Kindai Picks

雑学・コラム

2018.01.25

胸焼け注意!近大通りで石油タンカー型「揚げ物舟盛り」を作ってみた

Kindai Picks編集部

10354 View

tag
オリジナル記事
OB・OG
相撲
グルメ

近畿大学といえば、「近大マグロ」をはじめとする水産研究で有名な大学。そこで、新年にふさわしい景気の良い工作記事の企画を考えたところ、脳裏に一発思い浮かんだキーワードは「舟盛り」。しかし、普通の舟盛りではありません。揚げ物を大量に乗せた、その名も「タンカー舟盛り」を作ってみようと思います。

この記事をシェア

  • facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • x
はじめまして、乙幡啓子(おつはたけいこ)と申します。普段は思いつくままに工作をし、それをネタに笑える記事にするという、特殊なお仕事「妄想工作ライター」をやっております。

さて突然ですが、世間の皆様にとって近畿大学といえば、言わずと知れた「近大マグロ」の名前が一番に思い出されるでしょうか。

今回、Kindai Picksで工作記事を書けるということで、わたくしいろいろ考えましたが、やはりマグロのことが頭から離れず。そこで、長年温めていたこんな企画を思い出したんですよ。

その名も、めでたい「タンカー舟盛り」!実現するのは今だ


おっと、ページを離れるのはもうちょい読み進めてからがようござんすよ。



そもそも、どうして「タンカー舟盛り」なのかと申しますと、日本には従来「舟盛り」というものがあります。和船の形をした木製の器に、マグロをはじめ、ありとあらゆる海の幸を盛り付けるアレです。福井が発祥の地とも言われているようで、そこからあの北前船によって近江商人がその名を全国に広めたとか。

居酒屋では刺身どころか天ぷらや唐揚げなどが乗ってることもありますが、北前船からつながるこの舟盛りにはやはり揚げ物は似合わない。揚げ物=油モノですから……そうだ

石油タンカーに載せりゃいいんじゃん!

タンカー型の木のでかい器を作って揚げ物をめちゃくちゃ載せたら、由来とかはもうこの際どうでもよく、とても景気の良い絵になるのではと思ったのですよ。いや、絶対そうなる!

さっそく設計からとりかかりました。適当にタンカーを検索して、現実的な大きさ、かつなるべく簡素なフォルムで型紙を作ったのがこちら。900mm×250mmのタンカー図面です。



これが、持ち運びと見栄えとのバランス(&ご予算)ギリギリをついたサイズ。もうこのくらいになると大きいのか小さいのかよくわからなくなってきました。いや小さいはずがない!でも揚げ物載せたらどうなる?と、新しく買った土地に新築の家を建てる施主さんのような悩みが押し寄せてきましたよ。そんな経験ないけどな。

さて木材を加工するのはマンションの一室ではとてもハードルが高いので、もうここはホームセンターにお願いして、型紙どおり裁断してもらうことにしました。

上のような謎の型紙を加工コーナーにお渡しして、待つこと3日。大汗かいて引き取ってきたぜ。



木のおもちゃと勘違いして、匂いにつられて犬も来ました。こら、これはこれから立派な器になるのだ、離れなさい。



おおおー、こうやってオーダーをして木材加工するのは初めてだったんですが、さすが、謎のラインに忠実に切っていただいてます(当たり前だ)。

何枚か重なって見えると思うんですが、これはですね……



いきなり分厚い6cmくらいの板なんて売り場にはなく、あったとしてもキレイに裁断するのは難しいということで、18mm厚の板3枚を重ねて作ろうというわけです。

そして、どうせ積層するならと、下の2枚はこうやって内側を裁ち落としてもらいました。これで持ち運びも少しは軽くなるかと思います。私、頭いい。



耐水性の強力接着剤で、きっちり貼り付けていきます。ちょっとでもブレたら後々地獄のヤスリがけが待っている……まあブレましたけど。私、手際悪い。



家にある、ありとあらゆる重しを乗せて待ちます。



ヤスリがけの前に、タンカーの前後の下部は曲線構造になっていることを思い出し、このために慌ててカンナを近所で買って、泣きながらかけました。

5日後に全身筋肉痛が襲ってきて、加齢にまた涙しました。



タンカー後部のブリッジ。ここはいろいろなデザインがあって、しかも写真ではよくわからなかったので、「それらしさ」と闘いながら積み木遊びすること1時間。なんとかイメージに近いものに仕上げました。



近大さんへ事前にタンカーを送る前に、オイルを塗ってキレイに仕上げ。

ついにこいつがうちのドックを去る日が来たか……オレが初めに揚げ物乗せてハイボールでも傾けて祝いたいところだぜ……って本物のタンカー造った造船所の人も考えてるんでしょうか。

進水式は、もうすぐです。私も近畿大学へと飛びました。

編集部があらかじめピックアップしてくれた、近大周辺の揚げ物スポットをめぐり、オイル=油モンを輸送する任務につくのです。重大な任務です。


進水式、というより「進油式」?!


それではここで、「揚げ物舟盛り専用艦」をお披露目しましょう。



どこからどう見てもタンカーです。

ありがとうございます。

この日はあいにくの曇り空。前日ならば「カラッと晴れまして、揚げ物日和ですなーはっはっは」などと書けたんですが、しかたがありません。しかし長年の夢、タンカー舟盛りがついに叶おうとしているのです。



浮かれもします。

ではこれから、長瀬駅からの通り沿いに点在する揚げ物スポットを巡って、多種多様な揚げ物をゲットしていきましょう。だー、こりゃ楽しみだわ。


寄港地その1:キッチンカロリー




まずは西門からすぐの、近大生たちの心のふるさと。今年創業50年を迎えた「キッチンカロリー」さんから。



年季の入った食品サンプルって、色褪せてもなぜおいしそうに見えるんだろう。

余談ですがお店に入る前、しばらく冒頭の「突撃!」のポーズを撮影していたところ、ドアの窓ガラスの奥から不審そうに覗いていたのが、このお店のおかみさんでした。理由は説明しづらいんですが、まずはどうもすみません。



まだよく事情を飲み込めていらっしゃいませんが、頼んでいた揚げ物類は「とにかく時間ピッタリにできあがるよう」(おかみさん談)作っていただいてました。ありがとうございます!



しかも栄養と彩りを考えて生野菜まで!ありがとうございます!!ありがたくタンカーに積ませさせていただきます!



こちらが、50年もボリュームあるメニューを学生たちに提供してきたお背中です。手前の山盛りスパゲッティがまぶしいっす!奥の揚げ物鍋にも手慣れた絶妙なタイミングで世話をしておられました。



どうにかこうにか今回の企画を説明すると、「ようそんなの思いつくねぇ!」とカラカラと、こちらの揚げ物のように笑っておられました。


【キッチンカロリーからの補給リスト】
キャベツ / 海老フライ(3本)/ カニコロッケ(2個)/ ビーフカツレツ(1枚)/ カキフライ(3個)



さあ、どんどん参りましょう。


寄港地その2:大阪唐揚 旭総本店




こちらはその名も大阪唐揚、ガツンと食べ応えありそうなメニュー写真が目を引きます。



「すぐ揚げるからアツアツ」ですってよ!それでは入店しましょう。



「今から揚げますので!」という店員さんからお茶をいただき、タンカータンカー騒いでいた心をいったんここで静めます。ほっほ。



できあがりました。手に袋を持つと、袋の煙突効果で唐揚げの香ばしい匂いが真上に立ち上ってくる=私の鼻先に唐揚げの香ばしい匂いが直撃する=私、まだお昼食べてないので唐揚げの香ばしい匂いにもうたまんないってわけ。わかる?

【大阪唐揚 旭総本店からの補給リスト】
唐揚げ(9個)




寄港地その3:ROCKER'S DINER(ロッカーズダイナー)




ダイナーといえばアメリカ。文字通り、近大からアメリカにいきなり飛んで来てしまったようです。ちょっと気取ってポーズをとってみました。



あっスミマセン……入ります。

今回は揚げ物ばかりをお願いしていましたが、こちらのお店ではバーガー類も人気。中でも10段のタワーバーガーが名物なのだとか。ここで食べると雰囲気出るだろうなぁ。



店内も実ににぎやか。近大近辺は多様性社会を体現しているなぁ。



こちらも無事、受け渡し完了。

あと4店残ってますが、どんだけ盛るつもりなんでしょう私たちは。そして誰が食べるんでしょう。タンカー一杯の揚げ物を食べつくせる若者など、撮影スタッフにはいないはずなんですが……(ここ伏線)

【ロッカーズダイナーからの補給リスト】
フライドポテト、オニオンリング、チキンナゲット(盛り合わせ3~4人前)




寄港地その4:焼マン




店名からして食欲が満ちてきそうなお店が、向かい側にありまして。もうすごい人だかりなんですわ。これは行くしかないっ……!

お好み焼きや焼そば、丼モノなど、皆大好きなお持ち帰りグルメ満載のお店です。

…っと鉄板の上ェ!肉が山になっとる!



眼福とはこのことですね。山盛りのお肉を焼いてるお店に若者が群がる。
もう大好きな揚げ物も昔ほどは胃に入らなくなってきた私としては、目が細まる光景です。



名物うま煮棒を購入。なんとこのご時世に100円しかも税込!うちの近くにも頼むから出店してください頼む。

【焼マンからの補給リスト】
うま煮棒(5本)




寄港地その5:やくも




こちらも長年近大通りで営業されている名物食堂。
ちょっと変わってるなーと思ったのが、棟続きで向かって左側にひょっこりとお持ち帰り弁当のコーナーがあるんですね。

訪れたときにちょうど昼休み入るタイミングだったので、リーズナブルなお値段のお弁当がたくさん用意されていました。



店内に入ると、店主「これ、創業当初からの壁画なんだよ。昼前の今のうちに撮った方がいいよ!」ということでしばし鑑賞。近大通りの昔の様子が描かれています。



街の資料館のようですなここは。と店内を見渡していると、とんでもないポップが目に飛び込んできました。



マウンテンですって!
もうこういうメニューは頼めないトシになっちゃったなぁ……とうっかり嘆息してしまいましたが、よく考えたら若い頃でもここまで食べてなかったわ。

でも唐揚げ好き学生がいたらこの場で崩れ落ちてますね、これ。

【やくもからの補給リスト】
白身魚フライ(2個)/ チキンカツ(1個)




寄港地その6:唐揚げDON




こちら、最近オープンしたばかりの丼モノ専門店。リーズナブルかつ豊富なメニューで、すっかり学生に大人気ということです。



混雑が静まった頃合いを見て、並びます。ほら、もはや壁紙となっているこれらの丼写真の数々が我々に選択を迫ってやみません。すまん、今日はおかずだけ買うんだ!!

さらにコレを見よ!



品物を受け取ってから、こちらのタレやソース類がかけ放題なんですわ!タレビュッフェですわ。○○と●●のクロスがけ、など多様な技もお手の物。



お手伝いで同行いただいた学生さんの意見を取り入れ、甘ダレというのをかけてみました。でもあまりかけてはいけない、なぜならタンカーがタレびたしになるからです。

【DONからの補給リスト】
唐揚げ(10個)




寄港地その7:近大内CNN CAFE




最後の揚げ物補給基地、とうとうここにやってきました「CNN CAFE」。日本の大学では初出店ということで話題を呼んだのも記憶に新しい。近大が有する知の殿堂「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」の名所でございます。

昨年4月に国際学部を開設するのを機に、大学をあげてグローバル化を推進するなかで学生が気軽に英語に親しめる場を設け……ううう……



あううう……うっうっうっ(泣き声)



アアア セカイノ アゲモノ タクサン……

なんで私がさっきから挙動不審を装っているかと申しますと、私も某大学の国際関係学部だったんですよ!そりゃそこでも独自の試みはしていましたでしょうともよ!でもこんなカフェなかったんだぎゃー!近大生恵まれすぎぃ!!tdskgntだkんdんsg!!!

取り乱しました。でもそういえば私、そんなに悔しがるほど学校行ってなかったわ。はっは。

【CNN CAFEからの補給リスト】
ピロシキ2本 チーズドッグ




近大生御用達の商店街を巡航して大量の揚げ物を調達した我々。
どうすんだあの揚げ物、タンカーに載せても誰が食べつくすんだとお思いでしょうが、強~い味方が近大にはほら、いらっしゃるじゃあ、ないですか!



ということでついに来たー!近大相撲部の寮にお邪魔しちゃった!!
これから、お腹を空かせた相撲部の皆様に、タンカーの最後の寄港地となっていただき、油モノを納めていただくのでございます。


眺めるだけで運が開けそうな食事風景を、あなたに


じつは揚げ物調達も半ばを過ぎた頃、同行された広報の方に1本のメールが届いていました。「お腹すきました。揚げ物まだですか?」と……

お相撲さんのお食事を、待たせている。こんなひどい罪状ってあるでしょうか。スタッフ一同、申し訳なさでいっぱいになり、早足になりました。



「どうも……お待たせしまして……!」

「どうもっす!」



「12時に持ってくるって聞いてたんで、腹すかしてたっす!ひどいっす!」

「ずびばぜん!皆さん揚げたてをと用意してくださったんで時間かかっちゃったんです~!」

まあ、上の写真はポーズとってもらって撮ったんだけどね。ひどいっす!とか言ってなかったですし。

実際は、自家製ちゃんこに少しのどんぶり飯を平らげつつ、揚げ物の入る余地を残して待ってらっしゃったそうです。

ここ近大相撲部は、近大で一番歴史が長く、創部してなんと92年(!)。大学相撲の名門として全国に知られています。あの大関・朝潮(現高砂親方)や横綱・旭富士(現伊勢ケ濱親方)を輩出、現役にも5名の関取が活躍中!

ここ相撲部の寮では部員が寝食を共にし、厳しい稽古と学業を両立させています。そして1年生がちゃんこ番となって、かわるがわる部員の食事を担当しているとか。さすが、皆さん礼儀や素早い行動が徹底しています。たとえば…



まずは、得てきた揚げ物を食卓に並べさせてもらう。いっしゅん、とほうにくれるわたし。



はじめるや、「おい、誰かおしぼり!」との上級生の命が下る。などなど、ちょっとこちらが何か不足していると見るとすぐに助けの手が伸びたり、こちらからお願いするといやな顔ひとつせず皆が動くんです。

こういう子たちのご家族は鼻が高いだろうな~と、つい親戚目線。とか言ってないで早く盛らねば!午後の授業もあるんだし!



焦りつつも、タンカーの形状とできあがりの華麗さを求めて試行錯誤……いろんな形の揚げ物があるなぁ……。こんなところで素早いデザイン能力を試されるとは。

そして……ついに……今ここに……!長年の夢だった「タンカー舟盛り」揚げ物専用艦が、完成しました!!!



圧倒的茶色!!!



過積載気味だが、初出航です。後ろのヤカンを大きさ比較に置いたけど、相撲部のヤカンもでかいから比較にならん!



こうやって見ると、同じ揚げ物でもさまざまな色味で、グラデーションができているんだなぁ。



記念に持っていただきました。年末に今年一番の福顔いただきました!
そしてお相撲さんが持っていても、でかく見えませんか?



なんでか部員同士で囲み取材になってるし!



ある意味、インスタ映えしますよね?ね?



こうしている間にも、手際よくお皿やお茶が用意されていきます。

では!事前に集めていただいた「食べ役」の方々、こんにちは。妙なお願いで、あいすみませんな。



「どうぞ、気は済みました。よろしければお食べくださいませ!」

「いただきま~す」


というわけで、あの揚げ物満載で相撲部食卓の大洋を行くタンカーが見られただけでも、この先何があってもやっていけるという気にさせてくれました。

あとは皆さんの食べっぷりを拝ませていただきます。



ソースやマヨネーズ自身もなぜかここでは幸せそうに見えます。なぜだ?



名物「うま煮棒」に手がかかった!



ピロシキ初体験中!「カレーじゃないカレーパン」と評して周囲に突っ込まれてました。

ここで上級生から「巻きで!」と皆にお達しが。
ここからは、黙々と食事が進み、淡々と揚げ物が減っていく様子をダイジェストでお送りします。




なんだか尊いものを見ているような……ありがてえありがてえ。お年寄りがなぜかお相撲さんを見ると拝む、という話を思い出しました。



15分ほどでなくなっちゃいました。あんなにあったのに……

誰かがキャベツも食べつくそうとしていたところ、また上級生から「キャベツはな、少し残ってるくらいが(撮影には)いいんだよ」とおっしゃっていました。気が利く!



確かに……キャベツ残ってないと、食べてたのかどうなのかわからないもんな……私より気が利いてる、というか芸術の才能ですよ、これ。あるいは禅の境地ともいいますか。

広報の方に聞くと、テレビの取材などたくさん対応してきた実績があるので、慣れているのだとか。相撲とはまた別のところでの頼もしさをおおいに感じたひとときでした。



「ごちそうさんです~相撲部をよろしくお願いしますっ!」


普段、皆さんのお昼のメインはちゃんこ鍋でして、ここまで揚げ物は食べないのだとか。

お相撲さんの体づくりに最適なちゃんこなのに、お腹に揚げ物たくさん入れていただいちゃって、夢につきあわせちゃって、申し訳ないっす。ちなみに4年生はもう社会に出るのでダイエット中だったりするのだとか。それでも快く応じていただいて、近大相撲部の皆様、ありがとうございました!


~そして、揚げ物をご提供いただいた商店街のお店の皆さま、本当にありがとうございました!

キッチンカロリー
大阪唐揚 旭総本店
ROCKER'S DINER(ロッカーズダイナー)
焼マン
やくも
・唐揚げDON
・CNN Cafe 近畿大学店


(終わり)


▼関連記事
悶絶必至!近大相撲部のファッション誌ジャックがかわいすぎる♡
あの新十両・志摩ノ海も食べた! 近大相撲部に代々伝わる秘伝ちゃんこ

ライタープロフィール
乙幡啓子
群馬県出身・東京在住。「デイリーポータルZ」等、様々な媒体で脱力系工作記事を連載中。妄想工作所名義で「ほっケース」「ケルベコス」「カードゲーム『民芸スタジアム』」などの雑貨製作・企画も行う。
https://mousou-kousaku.com/


編集:人間

この記事をシェア

  • facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • x
近大それってなんなん相談所 近大が誇るその道のプロがあなたの悩み・疑問を解決!

ランキング

新着記事

ランキング

全部見る

新着記事

全部見る
近大それってなんなん相談所 近大が誇るその道のプロがあなたの悩み・疑問を解決!

MENU

近大それってなんなん相談所

FOLLOW US

  • facebook
  • x
  • instagram
  • youtube
  • tiktok
  • line