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2019.08.05

国連発表の幸福度ランキング上位を北欧諸国が席巻!北欧って、どうして幸福度が高いの?

Kindai Picks編集部

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コラム

国連が発表している「世界幸福度ランキング」を知っていますか?これは、国際幸福デーである3月20日に、国連が毎年発表している国民の幸福度を数値化したランキングです。このランキングで上位の過半数を占めるのが、北欧諸国なんです!今回は、その理由を調査するためにノルウェー人の友人にインタビューしてきました!



みなさんこんにちは!近畿大学 経営学部 商学科 2年の山本夏香です。

私は高校2年生の時、当時通っていた高校の姉妹校があったノルウェーに、2週間の短期留学をしました。その時に、国際幸福デーである3月20日に発表された「世界幸福度ランキング」でノルウェーが1位だと知り、あることに気づきました。

<世界幸福度ランキングの定義>
156の国々の国民が、自分自身が幸福であると感じていることを国民自身で点数を付け、ランキング化したもの。2019年のランキングでは幸福と地域社会に焦点を当てており、幸福が過去12年間にわたってどのように進化してきたかを、その変化をもたらした技術、社会規範、紛争、政府の政策に焦点を当てて定義づけている。

ランキング上位は北欧諸国が占めている!!

当時(2017年)のランキングがこちら。

1位:ノルウェー
2位:デンマーク
3位:アイスランド
4位:スイス
5位:フィンランド
6位:オランダ
7位:カナダ
8位:ニュージーランド
9位:オーストラリア
10位:スウェーデン

2017年のランキングでは、ノルウェー、デンマーク、アイスランド、フィンランド、スウェーデンと、北欧諸国の5ヵ国がTOP10入りしています。ちなみに、当時のランキングでは日本は51位でした。

では、最新(2019年)のランキングも見てみましょう。

1位:フィンランド
2位:デンマーク
3位:ノルウェー
4位:アイスランド
5位:オランダ
6位:スイス
7位:スウェーデン
8位:ニュージーランド
9位:カナダ
10位:オーストリア

2019年の発表では順位に違いはありますが、TOP10にランクインしている国に大きな違いはありません。ちなみに、日本は58位でした。なんと、2017年に比べて順位が下がっています!

日本で暮らす私からしてみれば、戦争だってないし、欲しいものは何だって買えるし、なかなか幸せに暮らしているつもりなんですけど……!

北欧諸国と日本の違いっていったい何なんでしょうか?!


極寒の地なのに幸福? その理由って一体?!



私が短期留学に行った時は3月でしたが、雪が残っていてとても寒かったです。

まず、北欧と聞いて思い浮かべるイメージといえば、「とにかく寒い!」ということ。冬場はダウンを着込んでも、めちゃくちゃ寒くて、登山用の服を用意しないと寒いくらいです。

こんなに寒くても幸福度が高いのには何か理由があるはず!と寒さ嫌いの私は思い立ち、短期留学中のホストファミリーであり、日本にも遊びに来てくれたSivert(シバート)くんにインタビューしました。


左から、シバート、妹さん、お母さん。ホームステイ中、みんな優しくもてなしてくれました

世界幸福度ランキングで、ノルウェーを含めた北欧諸国が毎年上位にランクインしてるけど、どう思う?


ノルウェー人として、北欧諸国が上位ランクインしてると聞いて嬉しく思っているよ!誇らしいね!


どうして、北欧諸国が上位にランクインすると思う?



ノルウェーは日本と違って社会民主主義なんだ。だから、僕たちはとても高い税金を払っているんだよね。だけど、その代わりに医療費と教育費は無料だし、僕たちが必要とすれば、社会的な金銭援助も受けられる制度もあるんだ。こういう国づくりが大きな要因だと僕は思うよ。

確かに、日本は医療費も教育費も無料ではないもんね。他にはどう?



うまく言えないんだけど、誰の発言でも重要な問題としてとらえる風土があるんだ。例えば、政治について、あるいはメンタルヘルスについて。そして、誰しもがそういった話も含めて何でも気軽に他の人に話せるんだ。人に対して全員がお互い真摯に向き合うといった感じだね。

すばらしいことだね。ちなみにシバートは普段生活していて、どんな時に幸せだと感じる?


ハイキング、ランニング、スキーのようなアウトドアの趣味……そして、仕事や勉強だけではなくて、他の様々な趣味が僕たちの生活の中で大きな価値を占めているよ。税金は高いけれど、その分所得も低くはない人がほとんどだし。社会的保証も高い分、趣味や遊びに投資できる金額が他の国よりも多いのかもしれないね。

趣味に熱中できる時間と体力があるのはいいことだよね。ちなみに、家族や友達と過ごす時間は楽しい?


うん。でも僕たちが何かをする時は数人で何かをするよりも一人で行動することの方が多いかな。みんながそれぞれ自立しているんだ。


色々聞いてると、やっぱり日本とは全然違うなーって思ったよ。制度の話とか趣味の話とか、日本は仕事や勉強に追われることが多いから。今日はありがとう!


北欧諸国の人々はプライベートが充実していて、思いやりも豊か!



放課後にプールで泳いだりして過ごしている。公共スペースが自由に使えるのも幸福度の高さの要因です!

今回のインタビューを通して分かった「北欧諸国の幸福度が高い理由」はこちら!

・社会保障制度が世界トップクラスと高く、医療費、教育費だけでなく様々な社会的援助を受けることができる。

・自分が世間に対して思うことや些細な悩み事でも、日々の生活の中で話題にし、それをみんなに共有できる。

・ライフスタイルの中で趣味の時間を楽しみ、1人の時間も大切にする。


確かに思い返してみれば、日本との違いを感じたことは多くありました。例えば、ペットボトルのミネラルウォーター1本をコンビニで買うと約27NOK(ノルウェークローネ)で、日本円にすると当時のレートで約340円でした。ノルウェーの消費税は25%と、なんと日本の3倍以上(2019年8月現在の税率で比較)なのです。シバートも言っていた通り、税金がとても高い!でもその分社会保障が充実しているというわけです。消費税10%の引き上げにも異論が生じている日本とはレベルが違いますね。

国の制度が整っていることはもちろんですが、その制度を決めている政治家に女性が多いというのも、北欧諸国の特徴です。女性議員の多さ、女性の就業率は北欧諸国が世界の中で上位です。女性が活躍できる国づくりも、幸福度の高さに繋がっているのではないでしょうか。

今回シバートにインタビューしてみて、彼は自国についてよく理解しているし、深い愛国心を感じました。ちなみに、私がノルウェーに行った時、多くのノルウェー人は「ノルウェーの水は世界で一番美味しい」「僕はノルウェーが一番好きだ」と、よく言っていて、その主張の強さに私は驚きました。

日本人は果たして、最低限ある平和な生活に感謝し、日本が一番好きだと言えるのでしょうか?もしかすると、北欧諸国の人々は自分の国を理解し愛しているから、幸せだと感じるのかもしれませんね。近年では治安の良さから、女性一人旅で北欧諸国を選ぶ人も増えています。皆さんもぜひ、そんな幸せの国々へ行ってみてください!


(終わり)


ライタープロフィール
山本 夏香(やまもと なつか)
近畿大学 経営学部 商学科 2年
近大広報室インターン生。広島県立福山誠之館高校出身。
思い立ったら即行動の精神と、驚異のフットワークの軽さを持ち合わせたアクティブ人間。夜に突然、友達と学校から難波までサイクリングに行ったことも。趣味はタピオカ巡り、映画鑑賞、バドミントン。


企画・編集:人間編集部


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