2016.11.22
二十歳の僕がハマった。海外に行ったら絶対に「Uber」を使うべき3つの理由
- Kindai Picks編集部
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日本でも徐々に話題になってきている自動車配車アプリ「Uber(ウーバー)」。車社会で日本ほど鉄道が発達していないアメリカでは、想像以上に便利なようだ。二十歳にしてそのUberを使いこなしていた学生ライター原田さんは、留学するなら絶対に活用すべきだという。果たしてその理由とは。
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出会いはいつも「一期一会」
筆者(左端)の1年生の春休みに一人旅で訪れたアリゾナでの思い出の1枚
初めまして、近畿大学経営学部2年生の原田 環(はらだ かい)です。
私は留学、海外インターン、海外一人旅をしてきたのですが、危険、苦労もありましたが、人種の壁を越えて様々な人とまさに「一期一会」の交流ができたことは、すべていい経験でした。
この「一期一会」という言葉は、高校で私が所属していた野球部の監督から卒業のときに頂いたものです。それ以来、その言葉を胸に、一つ一つ出会い重ねてきました。
もちろん、海外でもいい出会いをしたいですよね。とはいえ、なかなか旅先で現地の人と交流するのは意外と難しい。観光地ではどこに行っても中国語や日本語など観光客の言語が飛び交っているし、お店の人も、(日本人観光客からお金を巻き上げようと)親しげに日本語で話しかけてくれる。
そんな中、どうしたら現地の人と関われるか・・・?そんなこと思っていたときインターン先で知り合った方から教えてもらったのが「Uber」でした。
Uberとは
Uberはスマホのアプリでハイヤーを呼ぶことのできるサービスで、アメリカから始まり、世界中に広がっています。
・アプリを開いて地図をタップすれば、近くにいるドライバーが駆け付けてくれる。
・料金はアプリで自動的に決済(事前登録のクレジットカード)。
・事前にドライバーにメールを送ることもできるので、行先を先に伝えておくことも。
など、タクシー以上のサービスがそろっており、「タクシー業界の敵」と言われています。
アメリカで、このサービスが生まれたのには理由があります。
日本は網の目のように電車が通っていて、遅延もほとんどありません。しかし、そんな国は世界を探しても日本くらいなのです。
よく平日の朝の近大生のTwitterを見ていると「電車また人身事故で遅延かよ~」「遅延のせいで乗り換えできへんやん・・・」などというツイートをよく目にしますが、それでも贅沢な話なのです。(私は大学まで徒歩10分なので面と向かって言えないのだが(笑))
例えば、私は国際連合のインターンシップに参加したのですが、そのニューヨークなどの大都市を除くと、アメリカ東海岸でも電車、バスなどの公共交通の利便性が非常に悪い。
車で20分しかかからないところ、公共交通機関を利用すると乗り換え3回で3時間かかるというのもざらです。
結果的に、タクシーは日本以上に日々の足として人々に利用され、Uberというサービスも生まれたのです。
Uberを使うべき3つの理由
インターン先にお土産であげるはずだった筆者の地元の名産品高級八女星野茶を話が弾んだUberのドライバーにあげてしまい帰国後この写真を見た母に激怒される(笑)
今世界で話題のこのUber。海外に行ったら、絶対使ってみるべきです。
一つ目の理由はその便利さ!
アプリは日本語に対応しているので、間違える心配ありません。慣れない言語で喋り、目的地を勘違いされるということもない。しかも、タクシーより安い!!(←これが一番)
料金も、場所や時間帯によって分単位で変動、下車する際には日本人を悩ます“チップ”も気にせずに降りることができます。
シカゴのインターンシップ先の会社では、事務所までUberを利用してきてくださいと言われました。それくらい浸透しているということですね。
二つ目の理由はそのサービスの高さ!
Uber利用後は5段階の星の数でドライバーを評価します。
ドライバーから聞いた話ですが、星の数が一定以下になると仕事が出来なくなるシステムになっているそうです。なので、ドライバー達は必死になって乗客に快適な車内環境を提供します。
ボトルの水、スマートフォンの充電器なんかは当たり前。
私が一番驚いたのは、まず車種がベンツで車内は心地よいジャズが流れ、座席にはボトルの水、スマートフォンの充電器はもちろん、マウスウォッシュ、ガム、服のホコリ取るコロコロまで用意されています。暑くないかとエアコンを調整し始めるなど、日本のタクシードライバー顔負けのおもてなしレベルでした。
これらはすべて本社からの指示ではなく自主性に任せているようで、サービスの統一(平等)を理想とする日本とは違い、成果主義の国ならではだなと肌で感じました。
成果主義は日本のサービス精神とは一見対極の様にも見えますが、それを突き詰めることで「一期一会」の心髄の一つ、おもてなしの心にたどり着いているという点は、面白く感じました。
車内はまるで英語村!
Uberのドライバーの好きな料理は寿司で、私の好きな料理がブリトーとホットドック。逆のような…笑 話が弾みパシャリ
そして、三つ目にして最大の理由は、予期せぬ楽しい出会いが待っていること!
私が今まで会ったのは教師、建築業、元サッカー選手など、職業も出身国も様々。
Uberのドライバーの半数以上がパートタイム(=日本でいう準社員)らしく、多くのドライバーが他の仕事を持っているので、彼らの話を聞くのはとても楽しいです。また、彼らも日本から一人でアメリカに来た大学生に興味津々な様子でした。
私にとってUberの車内はまるでリアル英語村でした。Uberを使うことに慣れた頃には乗る前にドライバーと何を話すか、どういう熟語、表現を使ってみるかなど、退屈な異国での移動時間を有効活用するようになり、いつの間にか日本人特有の外国人にシャイになることも克服していました。
また、Uber乗車後に登録したメールアドレスに送られてくる領収書も旅のいい思い出になります。
乗車後に登録したメールアドレスに送られてくる領収書
ここには行先やドライバーの顔写真、名前が載っているので、ドライバーはどんな人だったのか?どんなことを話したか?など思い出すことができるからです。
あの時はUberを呼ぼうにも通信環境無く、Wi-Fiを求めアリゾナの砂漠を1時間以上歩いたよなー。などなど、思い出したらきりがありません。
その時助けてくれたのも現地の人。旅は観光地に行くだけじゃなく、そんな現地の人との交流も同じぐらい大切だと思います。
最後に
こんな調子で、大学入学後の長期休暇はほとんど海外に行っています。
そこでの最大の学びは、
英語が喋れると一気に視野が広がって、すべてがこんなに楽しくなるのか!
っていうこと。
それを感じることができたのも、旅先での現地の人との様々な出会いがあったからです。
出会いはいつも一期一会。
皆さんが素晴らしい出会いに恵まれ、充実した日々を過ごせることを祈っています。
【ライタープロフィール】
原田 環(はらだ かい) 写真(左)
1月1日生まれ 上智福岡高校出身
経営学部会計学科2年生 廣田ゼミ10期生
生協学生委員会学生理事・英語村学生スタッフ・留学生サポーター・野球サークル 近大BEAST
中学・高校で野球部に所属しつつ、剣道有段者という異色のスポーツ歴 他にはいけばなの資格を持つなど見かけによらず和にも精通しています(笑)
大学1年生のとき留学、2年生で国際連合、メーカー等アメリカ各地でインターンを経験。
Facebook www.facebook.com/kai.harada.1/
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