2018.09.14
UNOは無いのー!? ボードゲーム初心者が近大通りにできたボードゲームカフェ1306に行ってみた
- Kindai Picks編集部
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楽しかった夏休みが終わって、いよいよ後期が始まりました……。こんなに休んだはずなのに・・・むしろまだまだ遊んだりしたい!せめて、学校終わりは遊びたい!そこで、今回は前々のから気になっていた、人気のボードゲームカフェ1306に潜入してみました。とはいったものの、実は私、今まで一回もボードゲームをやったことはないんです。果たして、初心者でも楽しめるのでしょうか……!?
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今年の4月に近大通りにできたボードゲームカフェ1306。通学路にOPENしたということもあり、存在は知っていましたが、なかなか入れずにいました。
それもそのはず、私が知っているボードゲームはUNOと人生ゲームくらいしかないんですよ。小学生レベルで、すみません!
でも、周りの友だちでここに通っている人もいるし、なんだかボードゲームって楽しそうなんですよね。それに、スマホゲームよりも健全そう!
というわけで、こんな私でも楽しめるボードゲームを探すべく、お店に潜入して体験してみました!
ボードゲームカフェ1306に潜入!
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早速、ボードゲームカフェ1306にやってきました。
外観はおしゃれなカフェっぽいし、女の子だけでも入りやすい雰囲気です!
店内でプレイしている人たちが醸し出す玄人感に若干ビビりつつも、初めての体験にワクワクしてきました。
中へ入ってみると……
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見たことないゲームをしていて、業界用語(ゲーム用語)が飛び交っているー!
よくわからんけど、盛り上がっているし、みんな楽しそう!
ちなみに、この日はお客さんが続々とやってきて、取材時は常に満卓状態でした!
アレッ……。もしかして、ボードゲームって結構流行ってる……?!
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お店に入って、すぐある棚には箱に入ったゲームがズラーッと並んでいます。ただ、ボードゲーム未体験の私は、これだけ数があるのに見覚えのあるゲームが一つもありません(笑)。
でも、見た目がかわいいものがたくさんあって、遊んでみたい欲が高まってきました。
ボードゲームって実際どうなの? 店長に聞いてみた!
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今回、案内してくれるのは、ボードゲームカフェ1306のマスター!
笑顔が素敵なこの店長、実は2016年に近大の経営学部を卒業なんです。大学卒業後、2年足らずでお店を持つなんてすごいですよね!!
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ボードゲームは2008年ごろからブームになっていて、新たなボードゲームが日々生まれているんです。僕ですら全然知らないゲームがあるほど、市場が広がってきていて。
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ネームカードは首から下げるスタイル。イラストとかも書けてかわいい!
店長曰く、「今はボードゲームがブームらしい」ということはわかりました。
………といっても冒頭でも言ったように、私はUNOと人生ゲームしか知らないんだああああああ!!!
話を聞いても何が何だかわからない………。
というわけで……
初心者でも大丈夫! 入門編ボードゲームベスト3!
まずは、初心者の私でも取っつきやすい、入門編のボードゲームたちから紹介していきます。
駆け引きと判断力が鍵を握る
PENGUIN PARTY(ペンギンパーティー)
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プレイ人数:2名〜5名程度
プレイ難易度:★☆☆☆☆
5色あるペンギンの絵札で、ピラミッドを作っていくゲーム。ゲーム開始時にランダムに並べられた8枚の絵札の上に、手札からカードを出しピラミッドを積み重ねてきます。置ける絵札は土台になる2枚のどちらかと同色でなければならず、プレイヤー全員がカードを出せなくなった時点でゲーム終了。手札の残り枚数が多い順にマイナスポイントが付されます。
見た目のかわいいさに簡単そう?と、思ってしまいますが、意外に頭脳戦や駆け引きも大切なこちらのゲーム。ちなみに、同じ絵札でも微妙にイラストに違いがあるので、間違い探し感覚でカードを見比べてみるのも楽しいですよ。
もはや、脳トレ?!瞬発力が鍛えられる
BAZAR BIZARRE(おばけキャッチ)
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プレイ人数:2名〜5名程度
プレイ難易度:★☆☆☆☆
こちらはカルタの進化系のようなゲーム。取り札がおばけや、ネズミのおもちゃになっていて、読み札は絵札。ルールはいたってシンプルで、絵札と取り札が一致しているものを素早く取るという内容。ただし、絵札と取り札が一致する場合は1/3程度なので、どれにも一致しない場合は、絵札に記された色と物を見た上で、仲間はずれになった取り札を取らなければいけません。瞬時にカードを見て判断する面白さと、みんなを出し抜いた瞬間の気持ち良さが最高です。
ちなみに「絵札に本が出たら、一致した取り札、または仲間はずれを発声しなければいいけない」という上級編のルールもあります。慣れてきたら、ルールを追加して遊んでみるともっと頭の体操が捗るのでオススメですよ。
手を動かして楽しめる
DR.EUREKA(ドクターエウレカ)
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プレイ人数:2名〜4名程度
プレイ難易度:★☆☆☆☆
これは体を動かして遊ぶボードゲームです。絵札に書いてある通りにフラスコのに入った3色ボールを入れ替えて遊ぶゲームです。ボールをいかに素早く移動させられるかがキーとなるゲームですが、中に入っているボールは劇薬なのでこぼしたり、直接触ったりしてはいけません!慣れてくると、フラスコを逆さまにして球の順番を揃える高等テクニックもとびだします!
スピードと慎重さが求められるこのゲーム。手を動かして遊ぶので、みんなで盛り上がることができるし、ルールもシンプルだからすぐに楽しめます。
習うより慣れろ!実際にやってみました!
ボードゲームって難しそうって思っていたけど、前述の初心者向けゲームなら私でもできるんじゃ……?ていうか、やってみたい!!
とはいえ、ボードゲームは一人でプレイすることができないので、店長さんから、ボードゲーム通の近大生を紹介してもらいました!
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協力してくれた、近畿大学法学部3年生のシュンタさん。ボードゲームカフェ1306に通い始めてから、ボードゲームにハマったのだとか!
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もう一人の協力者は、近畿大学法学部1年生のポーゼさん。高校のときからTRPGというジャンルのゲームにハマっていて、最近はボードゲームにのめり込み始めたのだとか。
今回プレイするのは一番やってみたい!と思った「ドクターエウレカ」。
不器用な私はうまくできるかなぁとドキドキしていると、初心者の私に絵札を5秒先に見ることができるハンデをくれました!
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カードをめくって、5秒先に私からスタート!
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接待で勝利したのに、満面の笑みを浮かべる私。ボードゲームって楽しい!
ポーゼさんの丁寧な説明と、シュンタさんの接待プレイのおかげで「ドクターエウレカ」の楽しさを体感することができました。ルールもわかりやすいし、このレベルのゲームなら初心者の私でもめちゃくちゃ楽しめることが分かりました。
慣れたらこれもやってみよう!本格派ボードゲーム
先ほど紹介したゲームは、初心者でもプレイしやすい入門編。ここからは、本格的なボードゲームや珍しいゲームを紹介していきます!
3時間かかる!?上級者向け重ためゲーム
SCYTHE(サイズ)
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プレイ人数:1名〜5名程度
プレイ難易度:★★★★★
このゲームの舞台はファクトリーという国。かつて、隣国に武器を売って、繁栄していたファクトリー。しかし、王の命令で、国は鎖国宣言!発令することに。そのせいで、ファクトリー周辺に近づこうとする勢力が生まれます。プレイヤーはファクトリーの対抗勢力の中心人物となって、他の勢力(プレイヤー)と戦ったり、自分の国を栄えさせながらゲーム進めていきます。幾多の戦いと繁栄を重ね、国土や資金を増やし、一番国土を広げられた勢力が勝利となります。
パッと見た感じ人生ゲームみたいだったので、私でもできるかも?と、一瞬思いましたが。店長さん曰く、ルールを頭に叩き込むまでに3時間、プレイ時間も約3時間かかるとのことだったので、プレイするのは断念しました。
たくさんのカードを使って強いデッキを作る!
DOMINION(ドミニオン)
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プレイ人数:2名〜4名程度
プレイ難易度:★★★☆☆
2008年に発売されて以降根強い人気を誇り、ボードゲームブームのきっかけを作ったとも言われている名作です。こちらのゲームは、戦略を立ててデッキを作る”デッキ構築系”と呼ばれるものです! ちなみに、「ドミニオン」とは領土を意味します。プレイの流れは、銅貨と屋敷だけの小さなデッキからはじめて、ゲームが終わるまでに金貨や属州などを手に入れて強いデッキを作る!というシンプルなもの。対戦相手を邪魔するカードやカードを組み合わせたコンボも存在するので、いかに相手を妨害できるかもゲームの肝。
この「ドミニオン」はたくさんのシリーズが発売されていて、ゲームごとに様々なシリーズのカードの組み合わせを変えて遊ぶことができるそうです。いろんな組み合わせでプレイすることで、ゲームの幅がグッと広がるので、飽きがこないのは嬉しいですよね。
もう手に入らない!見た目を裏切る激重ゲーム!
スルッとKANSAI NORINORI
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プレイ人数:2名〜4名程度
プレイ難易度:★★★☆☆
今は無きスルッとKANSAIがテーマのカードゲームです。今は市場に出回っていなくて、もう手に入らない非常にレアなゲームです。ルールは出された札に接続できるカードを出して、なければ山札からカードを取るというシンプルなもの。UNOのように、ラスト一枚になったときに「スルッと」と、宣言してあがることができれば勝利となります。一見楽チンそうに見えるゲームですがルール通りにプレイを進めると終わるまでに2時間以上かかることもあるそうです。見かけによらず恐ろしい……!
ちなみに、すべての種類のカードが同じ数入っているわけではなく、ローカル線の手札は少なくて、メジャーなものは多いというように、カードの数が違います。そして、私の地元の能勢電鉄のカードも! なぜか同じ種類の手札なのに写真が違うというこだわりがあったり乗り物好きならめちゃくちゃ楽しめる仕様なので、遊ぶときはそこにも注目すると2倍楽しめます!
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そして、このカードが出るとやばい!という南海ウィングバス南部。まさかの南海電鉄にしかか接続されていない!! つまり南海電鉄のカードが出ないと、カードを引き続けねばならないという恐怖のカードです。
難しいゲームもやってみたい! どれぐらい大変なの?!
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ボードゲームに慣れてきた私は難しいゲームもやりたくなり、簡単そうに見えるけどめちゃくちゃハードだという「スルッとKANSAI」をプレイしてみることに!
このゲームひどい時は2時間以上プレイにかかるとのことだったので、なかなか終わらないゲームらしく、最後の一人が残るまで続く正式ルールではなく、山札が無くなった時点で手札が少ない人が勝ちという、省略バージョンでプレイしてみることに。。
さて、どれくらいの時間がかかるのか………。
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最初に出たカードは京都市交通局。
バスの写真が載っていますが、このバスにつながっているカードを手札から出していきます。
カードを出すのは私→ポーゼさん→シュンタさんの順番です!
最初は京阪電車や、阪神電車、阪急電車など比較的つながりやすいカードが!
このままスムーズに終わるんじゃない!?と思っていると、最後の1枚がなかなか減らず、みんな山札からカードを引いてカードを増やすという無限ループ。…
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もうみんな「やばい!減らない!」しか喋らなくなってきたところで、
あの恐ろしい悪魔のカード「南海ウィングバス南部」が登場!
そこからは全員がパスの連続……。
やっと南海電車が出て、つながるぞ!と思っても、一度止まるとなかなか進まない………(涙〕
誰か一人くらい挙がれるんじゃないの?とナメていましたが、結局山札がなくなって、終了。
本来ならまだまだ続く展開ですが、山札がなくなった時点での経過時間は……!!
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20分48秒でした!
軽くやっただけでも20分を超えました。恐るべし「スルっとKANSAI」。
時間はかかるものの、ルールはUNOと似ていたので取っつきやすく、地元の電車や、初めて見る電車やバスなど、カードを見ながらプレイできるので、自然と会話も盛り上がります。ボードゲームカフェ1306に来た際はぜひプレイしてみてください!
オンラインにはない楽しさ! みんなで遊ぶボードゲームの魅力がたくさん!!
いかがでしたか?
初めてボードゲームを体験しましたが、慣れない私でもわかりやすいように説明していただいて、すっかり私もボードゲームにハマってしまいました!
ボードゲームカフェ1306にはたくさんのボードゲームがあって、「ドクターエウレカ」のように体を動かすものや頭を使うもの、王道のカードゲームもあるので、自分に合ったゲームを探してみるのも楽しいと思います!
一人で楽しむデジタルゲームもいいですが、みんなで集まって会話をしながらボードゲームをしてみるのも悪く無いかもしれませんよ?!
(終わり)
ライタープロフィール吉尾 円満(よしお まるみ)
近畿大学 総合社会学部 社会マスメディア専攻 2年
10月12日生まれ 雲雀丘学園出身 英語研究会所属
小学校から高校までは体育会系だったが、大学からは文化系女子になることを決意。
企画・編集:人間編集部
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