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2022.08.04

フグは自分の毒で死なないの?毒を持つ生物が派手なのはなぜ?毒にまつわる謎を専門家に聞いてみた

Kindai Picks編集部

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生物
化学
農学部

ナツメグやじゃがいもの芽など身近に潜む毒から、フグ毒の50倍強い毒性を持つといわれるマウイイワスナギンチャク、青酸カリより猛毒とされるトリカブトまで……危険だとわかっているのになぜか魅了されてしまう、奇妙な毒の世界。「どういう仕組みなの?」「派手な色はどうして?」「薬にもなるってホント?」など、様々な謎を専門家と解き明かします。

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本文中に、イソギンチャクの群体やドット模様のタコの画像が登場します。集合体恐怖症など、苦手な方はご注意ください。


こんにちは! キシダチカです。



いい感じの木漏れ日の中から失礼します。

ご覧の通り、私はド派手な色のファッションが大好きです。



きのこなら毒持ち確定ですね。

現に、変な人に絡まれないので、人間の世界でも動物の世界でも、毒々しい色というのは他者に“危険”を察知させる効力があるのかもしれません。

興味本位で毒を持った生物について調べてみると、世界でもトップクラスの猛毒を持つ、マウイイワスナギンチャクというサンゴの一種がいるそうで、毒の強さはなんとフグの約50倍!そのビジュアルはというと……。



カ、カワイイ~~~!!!
毒のお花畑? マリメッコにこういう柄なかったっけ!?

あと、同じ海の生物であるヒョウモンダコも激ヤバなんです。



お洒落テキスタイル~~~!!!
君もマリメッコ愛用者か?

海だけではなく、山にも毒&派手な植物が生息しています。

それがこちらのベニテングダケ



んああああああ~~~!?
かわいいいいいいい~~~ン!!!!!

絵本から飛び出てきたんか!?!?

そんな「毒」ですが、近年は毒をテーマにした展示が人気なのをご存じでしょうか? 命を落とす危険がある生物でも、これだけかわいかったら魅了されてしまう気持ちもわかる……!

でもね、見るからに毒々しいならまだいいんです! 避けられるから!
私たちが日常で口にするものも、食べ方や量によっては毒となってしまいます。

例えばナツメグ、銀杏、じゃがいもの芽など……。

もはや、そこらじゅうに存在している毒。
どういう仕組みで身体に影響するの? なんで毒に魅了されてしまうの?

毒のこと知り尽くして、この世、生き残りてえ~~~~~!!!!!



ということで、キシダは今、近畿大学の農学部にお邪魔しています! パワースポットかと見紛うばかりの緑!

毒に詳しい先生がいるそうですが、専門的な話を理解できる自信がない。そんなキシダのために助っ人をお呼びしました!



じゃーん! 佐藤さんです!!



佐藤さん

農学部、初めて来ました。




佐藤さんは、以前KindaiPicksで取材させてもらった理工学部・応用化学科の学生さんで、元素への愛は並大抵のものではなく、「元素楽章」というプロジェ​​クト内で、元素を擬人化したイラストやグッズを制作しています。ちなみに元素にも毒性を持つものがたくさんあるらしい……。

元素に人生を狂わされた女子大生!擬人化を続けるそのワケとは【沼落ち必至】



キシダチカ

いや〜化学に強い佐藤さんが来てくれて助かった。本日は通訳よろしくお願いします!





佐藤さん

ここ日本ですよ。





そもそも「毒」ってなんだろう……!?

ということで、本日お世話になる森本正則先生の登場です!




森本先生

農学部の応用生命化学科で、生物の化学物質を通じた相互関係の研究をしています。





キシダチカ佐藤さん

よろしくお願いします!




森本 正則(もりもと まさのり)

近畿大学 農学部 応用生命化学科 農学研究科 博士。生物の形態や生育に影響をおよぼす化学物質について研究。植物や昆虫の相互作用に関わる化学物質研究から、新たな雑草・病害虫防除体系の創出を考える。




キシダチカ

早速なんですが、そもそも毒ってなんなんでしょうか? 人体に悪影響があれば全て毒と言えるのかな……?





森本先生

人に限らず、生物に悪さをするものですね。例えば、犬にとってチョコレートや玉ねぎは毒だけど、私たちにとっては毒ではないですよね。





キシダチカ

確かに! チョコなんか毎日のように食べてますもん。





森本先生

毒になるかどうか、摂取量で変わるものもあります。醤油も飲みすぎると死にますしね。






森本先生

また、普通の薬品でも「危険物」「毒物」というくくりがあって、我々の生命を脅かすリスクが高いものを、「毒物」と定義してるんですね。





キシダチカ

どう違うんですか?





森本先生

危険物は「燃えやすい」といったものや、「長期にわたり吸い込むと病気になる」というもので、毒物は体内に取り込むと速攻で影響が出るものです。サスペンスドラマで使用される青酸カリって聞いたことありませんか。



※青酸カリ:シアン化カリウムの俗称。毒物の代名詞的存在。


キシダチカ

飲んですぐに「ウッ……! バタッ。」ってなるやつや!





森本先生

あれは「毒物」のひとつで、致死量は、人によりますが成人でティースプーン3分の1くらい(0.2〜0.3g)といわれています。胃の中で胃酸と反応することで発生した青酸ガスが、食道を抜けて肺に到達すると死に至る……というメカニズムですね。





キシダチカ

ってことは、ちょっと舐めたとしても、すぐに吐き出せば問題ない……?!





佐藤さん

問題はあると思いますよ(笑)





森本先生

そうですね、やめておいてくださいね(笑) 万が一、口に入るようなことがあれば、決して飲み込まず、すぐに吐き出し、十分に口をゆすいでください。そうすれば一命を取り留める可能性が高くなります。





毒が効くメカニズムとは? 毒フグは自分の毒で死なないの?


キシダチカ

自然界にも猛毒を持った生物っているじゃないですか。フグの毒なんかは、どういったメカニズムで効いてくるんですか?





森本先生

フグの毒はテトロドトキシンという神経毒で、神経細胞に作用する毒なんです。我々は神経を通じて生きていますよね? で、その神経って、ぶつぶつに切れていて、神経伝達物質が……。






キシダチカ

ちょちょちょ待ってください。神経がぶつぶつに切れてるってドユコト……!? 佐藤さん、わかる!?





佐藤さん

えーと、つまり、神経というのは、脳にあるニューロンという神経細胞から構成されていて、その神経細胞同士をバトンのように繋ぐのが神経伝達物質の役割なんです。






キシダチカ

ハア~~ン! 神経伝達物質のおかげでうちらの神経は繋がってるわけやな。





佐藤さん

そうそう(笑)





森本先生

神経毒は、そんな神経伝達物質をブロックしちゃうんです。神経の伝達が止まるので、呼吸機能や他の機能も止まってしまいます。つまり、神経毒というのは生きていくために必要な仕組みを止めるんですね。





キシダチカ

ひえ〜〜〜〜〜! 怖すぎる……!





森本先生

でもこういった作用は、昔から私たちの暮らしに役立てられてきたんです。例えばイソギンチャクの毒を使って狩りをしたり、トリカブトの毒で熊を倒したり。





キシダチカ佐藤さん

熊を……!?





森本先生

はい。トリカブトの毒は「アコニチン」といって、根っこなどに存在するんですけど、致死量は耳かきのさじ半分くらい(約30mg)なんです。





佐藤さん

青酸カリより強いのか……。





森本先生

人が神経毒を利用するのは過去の話ではなく、今も私たちが目にする日用品にも使われているんです。





キシダチカ

と、いいますと……?





森本先生

毒によって死んでしまうのは、虫や植物たちも同じですよね。例えば、市販されている殺虫剤の中にも、昆虫の神経系に作用するものがあります。






佐藤さん

それは、虫の神経にだけ作用する毒ということでしょうか。





森本先生

そうです。人間に対する毒性とは異なるメカニズムのものですね。また、市販されている殺虫剤は、農業用でも家庭用でも厳しい安全基準をクリアしないといけないので、正しく使えば人体への被害はほとんどありません。
あとは除草剤ですね。我々は光合成をしなくても生きていけるけど、植物にとっては必要不可欠。それを利用して、光合成を阻害する除草剤があるんです。





佐藤さん

へえ〜〜!





キシダチカ

フグの話に戻りますけど、フグって自分の毒で死なないんですか?





森本先生

神経から離れた場所に毒を密閉してるので死にません。そもそもフグが自ら毒を生み出してるわけではなく、フグが食べているヒトデや貝類、藻などに含まれるバクテリアが体内で蓄積されて、テトロドトキシンになるんです。





キシダチカ

元々毒を持って産まれたわけじゃないんですか!?





森本先生

はい。なので、毒を持っていないフグを養殖することも可能なんです。でも、無毒のフグは有毒のフグがわかるらしく、有毒のフグを齧って自ら毒を取り込むという見解もあるんですよ。






キシダチカ

共食いしてまで毒が欲しいの!? 漫画でよくある「優しかったアイツが闇堕ちする展開」やん……。





佐藤さん

擬人化で1本ストーリー作れそうな設定ですね! これが自然界で普通に行われてるのがすごい……。





森本先生

それも自分の身を守るための術ですね。





派手な見た目の毒生物たち、一体なぜ?


キシダチカ

ベニテングタケとか、毒を持った生物の中には派手な姿をしてるものもありますよね。あれはなぜなんですか?





森本先生

学習の結果ですね。例えば、ある生物に齧られて、相手に毒が回っても、見た目に特徴がなければまた齧られてしまう。でも、見た目を派手にすればその姿を覚えて同じことを繰り返さない。警戒色(警告色)というんですが、「俺は危ないんだぞ!」と、知らしめることができるんです。

また、毒を持たない生物も、毒を持った生物に擬態して天敵に食べられるのを回避したりします。そういった自然淘汰の中で生き残っていくんです。






森本先生

でも、毒を持った派手な色の植物や生物って、その色でポンッと生まれてきたわけじゃないんですよ。小さな分子がくっついたり離れたり、長い年月をかけて徐々に作られてるんです。





キシダチカ

えー! 複雑な模様の子も多いけど、手間かかってるんですね。





森本先生

手間っていうのは、人間の世界でいうとお金がかかってるのと一緒です。でも、経費は少ないほうがいいじゃないですか(笑)





キシダチカ

間違いないです!





森本先生

毒は、それを作らないといけない環境だから生まれるわけで、最初からずっと毒を持ってるわけじゃないんです。





佐藤さん

植物や動物にとって過酷な環境であるほど、コストを割いてでも毒を持っておきたいんですね。





森本先生

逆に、毒をたくさん作らせようと思えばそういう環境に置けばいいわけです。それを利用したのがタバコ栽培です。どうやって栽培されるか知ってます?





キシダチカ

検討もつかないです。佐藤さん、知ってる?





佐藤さん

知らないです。





森本先生

タバコはナス科の植物から作られていて、ナスやトマトと同じように花が咲きます。でも、花が咲くとすぐに摘み取る必要があるんです。





キシダチカ

なんで!?





森本先生

障害を与えることで、身を守るために持っている「ニコチン」の成分を作り出すんです。そうすると、タバコの材料になる葉の部分にニコチンが行き渡るんですよ。ニコチンの蓄積量が左右される、非常に大事な工程なんです。






森本先生

わさびなんかも同じですよ。なんで辛いと思いますか?






キシダチカ

!!! わさびも擦ることで辛くなるの……!?





森本先生

そう。あれはおろし金で細胞を潰すことで、辛さの元になるシニグリンにミロシナーゼ(加水分解酵素)と水分が混ざり、辛み成分であるアリルイソチオシアネートになるんです。





キシダチカ

アリル……?





佐藤さん

イソチオシアン酸アリルとも呼ばれる、大根やからしにも含まれる辛み成分ですね。





森本先生

この成分はものすごく毒性が高いので、植物や虫にかけると死ぬんですよ。





キシダチカ

え!? わさびで……!? じゃあ、わさびにわさびをかけた場合どうなるんですか?





森本先生

死にます。





キシダチカ

仲間やのに!やばい奴やん!





森本先生

でも、「毒を以て毒を制す」という言葉があるように、わさびってお寿司に入ってるでしょ。あれは辛みを楽しむだけじゃなくて、微生物の増殖を防いで私たちを食中毒から守ってくれる役割があるんです。





キシダチカ

優しい一面も持っとるやないか……!





佐藤さん

「不良が人助けをして好感度が上がる」みたいなエピソードですね。





森本先生

ただ、それくらい強い抗菌作用を持っているわさびなので、大量に食べてしまうと腹痛や下痢を引き起こしてしまうため、我々も注意が必要です。





毒と薬は紙一重! 人の命に役に立つ毒たち


キシダチカ

わさびみたいに、人のためになってる毒って他にもあるんですか?





森本先生

あります。「ジギタリス」という花があるんですけど知ってますか?





キシダチカ佐藤さん

わかりません!





森本先生

ジギタリスは心臓に効く神経毒で、摂取すると嘔吐、下痢、不整脈の他、重症になると心臓発作で死んでしまいます。




Paul M. Dewick 著「Medicinal Natural Products(医薬品天然物化学)」。表紙の花がジギタリス。


佐藤さん

見た目はかわいいのに、確実に仕留めてくるじゃないですか!





森本先生

でも、量をコントロールすると心臓の薬にもなるんですよ。





キシダチカ

紙一重〜〜〜!





森本先生

あとは、ギョウジャニンニクと似ていることで誤食する人が絶えないイヌサフランなんかは、亡くなる方もいるくらいの強い毒性成分「コルヒチン」を持っている一方、実は痛風の発作を抑える薬にも使われています。





キシダチカ

死に至るほど強い毒なのに……!?





森本先生

コルヒチンには細胞分裂を止める作用があって、摂取しすぎると細胞が死んでしまい命を落としてしまう。だけど上手く使えば、痛風の痛みの原因となる好中球の動きを阻止することができるんです。





佐藤さん

猛毒が専門的な分野で役に立つの、かっこいいですね!




炎症は抑えてくれるけど、尿酸値が下がるわけではない。


森本先生

他にも品種改良に使われることがあって、種無しスイカもコルヒチンの作用を利用して生まれた果物なんです。





キシダチカ

スイカまで!? コルヒチン、万能すぎませんか?





森本先生

毒になったり、医療用の薬になったり、農業用になったり。そんな人のためになる毒が世の中に溢れているんです。





キシダチカ

こうやって聞いてると、人類ってかなり毒に助けられていますよね。毒とはいえ、憎めねえ〜〜〜! と思うんですが、先生が一番好きな毒ってなんですか?





森本先生

憎めない部門だと、「タキソール(パクリタキセル)」かな。この本、『資源天然物化学』の表紙にもなっているイチイから採れる成分です。




『資源天然物化学』(共立出版)は、現在は近畿大学の名誉教授でもあり、元理工学部教授の宮澤三雄先生が著者のひとりとして携わっています。


佐藤さん

どういった毒なんですか?





森本先生

熟した実以外は全て有毒で、特に種を誤って食べてしまうと死に至るくらい強い毒を持っているんです。ですが、今は抗がん剤に使われています。





キシダチカ

抗がん剤に!? 人類の救世主や……!





森本先生

イチイにとっては虫や菌から身を守るための毒だけど、我々にとってはがん細胞をやっつける武器なんですよ。





キシダチカ

ってことは、タキソールをたくさん採取すれば多くの人が助かるんですか?





森本先生

それがね、木だから大きくなるのに時間がかかるでしょう。それじゃあ薬の生産が追いつかないから、今は「半合成」といって、細胞培養で増殖させたイチイの細胞から薬を作っているそうです。





キシダチカ

カァ〜ッ! 今日からイチイに足向けて寝られへんで!!





佐藤さん

日本全国に生えてるんじゃないかな。





カビも毒のひとつ! もはや避けられない身近な毒との付き合い方とは


キシダチカ

私たちがあまり意識してないような、身近にあって気をつけたほうがいい毒ってありますか?





森本先生

カビ毒ですね。





キシダチカ

カビ……ですか……?




衝撃のあまりホラー漫画の顔になる。


キシダチカ

ちょっと予想外でした。ていうか、カビも毒の一種なんですか? パンやお餅にカビが生えてても、取り除けばいいやって思ってたんですが……。





森本先生

カビとして目に見えてるところはほんの一部で、取り除いてもカビを作る物質はいっぱい残ってるんです。そこには、私たちの身体に悪影響を及ぼすものもあるんですよ。





佐藤さん

1年生のときに実験で目の当たりにしたんですけど、カビって適温になった途端ぶわーーーって増えますよね。





キシダチカ

ギャーーーー! 知らずに食べてた……。






森本先生

そこら辺に生えてる知らないキノコは食べたらアカンって思うのに、カビに関しては大丈夫だと思う人が多いんですよ。





キシダチカ

確かにカビって軽視されがちかも。これから警戒せな……。





森本先生

でも、必要以上に怖がらなくていいんです。カマンベールチーズのように、我々に悪影響のないカビを活かした発酵食品もありますし、野菜なんかカビだらけの土の中で育ってますから。それを気にしてしまうと何も食べられなくなる。





キシダチカ

「カビが生えたら食べないほうがいい」くらいに思っていればいいんですかね。





森本先生

そうそう。カビが生えたものはリスクが高いからね。それを防ぐために、海外から輸入される作物には、農薬が使われることが多いです。





キシダチカ

農薬って危なくないんですか?





森本先生

リスクはゼロじゃないよ。だけど、農薬=危険というのは昔の話で。





佐藤さん

人体に作用しない農薬も開発されているんですよね。




皮ごと食べて大丈夫?むかない安藤が野菜や果物の「毒性」を栄養学の先生に聞いてみた



森本先生

また、農薬は輸入時に「ADI(許容一日摂取量)」というものを超えていないか検査をします。ADIは、人が一生涯毎日摂り続けても健康上問題のない摂取量の上限のこと。なのでよっぽどのことがない限り、悪影響を受けることはありません。ただ、カビのような天然の毒はADIが定められていないから、気づかず摂っちゃうと危険なんです。

むしろ農薬を使わずに輸入すると、強い発がん性を持つ「アフラトキシン」というカビ毒が作られてしまう可能性があるんです。農薬のリスクとカビ毒のリスク、どっちを取る? って話ですね。





キシダチカ

どっちにしろ100%の安全は保証できないのかあ。となると、私たちはどうすれば?!






森本先生

ひとつは、毒が体内に取り込まれても、ちゃんと排泄できる仕組みを自分の身体に作っておくということですね。コロナウイルスもそうですけど、身体に入ってきたときに、毒やウイルスが悪さしない健康な身体づくりが大切です。





キシダチカ

なるほどなあ。私、これまで身の回りに潜む毒についてちゃんと調べもせず「多分危ない」「多分大丈夫」という認識だったので、もっと向き合ってみます!





佐藤さん

敵になるか味方になるかは、相手をどれだけ知るかで変わっていくものですしね。





森本先生

とてもいい考えですね!





キシダチカ

先生、本日はすごく勉強になりました。ありがとうございました!





恐れる前に、調べてみよう、知ってみよう

みなさん、いかがでしたか!

毒=全て危険だと思っていた私も、作用の特徴を活かせば人の命を助けることもあったり、怖いどころか「毒よ、ありがとう……。」という気持ちが湧いてきました。

つまり、
身体を鍛えて知識をつければ、毒を恐れる必要はない!



キシダチカ

知らん話がいっぱいで面白かったな~。佐藤さんどうやった?





佐藤さん

今日は通訳係としてお邪魔したんですが、毒の世界は知らないことばかりで勉強になりました! 特に、有毒な植物が派手な体色を持つ理由が「覚えてもらうため」という話が面白かったです。キシダさんが派手な服を好んで着るのも警戒色なんでしょうか?





キシダチカ

身を守るために無意識で警戒色を選んでいたのかも……!? 今度一緒に警戒色コーデで森に行ってみようよ!





佐藤さん

遠慮しておきます……。




この記事を書いた人

キシダチカ

ライター兼漫画家。派手なものが大好きな引きこもり。描くのは男女の恋愛漫画。読むのはBL漫画。めちゃコミックオリジナルで連載中! 最近の悩みは、いろんな占い師に「あなたのパワースポットは実家よ」と言われ、未だに故郷・奈良を離れられないこと。


編集:人間編集部

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