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2019.04.25

ハロプロヲタク号泣!つんく♂プロデュースの近大入学式にぱいぱいでか美が潜入【KINDAI GIRLS】

Kindai Picks編集部

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入学式
KINDAIGIRLS
つんく
ぱいぱいでか美
オリジナル記事

毎年ド派手な演出で話題の近畿大学の入学式。音楽プロデューサーのつんく♂さんが総合演出をつとめて6年目となる今年、毎年進化し続ける入学式の現場を、タレントで音楽活動もしているぱいぱいでか美さんがレポート!パフォーマンスを行う現役近大生アイドルユニットKINDAI GIRLSに事前練習から密着します。入学式当日、憧れのつんく♂さんを目の前に、感極まってしまうでか美さんに注目……!?

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こんにちは、ぱいぱいでか美です。

日夜、ライブをしたり、バラエティに出たり、文章を書いたり、いろんな方法でお金を稼いでいる者です。そして、その稼いだお金を大好きなハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)のアイドルに費やすのが生き甲斐の者でもあります。



なのでハロプロはもちろんつんく♂さんのことも大大大大だーーーいすき!つんく♂さんが楽曲提供したアーティストさんは、ハロプロ以外でもチェックしています!

中でも最近気になっているのがKINDAI GIRLS。近畿大学の現役大学生で結成されているグループで、ハロプロを彷彿させる曲と節回しが最高なんです!



私の一押し曲は『青春×青春』!その中に出てくる「立派な教授でもわかんない」という大学生が青春を表現するのにあまりに十分な歌詞を見たときは本当に衝撃でした。



今年の入学式で披露する新曲『MY DREAM』も、つんく♂さんらしい、夢をテーマにした青春感がたっぷり詰まった名曲です!



そんな真っ直ぐなメッセージと真っ直ぐなパフォーマンスが魅力のKINDAI GIRLSなのですが、実は楽曲のこと以外はあんまり詳しくなく……。

どうやって加入するの?卒業のタイミングは?恋愛はOKなの?やっぱりみんなつんく♂さん大好きなの?

うーん、何だか聞きたいことがたくさん浮かんできました!
すると彼女たち、何と4月6日の入学式に向けて春休みを返上して練習に明け暮れてるというではありませんか!これは会いに行くっきゃない!

というわけで……



来ちゃいました!近大に!



みんなとっても真剣に練習しています!お揃いのTシャツを着てキビキビと踊るメンバー、やや不安げに参加しているメンバー。パッと見て先輩後輩がわかりやすくて可愛いなぁ。



すかさず指導をしにいく先輩の姿に「わー、これハロプロのYouTubeとかでもたまに見る光景じゃん!」と、興奮してしまいました(笑)。

自主練習にお邪魔したので、そりゃみんなメイクもしてなかったり、髪の毛も後ろに一つに束ねていたり、決してオシャレしてきてるわけじゃないんだけど……なに!すごくキラキラしてます!



集中していただくためにそーっと見てたんですけど、抑えきれなくて小さく手拍子。


KINDAI GIRLSとは? 先輩メンバーにインタビュー


まずは、KINDAI GIRLSの4年生メンバーにお話を聞いてみました!


左から、岡本夏美さん、鳥羽瑞穂さん、中屋美咲さん、鶏内遥さん、岡田あゆ奈さん

みなさん、めちゃくちゃ可愛いし、バリバリ歌って踊れるし、思わず見とれてしまいました……。


え〜!うれしいです!





ちなみに、KINDAI GIRLSって何年前にできたグループなんですか?



つんく♂さんが初めて入学式のプロデュースを担当されたのが2014年。そのタイミングでKINDAI GIRLSも誕生したので、今年度で6年目になるんです。今ここにいるのは、1年生の頃から加入しているメンバーですね!

ええ〜!っていうことは、みんなは入学した時からアイドルってことですか??


そうなんです。だから、私たちは加入して初めてのステージが自分の入学式だったんですよ!高校生のときにオーディションを受けて、入学前から近大に来て、練習に参加していて。

え〜〜〜!自分の入学式でパフォーマンスするって、すごい!ちなみに、オーディションは近大生なら誰でも受けられるんですか?


受験の合格通知に、オーディションのエントリーシートが同梱されているんですよ。私はそこで初めてKINDAI GIRLSの存在を知って、入ってみようかなって思ったんです。

私は、つんく♂さんが入学式の総合プロデューサーを担当されることも、KINDAI GIRLSの存在も知っていたので、入学する前から入る気持ちでいました!

それって、もしかして……



中学生の頃からずっとモーニング娘。が好きで。





あー!仲間です!ハロプロファンからすれば、つんく♂さんの曲で歌って踊れるなんて夢みたいな話ですよね!


まさにそうなんです!だからめちゃくちゃ楽しんで、本気でやれてます!


夢のない話ですけど、地下アイドルとか、半年で辞めちゃう子もザラにいるんですよ。みんなは4年間ハードな練習にも耐えて、KINDAI GIRLSを続けてきたわけじゃないですか。本当すごいなぁと尊敬していて。

続けてこれたのは、練習の時点で楽しいのはもちろんなんですけど、やっぱり本番の入学式が楽しいからですかね。


近大の入学式って毎年すごいですもんね!当日は何人くらい来場するんですか?


だいたい、7500人くらいです。





まじか!!!幕張メッセのキャパじゃないですか!それ!



考えたことなかったですけど、そう言われるとすごい人数ですね!



ライブとかイベントのMCでは、そのくらいの規模のお客さんの前に立ったことはあるんですけど、歌って踊ってのライブでは、そんな人数を前にしたことないです私!めちゃくちゃすごいことだと思います!

なんか、実感が湧いてきました!入学式も頑張らないと!



ここだけの話、ハロプロをはじめ、アイドルって恋愛はタブーじゃないですか。みなさんはどうなんですか?


私たちは普通の大学生なので、恋愛はOKなんです。ちなみに、ぱいぱいでか美さんはどうなんですか?


私は、オールOKです。突然の妊娠以外なら!



(爆笑)



入学式のパフォーマンス、楽しみにしています!




フレッシュさ満点の新メンバーにインタビュー


続いては、今年入学する1年生の新メンバーにお話を聞いてみます!


左から、皆木彩寧さん、小川あゆなさん、山口 愛華さん、泉真純さん、花木基子さん

よろしくお願いします!



よろしくお願いします!



初々しい!みんなは、新入生組ですよね。ということは、元々アイドルが好きだったり、KINDAI GIRLSを知ってたりしたんですか?


うーん。私はアイドルを全然知らないんですよ。実はシンガーソングライターのあいみょんとかが好きで……。でも、なんか楽しそうだなーって思って。



動機がラフすぎる!



私は、元々KINDAI GIRLSが好きだったんです。昨年度のKINDAI GIRLSの衣装をお母さんが手作りしてくれて、それを着た写真を貼ってオーディションに応募したくらい。



私は、父がつんく♂さんの大ファンで、父に押されて応募しました!



わかります!私が親だったら絶対そうします!





っていうか、名前のシールがかわいすぎるんですけど!



練習のときは、振付の先生が来てくださるんです。そのときに名前を覚えてもらう用に全員シールを貼っています。


ハロプロ感があって最高です。



今日は自主練習なので先生は来ないんですけど、先輩に名前を覚えてもらうために貼ってます!


めっちゃ健気で初々しいです。そういうのキュンとします!



入学式で歌う『MY DREAM』の一部で、新入生だけで披露するパフォーマンスもあるので、でか美さん、楽しみにしていてください!


「自主練習に来たことで満足してはいけない」と指導する先輩メンバー

さっきまで和気あいあいとしていた練習場が、一気に緊張感のある空気へ。

同じグループで、同じ大学の学生ともなると、関係性も難しいはず。それなのに、注意するときはビシッと指摘する先輩メンバー。そして、その本気の目からちゃんと視線をそらさずに真剣に聴く後輩メンバー。

彼女たちの入学式パフォーマンスにかける想いが伝わってきました。



先輩メンバーからの本気の言葉、私も同じステージに立つ者として胸にくるものがあったなぁ。というか、彼女たち自身が当たり前に「ステージに立つ者」になっていることにも感動しちゃったりして。

正直少し舐めていたのかもしれません。「つんく♂さんの曲、どれくらいの気概で歌ってるわけよ〜?」くらいの気持ちが私の中にあったのかも、と猛省……。彼女たち、本物でした。プロです。

みんな普通の女の子なんだけど、直接話を聞くと、チャレンジ精神とサービス精神が満載の良い子たちばかり!先輩メンバーにもなるとグループ愛も深くて、だからレッスン着でもキラキラしてるんだなぁ。



今後『青春×青春』を聴く時は、より一層感情移入してしまいそうです。なんだか今日一日でKINDAI GIRLSのことがもっと大好きになっちゃいました。これは本番が楽しみになってきたぞ〜!


つんく♂さんの熱指導!本番さながらの前日リハーサル


入学式本番に向けて、前日にリハーサルが行われました。今回は特別にその様子を写真で見せていただきました。



写真からでも伝わる本番さながらのこの空気感。私まで緊張してきました……!しかも、何と言ってもこのリハーサルは……



総合プロデューサーのつんく♂さんが見に来てくださっていたのです!!!!!

つんく♂さんに直接指導してもらえるなんて、羨ましすぎる!でも、みんな本気で頑張ってるからそんなご褒美をもらって全然OK!!!!

つんく♂さんを前にしても、物怖じせず真剣にリハーサルに取り組むKINDAI GIRLSたち。

つんく♂さんの指導にも熱が入っているのがわかります……!果たして、どのような入学式になるのでしょうか。


いよいよ入学式の本番……!




というわけで、KINDAI GIRLSの入学式パフォーマンスを見届けるべく、ぱいぱいでか美、またもや近畿大学に来ちゃいました。入学式会場に、私もこっそり参加させていただきます!

毎年スゴイ演出が話題になる近畿大学の入学式ですが、今年も、初っ端から盛り上がる仕掛けがたくさんありました。



なんと、近大OBのお笑い芸人せいやさんが組んでいるコンビ「霜降り明星」がサプライズゲストで登場。開式前から会場は大盛り上がりです。



オープニングまで、全員でカウントダウン。このワクワク感、もはや入学式じゃなくてライブです!



KINDAI GIRLSは、オープニングでつんく♂さん作詞作曲の新曲『MY DREAM』を披露します。開式のカウントダウンが終わると、イントロとともに……



KINDAI GIRLSがついに登場!



新入生も拍手で歓迎しています!!!



練習の時から可愛かったけど、比にならないくらいのキラッキラの笑顔でみんなが出てきました!おお〜!頑張れ〜!



気付けばパフォーマンスに見惚れている自分がいました。やばい、全然普通に泣きそう。このあとも取材の仕事が残ってるから、泣いてる場合じゃないのにちょっとこれは……。いや、でも涙が溢れてしまう……!



今年の入学式のためにつんく♂さんが書き下ろした『MY DREAM』の歌詞がダイレクトに響いてきます!

「誰の為でもない」「変えるのは誰かじゃないさ 私がやるんだよ」。

KINDAI GIRLSのみんなが春休みを返上して練習してきた成果が、今こんなにも人を感動させている。私だけじゃなくこの会場中にいる全員が胸を打たれたのではないでしょうか。

この近畿大学で、誰の為でもない自分の夢を、自分の将来を、叶えて変えて突き進んでいくのは、他でもない自分自身なんだと。

きっと練習しながら彼女たち自身もその言葉に励まされてきたんだろうなぁ。あ、もうダメだ。普通に泣いてる。

▼KINDAI GIRLSのパフォーマンスの全編はこちら



本番を終えたばかりのKINDAI GIRLSの楽屋へ


感動のパフォーマンスを見て、居ても立っても居られなくなった私は、入学式を一時退席してKINDAI GIRLSの楽屋へ!



私、1回しか練習を見てないんですけど、感動しちゃって……。楽しかったです、本当に……(涙)


でか美さんにそう言っていただけたら、本当に嬉しいです……





みんなすごかったです〜!



え〜!でか美さん〜!ありがとうございます〜!



新入生の方はこれから楽しい春になるだろうし、4年生の方は最後になる人もいると思うから、全力でこの一年楽しんでください!



ありがとうございます〜!



最後にもう1度パフォーマンスする予定のメンバーにエールを送っていると、なんと、偶然にもあの方にお会いすることができたんです……!



ダンサー・コレオグラファーの木下菜津子先生です。ハロプロヲタクの方なら、ご存知ですよね?

「なっちゃん先生」こと木下菜津子先生は、数多くのハロプロ楽曲の振り付けを手がけてきた方です。

練習映像で時々拝見する、愛ゆえの厳しい指導は、見ているこちらが正座したくなっちゃうほど(笑)。そんななっちゃん先生はKINDAI GIRLSの振り付けとダンス指導もされています。

す、す、すみません!初めまして!ぱいぱいでか美と申します!なっちゃ…木下菜津子さん!お写真撮っていただいてもいいですか……?


でか美さんじゃないですか!いつもハロプロの応援ありがとうございます!もちろん写真大丈夫ですよ。撮りましょ。……ていうか私のこと、怖い人だと思ってません?(笑)

なっちゃん先生、めちゃくちゃ面白い方でした(泣)。私のことを知ってくださってて感動……。私があまりにもハロプロ練習風景のイメージを持ったままご挨拶に挑んでしまって緊張していたところを、和ませてくださいました。優し〜!

KINDAI GIRLSのみんなも、なっちゃん先生の姿を見つけると一斉に駆け寄っていました。メンバーと先生の絆の強さ、感じるな〜!

さて、私は楽屋を後にして、再び入学式へ。
この後はつんく♂さんも登場する予定です!なんて幸せな日だ!


つんく♂さんからの祝辞に涙……!




入学式はその後、サプライズゲストとして元NMB48の渡辺美優紀さんが登場して、会場の盛り上がりは急上昇。

つんく♂さんが作詞作曲された新曲『未来への春』を披露されました。

そして、ついに……



つんく♂さんが登壇!

こ、これが本物のつんく♂さん!めちゃくちゃかっこいい!会場もここまでの入学式で一番の盛り上がりを見せています。そして、盛り上がった後にスッと訪れる静寂。スターってこんな風に会場を支配するのか!ただ、登場しただけなのに!



2015年に声帯摘出手術を受けたつんく♂さんからの祝辞は、映像に映し出される形式。新入生はもちろん、在学生や学生の保護者、そして我々取材陣までも含め、全ての人間に向けて贈られた言葉のように感じました。

モニターに映る文字だけではなく、つんく♂さんの生徒たちの瞳をグッと見つめる姿、優しく微笑む姿、そしてちょっとおふざけ要素も入れちゃう姿。

その全てが、今目の前にいるつんく♂さんから発せられている一つ一つの言葉だったんです!



正直、今まで自分の人生で体験してきた入学式のどこかの偉い人の言葉って、すっごくどうでも良かった。早く終わって欲しかった。多分それは、子どもながらに「テンプレートの挨拶」っていうのを感じ取っていたからだと思うんです。でも、今伝えられたこの祝辞は違う。本気で考えてくれているのがわかるから、本気で受け止められたんです。

つんく♂さんの祝辞が終わると、会場は涙を流しながら拍手を送る方が大勢いらっしゃいました。祝辞全文は、つんく♂さんのオフィシャルブログに載せられているので是非見てみてくださいね。



さっきKINDAI GIRLSのパフォーマンスで泣いた後のメイク直しが大変だったので、必死で涙をこらえました……!



その後は、つんく♂さんのギター生演奏で、近畿大学の校歌を全員で合唱。



エンディングは、KINDAI GIRLSが再びパフォーマンス!私の大好きな楽曲『青春×青春』を、様々な部活・サークルの学生と一緒に披露します!



あ〜!この後も取材が続くんだから、泣いちゃダメ!私!



すると、会場には大量の桜吹雪が!



なにこの多幸感……!

最後は、新入生を含めた会場全員が紙飛行機を一斉に飛ばします。



それでは、新しい時代への願いを込めて、つんく♂さんも一緒に……



Take Off〜〜〜〜〜!



桜と紙飛行機が飛び交う会場。



感無量……!

ちなみに、この記事の編集を担当しているハロプロヲタクのスタッフさんが隣で大号泣していたので、代打涙みたいな感じで我慢できた部分もあります(笑)。



「近大の入学式がすごい」って聞いたことはあったけど、実際に体感した私の感想は「もはやフェス!?」でした。もちろん、ただ賑やかなだけじゃなく、アカデミックなお話や、これから始まる大学生活への希望も持てる内容で……。正直私も、近大生になりたくらいの気持ちになりました!

こうして、「令和元年度入学生 近畿大学入学式」が幕を閉じました。


ついに憧れのつんく♂さんと面会……!?




入学式の興奮冷めやらぬ中、なんと、私!
その後の囲み取材にKindai Picksのライターとして参加させていただくことになりました。

当たり前だけど、普通に厳かな空気です。露骨に浮いている。まずこのピンクの衣装が浮きすぎている。



そんな中、カメラ位置の取り合いをする他の取材陣と違って、つんく♂さんの「ゼロズレ位置」を死守する私。

※ゼロズレ位置……目線がぴったり合うド真ん前の座席やポジションを指すアイドルヲタク用語

このあと目の前に現れるのか……マジで? まだちょっと現実的ではないのですが、とにかく心を落ち着けて待ちます。手汗の量がやばい!

そして、ついに、入学式を終えたばかりのつんく♂さんが……!



つ、つんく♂さんだ……!!



見てください!!!
目の前に、つんく♂さんが……!!!



本物……。今度ばっかりは泣きそう……(だけど我慢)

考えてきた質問文を何度も頭の中で復唱します。マネージャーを相手に練習もしました。

すると、「質問がある方はメディア名とお名前を名乗った上、ご質問ください」とのアナウンスが!

そこで、勇気を出して……



Kindai Picksのぱいぱいでか美です!





あ〜!つんく♂さん、笑ってくれました!

つんく♂さんからの祝辞、すごく感動しました。その中でも、「人間を育ててくれるもの」の3つ目に挙げられていた「認められること」が印象的だったんですけど、最近認められたなぁと感じたことはありますか?

ついさっき、本番の途中にハワイの娘が入学式の中継を見ていて、普段は絶対にそんなこと言ってくれないけど、「かっこいい」と言ってくれたんです。僕のことかステージのことかはわからないけど、嬉しかった。

ありがとうございます。心が「ゆっくり」になりました!



(少し笑ってから、親指をグー!としてくれる)



この心が「ゆっくり」というのはつんく♂さんがブログに載せられていた、つんく♂さんのお子さんのKINDAI GIRLS『MY DREAM』の感想なんです。

まだ幼いお子さんが、多分「ほっこり」的な意味で使った「ゆっくり」という言葉につんく♂さんの心も「ゆっくり」になったとブログに書かれていました。

娘さんとの最新エピソードを知れて、私も心が「ゆっくり」に。そう伝えると「お、ちゃんとブログも読んどるやん!」と言わんばかりの親指でグー! うぅ、こんなレスを頂けるだなんて、ヲタク名利に尽きます……。

ありがたいことに、続けていくつか質問させていただくことに!

ハロー!プロジェクトなどへの提供楽曲をお聴きしていても、つんく♂さんは常に新たな挑戦をされていると思うのですが、今年の入学式のプロデュースで新しく仕掛けたことはありますか?

どうしても演出ありきになっちゃいがちだけど、主役はやっぱり学生とサポートしてきた親御さん方。だから、気をつけたのは演出が過剰になりすぎないことかな。「近大すごい!」ってことよりも、ちょっとホッとしてもらいたいというか。安心感を少しでも感じてもらいたかった。

なるほど……。「安心感」はつんく♂さんの楽曲に通じる一つのキーワードなんじゃないかと思って、いつも聴かせていただいています。つんく♂さんの楽曲には「青春」という言葉もよく出てくるイメージがあるのですが、つんく♂さんが最近感じた「青春」はありますか?

僕は今年で50歳で、今年の新入生は18歳だから、親子以上の年の差があるんだけど、新入生と接してても「俺たち、まだまだ負けてないなぁ」と感じてるかな(笑)

祝辞でも「まだまだ負けてられない」とおっしゃられていたのが本当に素敵でした。つんく♂さんは現在、ハロプロにサウンドプロデューサーとして楽曲提供されていますが、KINDAI GIRLSとハロプロのアイドルで、曲や歌詞などにおいて、明確に分けている点はありますか?

昨日、KINDAI GIRLSの曲を遡って聴いてみたんだけど、作っている時点ではおそらく意識することはなくて。これはアマチュアだからとか、これはモーニング(モーニング娘。の意)だからだとか、作り手としてはおそらく意識していないみたいやねん。

意識していない……?



曲を作る心理として、やっぱり浮かんでくるのは、歌っている子たちの顔かな。モーニングはデビューの最初の子たちが14〜16歳だとしたら、KINDAI GIRLSは18、19歳。その学年の違いは、青春感とか、恋に対する気持ちが大きく変わってくるかな。

あ〜!憧れだったつんく♂さんに質問することができて、すでに夢心地の私。



さらに、それだけでは終わらず、囲み取材終了後、何とかつんく♂さんにご挨拶できないかと試みました。そこで、発売したばかりの私のアルバム『大恋愛体質』を手渡すため、周りのみなさんの協力もありつつ、つんく♂さんの戻り動線近くにいる作戦を実行!

袖へはけようとするつんく♂さんの元へ駆け寄ると、なんと、つんく♂さんの方からこちらに歩み寄ってくださり……。



あっ……あの、質問に答えてくださりありがとうございます!ぱいぱいでか美です……!これ、CD出したんですけど……よかったら聴いてみてください!

しかも、それだけではなく、「一緒に写真を撮ろうよ」と、手でジェスチャーをしてくださり、なんと……



一緒に2ショットを撮影してくださったんです!!!!!



憧れの人と話した衝撃に耐えきれず泣いてしまいました……。

タレント活動を始める前から、ハロヲタとしてつんく♂さんの作る楽曲には本当に救われっぱなしでした。つんく♂さんが書くライナーノーツや楽曲に対する考え方……。

タレントとして活動する上でも参考にさせてもらってることは本当にたくさんあります。

「好きな人が、優しかった……感動的な出来事と、なりました」自然にモーニング娘。の『ザ☆ピ~ス』の歌詞が浮かんできました。


おわりに




その後、キャンパス内でKINDAI GIRLSのみんなと一緒に撮影会を行いました!



新入生はもちろん、入学式のお手伝いをしていた在学生の方たちともたくさん写真を撮りました!

実際に触れ合ってみて、一番印象的だったのは近大生たち自身のパワーです。正直なところ最初は「つんく♂さんプロデュースだから近大の入学式は凄い!」という印象でした。でも、学生のパワーを受け止め、より良い方向へ導くための、あの入学式なんだと気づきました。つんく♂さんの生命力・創造力・青春力を受け止められる学校と生徒が揃っていることが、近畿大学の一番の魅力なのではないでしょうか!

そして、そんな近大の看板を背負うのがKINDAI GIRLSのみんな。入学式でのパフォーマンス、本当に本当に素晴らしかったです!

マジで今受験生だったら絶対近畿大学を受験します!そしてKINDAI GIRLSに入りたい!それくらい憧れちゃいましたよ。本当にみんなキラキラしてたから……。



そして、敬愛するつんく♂さんにご挨拶できたこと、私の人生史に残る日になりました。だって私はこれまでに、つんく♂さんが手が掛けてきた楽曲に何度も何度も救われてきたのですから。命の恩人に初めて会えたのと同じなんです。

あの日、目の当たりにしたつんく♂さんの人間としての圧倒的なオーラ。そしてそれ以上に感じた包み込むような優しさ。「好きな人が優しかった、嬉しい出来事が増えました。」これ以上に表現する言葉が見つかりませんよ。



今年の近大入学式には「令和元年度入学生」と銘打たれていました。近大生たちの若く煌めくパワーは、私にとっても、ものすごく刺激になりました。この子たちが新しい時代を築いていくんだなぁ、と。

でも、つんく♂さんがおっしゃるように、学生たちにはもちろん、そのお父さんお母さんにも、まだまだ青春はある。もちろん私にもあるわけで。だから、まだまだ負けてられないのですよ!ただそれは世代で分かれて戦ったり、勝つことを目的とするのではなく、一人一人が自分の青春を大切にして、相手の青春も大切にしていくってことなんじゃないかなぁ。



これからは、個性や多様性がもっともっと認められていく時代になっていくと思います。ていうか、私が、私たちがそうしていかなきゃいけない。ナチュラルにそういった考え方ができるような世界にしていきたいです。

でも、それをがんじがらめになって考え込みすぎるんじゃなくて、もっとエンターテイメントに、もっとポジティブに取り組むことが大切なんじゃないかな?と近大入学式を見て感じました。

変わるのは時代だけじゃない  私もそうだよ

『MY DREAM』の歌詞に背中を押されつつ、私も新しい時代に乗っかって、より一層頑張ります!

以上、ぱいぱいでか美でした。


(終わり)


ライタープロフィール
ぱいぱいでか美
一度聞いたら二度と忘れられない名前と、「言うほどでかくないがそこそこでかい」おっぱいを武器に、場所を選ばず大活躍。日本テレビ「有吉反省会」レギュラー出演の他、自身の楽曲の作詞作曲やライブ活動、楽曲提供、グラビア、コラム執筆などジャンルやメディアにとらわれず活動中。2019年4月にぱいぱいでか美withメガエレファンツ名義で『大恋愛体質』をリリース。自身の半生を綴った著書『桃色の半生!〜仲井優希がぱいぱいでか美になるまで〜』 も発売中。大のハロプロファン。
Twitter:@paipaidekami


写真:山元祐人
編集:稲田ズイキ
企画・構成:人間編集部

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