関するキーワード「恋」「愛」「好き」「キス」「抱く」を含む歌詞の曲を恋愛ソングとしました。また、残りの歌詞についてはすべて目を通し、明らかに恋愛について歌っていると感じる曲については恋愛ソングとしました(私の主観になってしまいますが)。
まずは、昭和と平成それぞれの特徴語※ランキングトップ10を出してみました。
※特徴語:テキストを特徴付けている単語のこと。昭和と平成どちらかでよく使われている単語は特徴語スコアが高くなる。一方で使われている回数が多くても、昭和と平成どちらの歌詞にもよく出てくる場合、特徴語スコアは低くなる。特徴語を抽出する記述は検索機能などに応用されている。
昭和は「恋」「涙」「泣く」など、悲しい恋を連想させるような単語が上位に、平成は「今」「夢」「愛」など、なんとなく明るい印象の単語が上位にきています。
また、昭和では「恋」が1位なのに「愛」はランク外、逆に平成では「愛」が3位なのに「恋」がランク外という結果に。
さらに、恋愛のスタイルが現れそうな「泣く」と「キス」に関連する単語の共起ネットワーク※を作成してみました。
※共起ネットワーク:テキスト内で一緒に使われることが多い単語同士を線で結んだ図。下記の図では使われている回数が多いほど円は大きく、また一緒に使われることが多いほど太い線で描画されている。
共起ネットワークの繋がりを見ることでどんな単語が「泣く」や「キス」と一緒に使われているかが分かります。つまり、どんなときに泣いて、どんなキスをしていたのかを推測することができます。
「泣く」に関する共起ネットワーク
▼昭和の「泣く」
「夜汽車」や「汽笛」という単語は昭和でしか絶対に出てこなさそうですし、「マドロス」とい言葉も初めて聞きました。(船乗りという意味らしい…)
そんな昭和感溢れるワードと共に、先ほどの特徴語と同様にめちゃくちゃしんどそうな言葉がいくつも並んでいます。どうしてこんなにも昭和の恋愛はしんどうそうなのでしょうか…。
▼平成の「泣く」
平成を見てみると、「泣く」の付近に「生きる」「歩く」「希望」「笑う」「明日」という超前向きな単語が並んでいます。
また、昭和の単語は「別れる」「忘れる」「甘える」「恋しい」「傷つける」は相手に対する感情や行動が多いのに対し、平成は「悲しむ」「強がる」「笑える」「平気」「弱音」など自分自身の感情や行動を表す言葉が目立つように思います。
「キス」に関する共起ネットワーク
続いて「キス」に関連する単語を見てみましょう。
▼昭和の「キス」
「妖精」「銀河」「星くず」「ダイヤ」「真珠」「オーロラ」「マーメイド」「パール」など今ではあまり使わないようなロマンチックな単語が多い気がします。ロマンチックな単語以外についても具体的な名詞が多く、比喩っぽい表現がたくさん抽出されているように思われます。
また、図全体として単語同士の繋がりが少ない点も特徴的です。
▼平成の「キス」
一方で平成は、昭和と比べるとやや抽象度が高い単語が多いように感じます。昭和では「ダイヤ」や「パール」があったのに対し、平成では「宝石」に。なおかつ、特別ロマンチックだと感じる単語もないように思います。
今回取得した歌詞データで「キス」が使われている回数を数えてみると、平成では53回使われていました。しかし、昭和ではもっと少なく18回しか使われておらず、平成の「夏」「青い」「砂浜」「水着」のような定番シチュエーションはなさそうです。
それにしても、平成はここのあたりの単語がとても気になります。
夏休み前になるとみんなソワソワしだして、女子は可愛い水着を買って、青い海&白い砂浜&照りつける太陽の下で男女半々くらいのグループでキャッキャした後、気になる異性と二人きりになりお互い黙り込んでからのキッス……!
からの「大胆」「背中」「外す」!
ありがちすぎる。
私は、そんな同級生たちの様子をインスタグラム越しに恨めしく眺めている側の人間でしたが、このようなありがちなシチュエーションが歌詞にしっかり反映されていることが分かりました。
平成については共感できる部分もあるものの、昭和の恋愛事情がいまいち分からないこともあり、昭和に学生時代を過ごし、現代の社会現象やポップカルチャーに詳しい先生に、この結果を見ていただくことにしました。
昭和に比べて、平成は恋愛がうまくいきやすくなった?
今回、お話を聞いたのは近畿大学総合社会学部 社会・マスメディア系専攻の清島秀樹(きよしま ひでき)先生。
今日はよろしくお願いします! 早速ですが、昭和と平成の恋愛ソングの特徴的な単語の中で気になった点はありましたか?
「雨」とか「夜」なんて、まさに!! という感じだよね。「涙」とか「泣く」という単語にも昭和っぽさがよく表れていると思う。
昭和っぽさ……? そもそも、昭和と平成の恋愛にはどんな違いがあるんですか?
まず、昭和と平成で大きく違うのは、連絡やコミュニケーションの仕方だよね。昭和の固定電話しかなかった時代は、とにかく待つ。恋愛=すれ違いの時代だった。有名なJR東海のクリスマス・エクスプレスのCMソングにもなった山下達郎の『クリスマス・イブ』でも「きっと君は来ない」って歌詞があるよね。今だったら、来るか来ないかなんてLINEで連絡すればすぐ分かる。でも、その当時は、来るか来ないかも分からないし、約束した時間に相手が来なくても待つことしかできなかった。
……辛すぎる。彼氏のGPS情報を常に監視している私にとっては考えられない世界です。
それはそれで怖いけどね。むしろ、そんなすれ違いを耐え忍ぶことに対して美意識を持っていた時代なんだよね。
理解できないです……。
それから、『クリスマス・イブ』の歌詞にもあるように、すれ違う恋愛の情景を「雨」とか「夜」で表現している曲は多いね。そういうところに昭和っぽさを感じたよ。
つまり、昭和はすれ違いの恋愛が多かった故に、辛そうな印象の単語が上位に多かったんですね。そして、平成になると携帯電話やスマートフォンが使えるようになって、すれ違いの恋愛が少なくなったということですよね……?
その通り。平成のほうに前向きな単語が多いのは、昭和に比べると恋愛がうまくいきやすくなっているからじゃないかな。
なるほど! スマホで常に彼氏と連絡を取り合える現在ですら、恋愛で辛いと感じることが多い私が昭和に生まれてたら……。考えただけでこわいです。
平成に入って、不倫や浮気が急増した?
©ぱくたそ
続いて、「泣く」の関連語の結果はどうでしょうか? 昭和は相手に対する感情や行動を表す単語が多かったのに対し、平成は自分自身のことを表現する単語が多いように感じたのですが……
おそらく恋愛ソングを聴くターゲット層が昭和と平成では異なるからかもしれないね。僕らが学生の頃は恋愛ソングを口ずさんだりしなかったんだ。ラジオの深夜放送が始まるまでは、若者が一人で音楽を聴くという環境がなかった。今みたいにカラオケ専門店もないしね。
えっ?
戦後の恋愛ソングは飲み屋にあるカラオケで歌うおじさん、おばさん向けに作られていたんだよ。だから、昭和の恋愛ソングというのはリアルタイムで共感できる曲ではなく、理想の恋を歌った曲が多いと思う。
若者が全然恋愛ソングを聞いていなかったとは……! 驚きました。
平成がはじまると、ウォークマンなんかもでてきたりして、若者が恋愛ソングを聴くようになった。すると、若者が自分自身の恋愛と重ね合わせて聞けるような曲が売れるようになってきた……ということだと思う。
確かに私も恋愛ソングを聞くときは「その気持ち分かる〜!」って思いながら聞くことが多いです。だから、自分自身の感情や行動を表現する単語が増えたのかもしれないですね。
それより僕は、平成の「泣く」の関連語の中にある「トラブル」とか「憎い」なんかが気になったね。これ、平成に入ってから不倫とか浮気が急増したからこそ関連しているキーワードだと思うんだよね。
えっ? 不倫や浮気が急増したんですか…?!
さっきも話したけど、昭和はとにかくすれ違いが多かった。だから、不倫や浮気なんて、普通の恋愛に比べてもっと難易度が高かったんだよ。でも、ポケベルや携帯電話が使われるようになって、社内不倫が増えたってその当時もよく聞いたよ。
恋愛だけじゃなくて、不倫や浮気もうまくいくようになってしまったんですね……。最近だとマッチングアプリを使っている人も多いですし、相性のいい恋人を探すのに役立つけど、都合のいい浮気相手を探すのにも役立っていそうですね…。
人前でキスをするカップルが増えてきた?
©スナップマート
「キス」の関連語の結果はどう思いますか?
平成の「ノリ」とか「遊び」、「勢い」なんてのは、最近の感じがするね。僕もこの前、電車で長瀬駅から大阪駅まで移動する間(約40分)にずっと外を眺めていたら、3組も外でキスをしているカップルを見つけたよ。昭和じゃあり得ない。やっぱり、SNSの影響とかが大きいんじゃないかな。
確かにキスしている写真をSNSに上げたり、人前でキスしたりするカップルって増えていそうですよね。TikTokとかでそういう動画をあげているカップルを見たら、ハードルが下がりそうですし、私はちょっといいな〜って思っちゃったりします。
平成は特に連絡やコミュニケーションの手段の変化のスピードが早くて、どんどん恋愛のあり方も変化してきている気がするね。
平成の年代ごとの恋愛観を分析
清島先生によると、ポケベル・PHS時代(平成元年〜平成9年)、ガラケー時代(平成10年〜平成19年)、スマホ時代(平成20年〜平成31年)と恋愛観に変化があると思われるとのこと。そこで、さらに平成の年代ごとに歌詞を分析してみました。
出来事:バブル崩壊/就職氷河期/阪神・淡路大震災/消費税が5%
流行:ポケベル/たまごっち/ルーズソックス/アムラー
人気アーティスト:B’z/DREAMS COME TRUE/GLAY/安室奈美恵/スピッツ/TRF/尾崎豊/槇原敬之/大黒摩季/今井美樹
出来事:IT革命/ヒルズ族/地デジ放送開始/愛知万博/Youtubeやmixiが登場
流行:ガングロギャル/アザラシのタマちゃん/韓流ブーム/お笑いブーム
人気アーティスト:宇多田ヒカル/Mr.Children/浜崎あゆみ/湘南乃風/モーニング娘。/モンゴル800/ポルノグラフィティ/L’Arc-en-Ciel/KinKi Kids/大塚愛
出来事:東日本大震災/マイナンバー制度/AI技術/SNSが普及/#MeTooムーブメント
流行:草食系男子/女子会/ファストファッション/PPAP/インスタ映え
人気アーティスト:西野カナ/加藤ミリヤ/GReeeeN/AKB48/Aqua Timez/嵐/SKE48/乃木坂46/back number/米津玄師
年代ごとの歌詞をネガティブ・ポジティブ判定
清島先生とのお話の中で昭和より平成は恋愛がうまくいきやすくなったということがあったので、まずは年代ごとに歌詞をネガティブ・ポジティブ判定してみました。ネガティブ・ポジティブ判定とはその名の通り、テキストがネガティブな内容なのか、ポジティブな内容なのかを判定する手法です。
今回は、単語単位でネガティブ・ポジティブ・ニュートラルな表現がそれぞれどのくらいの割合で含まれているかを分析しました。
震災があった1995年と2011年を含む年代では、ポジティブな表現が少し減少していますが、全体としてはポジティブな表現の割合は増えていき、ネガティブな表現の割合は減っています。
連絡やコミュニケーションの技術が発展すればするほど、恋愛はうまくいきやすくなっていることが読み取れます。
実際に各年代の恋愛エピソードを聞いてみた
最後は実際に大学生時代を平成に過ごし、恋愛をしてきた男女100人にアンケートを取ってみました。年代ごとに、よく聞いていた思い出の恋愛ソングと当時の恋愛エピソードの一部を紹介します。
▼ポケベル・PHS時代(1989年〜1998年)の恋愛エピソード
入学式のときに出会った同級生と付き合っていました。一緒に授業に出たり、帰りに近くのお店でご飯を食べるなど、かわいい恋愛をしていました。(40代後半/女性)
大学に入り、高校時代の彼女との遠距離恋愛を始めた。往復4万円の距離で、当時は経済力もなく通い続けることができず、半年で別れてしまった。(50代前半/男性)
オートバイでタンデムツーリングしていた時にヘルメットを5回ぶつけると、という歌詞の内容と同じことをしていました。車でブレーキランプ5回もやっていました。今となっては、いい思い出です。(40代前半/男性)
▼携帯電話時代(1999年〜2008年)の恋愛エピソード
年上の社会人の男性に恋をしていました。グループで良く飲み会をしたりカラオケに行ったりと楽しい時間を過ごしましたが、彼には彼女がいて、気持ちを伝えられないまま終わってしまいました。その時の淡く瑞々しい気持ちは、彼がよく歌っていたケツメイシの「さくら」を聴くと、今でも懐かしく思い出します。(30代前半/女性)
初めて彼女とデートした夜、車の中で1時間くらい話していて、この曲が流れたときに思わずキスをしてしまった思い出があります。(30代前半/男性)
▼スマホ・SNS時代(1999年〜2008年)の恋愛エピソード
学校が別々になり、なかなか会えなくて辛いときによく聴いていました。彼氏が浮気をしてるかも…と不安になって部屋で一人でよく泣きました。(20代前半/女性)
それぞれの年代で回答してもらった恋愛エピソードを見る前は、やはり悲しい出来事は記憶に残りやすいので、全体的に失恋エピソードなどが多くなるのではないかと思っていたんですが、スマホ・SNS時代については悲しいエピソードは比較的少なく、幸せなエピソードが多いことに気づきました。失恋や辛い片思いなどのエピソードの数を数えてみると、悲しいエピソード率は……
<悲しいエピソード率>
ポケベル・PHS時代:57.1%
携帯電話時代:51.0%
スマホ・SNS時代:32.4%
ここまで色々な切り口で平成の恋愛観を探ってきましたが、やはり連絡やコミュニケーションの手段は各年代の恋愛に強く影響を及ぼしているのだなという印象です。
新しい元号の時代の恋愛は…?
ここまでの分析やアンケートの結果を踏まえつつ、改めて清島先生と一緒にまもなくやってくる新しい元号の時代にはどんな恋愛観になるかを考えてみました。
先生は、この先どんな恋愛観をもつ人が増えると思いますか?
これから恋愛の関係性はもっともっと多様化すると思うね。ほとんど友達関係に近いような恋愛とか駆け引きを楽しむための恋愛とか。今はSNSやマッチングアプリがあるから、いろんな目的・段階の恋愛ができるようになってきている。
AIやVR・AR技術の発展で現実には存在しない人間ともコミュニケーションが取れるようになることを考えると、恋愛の対象も人間に限られなくなっていきそうですね。
それは十分ありうるね。「ラブライブ!※」をテーマに卒論を書いていた学生がいたんだけど、展示会かなにかでVR化されたキャラクターが目の前にきたときに、本当にドキドキして恥ずかしくなってしまったと言っていた。それを聞いて、もう既に虚構と現実の世界の境目っていうのは曖昧になっていると思ったね。
AIやVR・AR技術がもっと普及して身近になったら、今以上に現実と虚構の世界の境目は無くなりそうですね。彼氏がAIと浮気しないかとか心配しなくちゃいけない時代か……それはそれで辛そう……(笑)
※ラブライブ!:架空の学園「音ノ木坂学院」を舞台に活動する、スクールアイドルグループ「μ's(ミューズ)」を主人公としたゲーム・アニメ・漫画作品のこと
おわりに
今回、平成の恋愛ソングの歌詞を分析してみた結果、次のような発見がありました。
・思った以上に恋愛ソングの歌詞には各時代の恋愛観が反映されていた
・平成は昭和よりも恋愛がうまくいきやすい時代だった
・平成の中でも連絡やコミュニケーション手段が異なる年代では恋愛観が変化していた
そして、これからも技術の発展とともに私たちの恋愛観はどんどん変化していくのだろうと思います。今や5年後にどんな技術が普及しているかの予想も難しい時代ですが、みなさんは5年後どんな恋愛ソングに共感し、口ずさんでいると思いますか?
私は「彼氏をAIの女の子に盗られて辛い」みたいな恋愛ソングを泣きながら聴く未来がこないことをひたすら祈りたいと思います……!
(終わり)
ライタープロフィール
らんらん
1994年生まれ、石川県出身。ライターと大学院生と株式会社メンヘラテクノロジー代表取締役をやっています。彼氏に依存しながら生きています。大学では彼氏が私のことを嫌いになるのを防いでくれる人工知能を開発しています。
Twitter:@pascarrr
※この記事は、2月7日に渋谷・LOFT9Shibuyaで行われた次世代ライター企画プレゼンイベント「ENTER」で獲得した企画です。
写真:西畑将大
編集:トミモトリエ(人間編集部)
協力:ニシキドアヤト
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