2019.09.24
近大キャッシュレス推進部隊「キャッシュレスラボ」が発足!
- Kindai Picks編集部
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現在、近畿大学ではキャッシュレス推進のために様々な取り組みを実施しています。その取り組みの1つとして私たち「キャッシュレスラボ」では、近大VISAプリペイド(プリペイド機能が付いている近大の学生証)を学内で普及するための活動を行なっています。
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近大VISAプリペイド誕生秘話
はじめまして。近畿大学でキャッシュレスの普及活動をしている団体「キャッシュレスラボ」経済学部総合経済政策学科2年 樋口明音です。
この学生証、ご覧の通りVISAプリペイド機能付きなので学内外問わず様々な場所で使用でき、Amazonなどのネットショッピングにも利用できる優れものなのですが、決済機能の使用率は全学生のうち2割程度※と、まだまだ浸透していません。
※2018年4月~10月の新入生利用率
〔VISAプリペイド機能についてはこちら〕
▶近畿大学の学生証には「VISA」が!?超絶便利!VISAプリペイド機能を使ってみた
せっかく便利な機能なので、もっと多くの学生さんに使ってほしい!そこで先日、キャッシュレスラボではプリペイド学生証を普及するイベントを開催しました。そもそもなぜ学生証にプリペイド機能がついたのか?そして私たちがどのような普及イベントを実施したのか?についてお伝えします!
日本はキャッシュレス後進国
世界的にみると、日本のキャッシュレス化はまだまだ遅れています。例えば、お隣の韓国のキャッシュレス比率は全消費のうち90%を超えているのに比べ、日本では20%程度と、その差は歴然です。
(引用元:https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/shoryu/credit_carddata/pdf/009_03_00.pdf)
日本が現在キャッシュレス決済の推進に力を入れている理由の一つとして、来年に開催が予定されている東京オリンピックがあります。政府はオリンピックで訪日するであろう外国人の消費を促すために、自国で使い慣れたキャッシュレスの環境を整備しているのです。
また、オリンピックだけではなく、超高齢化や人口減少が進む日本でキャッシュレス化によって無駄を省き、事務効率を高め、少ない人員でも仕事に対応できるようにするという目的もあります。
実は、VISAプリペイド機能が備わった学生証を発行した大学は、日本では近畿大学が初めてです!なぜ、近畿大学はプリペイド機能付き学生証を発行することにしたのでしょうか。そのきっかけの一つは、2016年に国際学部が新設されたことでした。
国際学部では1年生の後期から全員海外に留学することから、学生証にVISAプリペイド機能を付け、海外でも便利に利用できるようにしました。もちろん日本からでも簡単にチャージが可能で、親御さんにとっては子どもの留学生活を日本にいながら支援することが可能です。その他にも、プリペイドカードは審査が不要で、かつ限度額が設けられているので、使いすぎることがないという安心感もあります。
また、近畿大学では日本初のインターネット出願やAmazonでの教科書販売の導入など常に新しい挑戦を続けてきました。プリペイド機能付き学生証は、キャッシュレス化する日本社会の流れに大学がいち早く対応することで、学生に社会への適応力を身に着けてほしいという考えのもと、導入されたそうです。
▶近畿大学のキャッシュレス積極姿勢はすごい!メルペイ導入・クレカでの学費払い・学生証など、様々な事例をまとめ読み!
色んなことを知れば知るほど、やっぱり使わないなんてもったいない!そこで、VISAプリペイドサービスを提供している三井住友カード㈱さんの協力のもと、「近大VISAプリペイド」の魅力を知ってもらうイベントを開催しました!
"人が動く"キャッチコピーを考える
こんにちは、文芸学部文学科2年 宇津井翔です!私からは、近大VISAプリペイドの「キャッチコピー」を考えるワークショップの体験記をご紹介します!
今回のキャッチコピーワークショップのゴールは"人が動く"キャッチコピーの作り方を身につけるです!
知識や技術の吸収し、実際に活用するという一連の流れの中でしっかりとキャッチコピー力を身につけることができる構成になっています。実践ワークのお題は、「プリペイド機能付き学生証カードが使いたくなるキャッチコピーを考える」です。優勝チームにはCNNカフェのホットドックセット無料券をプレゼント!これは俄然やる気が出ます!
ターゲットにとっての価値を伝えることが重要
まずはアイスブレイクも兼ねて、ペアになってお互いが「自分のキャッチコピー」を紹介するワークが行われました。ここで意識するのは「この人にまた会いたい!」と思わせること。ちなみに私が考えたキャッチコピーは「好きな事は絵を描くことと挑戦すること」です。皆さん、どうですか?私に会いたいと思ってくれましたか?
「また会いたい」と思わせるためには、ターゲットにとって何か価値が必要。つまり、キャッチコピーを考えるときにはターゲットにとっての価値を伝えることが重要となります!
これから、掃除機に関するキャッチコピーが2つ出てきます。これらのキャッチコピーのうち、どちらの方が掃除機を買いたくなりますか?
①吸引力が3倍のサイクロン型掃除機
②吸引力が落ちず、どんなほこりも取りこぼさない掃除機
皆さん、どちらのキャッチコピーに惹かれましたか?この2つの違いは機能に注目しているのか、価値に注目しているかです。①は掃除機の機能を全面に押し出したキャッチコピーです。一方、②は掃除機の価値を全面に押し出したキャッチコピーです。おそらく皆さんは②のキャッチコピーに惹かれたのではないでしょうか?キャッチコピーを考える上で大切なのは、ユーザーに価値を伝えること。その機能によってどのような価値が手に入るのか?をキャッチコピーという短い言葉でイメージさせてあげるのです!
続いて、キャッチコピーを考えるためのステップを学びました。ここで大切なのは「ゴールからの逆算思考」です。今回のお題だと「近大VISAプリペイドの登録とチャージを行ってもらう」というゴールに向けて、どのような近大生に、どのような価値を伝えるべきか?を逆算して考えるのが良いそうです!
キャッチコピーを考える流れも紹介されました。
この3STEPで考えることによって、ターゲットがブレないキャッチコピーを考えることができます。人によって価値基準が違うので、ターゲットが変わればキャッチコピーも変わる!というわけです。考え方の他にも、キャッチコピーの作成テクニックが紹介されました。
①数字を入れると具体性が増して刺ささりやすい
②意外性は「どういうこと?」と脳が反応して目にとまりやすい
③ターゲットを記載することで、「私のことかも?」と思わせる
④秘策やコツはパワーワード!
評判のいいキャッチコピーを分析すると法則性が見えてくるのだそう!日頃から街中の広告をみるなど勉強していきたいです!
ここからは、今まで吸収した知識や技術を活用する時間です。チームに分かれて近大VISAプリペイドのキャッチコピーを考えていきます。その際にキャッチコピー発想シートが共有されました。ターゲットとサービスの価値を整理して、論理的にキャッチコピーを発想するためのシートです!
このシートにまとめることで、頭の中が整理され、チームでの議論もはかどりました!今回のお題以外にも活用できるシートになっているので、ぜひご活用ください!最後に、キャッチコピーチェックシートで”人が動く”キャッチコピーになっているかを確認!
これが発表されたアイデアだ!
それでは、全7チームから発表されたキャッチコピーの紹介です。どのチームも興味を惹くコピーができました!
①「近ペイ、まだ使ってへんの?」
PayPayやLINEpayに便乗し、「近ペイ」というキャッチーな言い方を取り入れることで最先端感を醸し出す
②「履修登録と近大VISAプリペイドの登録はもうお済みですか?」
近大VISAプリペイドの登録は、履修登録のようにマストでやるものだということを訴求
③「えっ…まだ財布もってるん?いらんのちゃう?」
みんなが使っているのにまだ使っていないことを煽り、危機感をもたせる
④「お前はまだ近大生ではない」
「北斗の拳」の名台詞「お前はもう死んでいる」のパロディ
⑤「#近大年パス日本を変える」
流行りのハッシュタグを活用したイマドキ感が伝わる
⑥「頂きますが12:30」
お昼時にレジが混んで、ご飯を食べれるのがいつも12:30を過ぎてしまう現状を、カードで支払うことで会計がスムーズに進み、12:30ぴったりに食べ始めれることができる!ということを伝えるキャッチコピー
⑦「ピッ!で繋がる梅の花」
擬音語を使うことで手軽さを訴求
皆さんはどのキャッチコピーに惹きつけられましたか?優秀賞に選ばれたのは、「えっ…まだ財布もってるん?いらんのちゃう?」でした!近大っぽさが出てますね…(笑)
受賞チームのメンバー
まとめ
私はこのワークショップに参加したことをきっかけに、近大VISAプリペイドデビューをしました!キャッチコピーを考える上で、近大VISAプリペイドの価値を知り、使ってみたいなと思ったのです。そしてもっと普及活動をしていきたいとも思い、キャッシュレスラボのメンバーに仲間入り!まさに”人が動く”ワークショップでした!近大VISAプリペイドデビューした体験談や近大VISAプリペイドのメリットは別の記事に書いているので是非読んでみてください!
「キャッチコピーワークショップ」はいかがでしたか?人に何かを訴求したい機会には、ぜひ皆さんも今回ご紹介した“キャッチコピー作成シート”と”チェックポイント”を活用して、キャッチコピーを作成してみてください!
次回は2つ目の普及イベントとして実施した「説得術ワークショップ」についてご紹介します。人を説得するためには3つのステップがあります。それを身につければみなさんも相手を効果的に説得できるようになるかも!?ぜひ次の記事もご覧ください!
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