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2021.10.01

サッカーで東大阪を盛り上げる!近畿大学×F.C.大阪インターンシップ実施の舞台裏

Kindai Picks編集部

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インターンシップ

2021年4月から、東大阪を本拠地とするサッカークラブのF.C.大阪が、近畿大学の学生を対象にしたインターンシップを実施。卒業生と在学生が一丸となり、共にクラブ運営に携わりました。今回は、選手、運営、解説、配信、応援マネージャーと、様々な立場からインターンシップが始まった経緯やインターン生の仕事ぶり、今後の展望についてインタビューしました。

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●株式会社ytv Nextry ディレクター
 谷口 正和(たにぐち まさかず) 平成10年 法学部経営法学科(当時)卒業
●株式会社F.C.大阪 営業本部長
 小谷 成太(こたに せいた) 平成23年 経営学部経営学科卒業
●株式会社F.C.大阪 マーケティングダイレクター
 青野 剛暁(あおの よしあき) 平成10年 商経学部(現・経営学部)商学科卒業
●F.C.大阪 FW
 田中 直基(たなか なおき) 平成27年 総合社会学部総合社会学科卒業
●F.C.大阪 応援マネージャー
 石塚 理奈(いしづか りな) 平成28年 文芸学部文学科卒業
●インターンシップ生
 菊池 諒也(きくち りょうや) 総合社会学部総合社会学科 4年生
●インターンシップ生
 加藤 寛乃(かとう ひろの) 経営学部商学科 3年生
                     ※トップ写真左から順に掲載


はじめは小さな妄想だったが、いつしか多くの人を巻き込んだ取り組みになった。




――F.C.大阪のインターンシップをやろうと思ったきっかけは何ですか?

菊池さん
僕は近大の学園校友部という部署でインターンシップをしていて、在学生と卒業生が一緒になって取り組める企画は何かと考えた時に、自分自身がサッカーと社会貢献に興味があり、青野さんとご縁をいただき、はじめは小さな妄想だったのですが、このような20名弱のインターンシップとなりました。


インターンシップ説明会の様子

加藤さん
元々野球が好きで、将来スポーツに関わる仕事がしたいと思っていました。そんなとき、学校からのメールでF.C.大阪とのインターンシップがあるということを知って応募しました。



――インターンシップではどういった業務を行っていますか?

菊池さん
座席やテントの設営から始まり、スポンサーの旗の設置や売店のお手伝い、他にはペットボトルのキャップでF.C.大阪のマスコットキャラクター(えふしくん)のモザイクアートに挑戦しました。



――インターンシップを通じて、社会人の方と働く日々の中で気づきや変化はありましたか?

加藤さん
コロナでオンラインが多くなり、人と話す機会が減ったので、このインターンシップのグループワークで集まってリサイクルボックスを作ったり、人との関わりが増えて、自分の意見を言う機会ができてよかったです。



菊池さん
やっぱり勝負事のシビアな世界の中で、勝ったらみんなで喜び、負けたらみんなで悔しがり。また次の試合に向けて、チーム全体で取り組んでいく姿を見て、サッカークラブで働くという醍醐味を感じました。

――近畿大学に入学してよかったことは何ですか?

加藤さん
インターンシップのことなど、メールがたくさん来るし、企業さんとの関わりがすごく多い大学だなと思います。先生たちも個性的で授業も楽しいです。

菊池さん
自分は中学から高校・大学と10年間近大にお世話になっていて、よいことしかないのですが、このインターンシップの試みも含めて挑戦的な大学だなと思います。挑戦的なのが学生にも伝わっていて互いに切磋琢磨できるのはいいなと感じました。

――今後の学生生活で活かしていきたいこと、卒業後のビジョンがあれば教えてください。

菊池さん
インターン活動と同時に就職活動をしていて、おかげさまで就職内定もいただきました。広告業界で働く予定なのですが、僕はサッカーが好きなので、ここで経験したことを活かして、広告の仕事で成長し、ゆくゆくはF.C.大阪さんと仕事ができるようになりたいです。

加藤さん
スポーツに関わる仕事がしたいですね。その中でも一番は野球の球団職員になりたいと思っています。このインターンシップでスポーツの裏側を知ることができました。「裏方の人が動いているからこそ試合ができるんだ」ということを実感できたので、参加してよかったなと思います。

F.C.大阪に関わる卒業生の皆さんにもお話を聞いてみました



左から谷口さん、小谷さん、青野さん、田中さん、石塚さん、菊池さん、加藤さん

――F.C.大阪様の活動内容や取り組みを教えてください。

小谷さん
J1を目指すサッカーチームであるというのはもちろんですが、F.C.大阪は地域密着型クラブとして地域貢献の活動をやっていくというのが理念としてあります。クラブだけじゃなくて、企業さんとクラブ、団体さんとクラブ、ファンとクラブといった自分たちだけでやるのではなくて協力しながら進めていくという姿勢で活動をしています。

――近畿大学と連携し、インターンシップを受け入れた経緯と目的は何でしょうか?

小谷さん
元々は菊池君と青野さんがつながって、青野さんからF.C.大阪ともつなげていただいたことがきっかけでした。そして「学生という新たなリソースを使ったら、新しいものを生み出せるのではないか」という試みでインターンシップを始めました。また、地域の学生たちに活躍してもらうことで、その地域の学生を新たに増やすこともできるのではないかなと考えています。



青野さん
自分は学生の頃、世界中を飛び回ってバックパッカーをしました。サッカーの技術はほとんど知らないですが、世界に行くとサッカーが街に根付いていて、サッカーを中心として経済が回っていることがわかりました。そして、私がF.C.大阪と出会い、サッカーの力を使って盛り上げたいと思ったことが始まりです。

インターン生の頑張りで、目標3,000個に対し10,000個以上のペットボトルキャップが集まった。




当日試合終了までの時間内でインターン生が地域で集めたペットボトルのキャップを使ってモザイクアートに挑戦。F.C.大阪のマスコットキャラクター「えふしくん」を再現しました。



――インターン生を受け入れてよかったことは何でしょうか?

小谷さん
受け入れてめちゃくちゃ良かったですね! 地域の方にF.C.大阪が認知されることで、応援に来てもらい、チームが盛り上がることになります。F.C.大阪の活動を知ってもらうために、今回インターン生の企画でペットボトルのキャップを集めて再利用する活動をしたのですが、集めるにあたって地域のコンビニや駅、大学に回収箱を置いたりと色んな人に見てもらえたのはよかったですね。2週間しかなかったにも関わらず、目標3,000個だったのが10,000個以上集まって大成功でした。



石塚さん
やっぱり学生はエネルギッシュだし、目はキラキラ輝いて何か情報を得ようという姿勢がすごく伝わるので、「自分も負けずに頑張っていかないと!」という気持ちになりますし、いつも背中を押されています。

――近畿大学との連携に関して、今後の展望を教えてください。

小谷さん
校友会でF.C.大阪支部を作るとは言いませんが、近大は母校というのが大きいですし、シンプルに西日本、東大阪を代表する大学なので、色んなことができるかなと思っています。


スタジアムリポート中の石塚さんと小谷さん

石塚さん
卒業してから関わるきっかけがなかったので、インターン生と交流できて感謝しています。また近大に行って何かイベントに出させてもらえたらいいなと思っています。

谷口さん
F.C.大阪のようにテレビ中継の画質でライブ配信するJFLのクラブは少ないです。青野さんを通じて、近大ともつながれたし、関われることに喜びを持てたので配信のことなどでより近大と関われたらいいなと思います。



田中さん
今回のインターンシップをきっかけに、日頃からの密な交流によって、F.C.大阪が学生さんにとってより身近な存在になることがクラブの発展にも繋がると思います。

――近畿大学に入学してよかったことは何ですか?

石塚さん
私は近大が第1志望で、元々受けたい授業、文芸学部の創作評論コースがありました。言葉を発信する仕事をしたかったので、家が神戸だったのですが、2時間かけて通っていました。今のタレントの仕事に活かせていると思います。人生の夏休みというくらい大学生活は楽しいものでした。



青野さん
自分は2部学生だったので、昼間は仕事して、夜は大学に通い、人とのつながりをたくさん築けました。社会に出たら近大でできた人脈と近大卒の方たちとのつながりだけで、世界各国どこにでも行けます。それは近畿大学のすごさだと思います。

谷口さん
卒業生が多い大学なので、同僚にも近大生がいますし、こうやって青野さんや小谷
さんと知り合うことができたので、とても感謝しています。

小谷さん
近大のブランド力が自分の入学した時より上がっていると感じます。また、F.C.大阪の営業で地域を回っていると、近大卒の社長さんが多くいらっしゃるのですぐ親しくなれることが嬉しいです。大学がどんどん新しくなっていくので、胸を張って「近大はすごい!」と言えますね。


先制ゴールを決めた田中選手

田中さん
卒業生が圧倒的に多いので、今回のインターンでも感じましたが、卒業生同士の出会いがあり、親近感が湧くことでコミュニケーションが図りやすいと思います。


取材・文:笑屋株式会社
企画・編集:近畿大学校友会

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