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よしもと芸人と『PUBG』や『鉄拳』で対戦!近畿大学esportsサークルもコラボする「お笑い×eスポーツ」イベント

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Kindai Picks編集部

2018.09.29

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2018年よりeスポーツ事業に本格参入した吉本興業が、10月の1ヶ月間、「道頓堀ZAZA BOX」にてeスポーツイベントを行ないます。イベントの記者会見に、ゲーム大好きよしもと芸人のみなさんとならび、近畿大学esportsサークル代表も登壇!?大盛り上がりだったイベントの様子をレポートします!


イベント当日のスピーカー(写真左から)

ジョビン
お笑いから総合格闘技、格ゲーまでこなす、よしもと芸人初のプロゲーマー。「DEEP」第四代フェザー級チャンピオン。格闘ゲームを得意とし、過去には実兄も有名ゲーマーとして活躍していた。

田中 一彦(たなか かずひこ)
NSCで出会った相方の武智とお笑いコンビ「マラドーナ(現スーパーマラドーナ)」を結成。ボケ担当。2007年末、相方の厳しさに耐えきれず失踪し、一度コンビを解散した経歴をもつ。

武智 正剛(たけち せいごう)
2003年にお笑いコンビ「マラドーナ(現:スーパーマラドーナ)」を結成。ツッコミ担当。小学生の頃から約30年にわたり『ストリートファイター』シリーズをプレイしている。

板倉 俊之(いたくら としゆき)
1998年にお笑いコンビ「インパルス」を結成。ボケ担当。趣味はエアガン収集とサバイバルゲームで、サバイバルゲーム『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(通称:PUBG)』のゲーマーでもある。

加齢(かれい)
格闘ゲーム『鉄拳』のプロライセンスを保有する社会人プロゲーマー。『鉄拳7』では一美使いとして全国のプレイヤーから一目置かれる存在で、防御特化のプレイスタイルから「鉄壁の加齢」の異名をもつ。

菊地 拓海(きくち たくみ)
近畿大学esportsサークルの代表。ゲームの腕前を買われ、大阪府下の高校でeスポーツ講師なども行う、関西実力派学生ゲーマーのひとり。

秋山 賢太(あきやま けんた)
2012年、以前よりトリオとして活動していた相方の山名 文和とお笑いコンビ「アキナ」を結成。ツッコミ担当。サッカーの名門高校出身でサッカーをしていた経験から、サッカーゲーム『ウイニングイレブン』の大ファン。

瀬戸 洋祐(せと ようすけ)
2003年に、幼馴染だった相方のウーイェイよしたかと、お笑いコンビ「スマイル」を結成。ツッコミ担当。


司会進行役を務める瀬戸さん


お笑いとeスポーツがドッキング!? 気になるイベントの詳細に突撃


10月1日からスタートする、吉本興業主催『道頓堀ZAZA BOX × e-sports』では、ゲーム大好きよしもと芸人のみなさんと、実際にゲームをプレイできるイベントや、近畿大学esportsサークルとのコラボイベントなど、eスポーツにまつわる個性豊かなイベントが目白押し!

インパルス板倉さん出演予定の『PUBG』大会や、加齢さん出演予定の『鉄拳』大会では、優勝すれば賞金10万円が獲得できるチャンスも!

お笑いの総合商社「吉本興業」がプロデュースする、お笑いとeスポーツの融合イベントなので「ゲームは詳しくないけど、お笑いは大好き!」という方でも楽しめること間違いなしの1ヵ月になりそうです。今回の会見では、国内初の試み!? な「お笑い × eスポーツ」のイベント内容を取材しました。


『PUBG』からは逃れられなかった




10月13日(土)に開催される「スマホPUBG namba.1大会」に出演予定のインパルス板倉さん。「睡眠時間を削ってでもプレイしてる」という、『PUBG(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)』のエピソードトークで、会場を盛り上げました。

板倉さんは、サバゲー(サバイバルゲーム)で磨いた腕を、『PUBG』でも生かせていますか?


PUBGモバイル』ばっかりやってますね! 一時期は(ゲームを)やりすぎるのもよくないなと思って控えてたんですが、PUBGだけは逃れられなかったです……。「僕をハメるために作られたんじゃないか?」ってぐらい、僕向きのゲーム。(プレイ中は)楽しすぎて腹も減らないんですよ。日常生活でも「ビルの屋上から狙われてないかな?」とか、高速道路を車で走っていて飛行機を見かけると「救援物資落ちてこないかな?」とか思っちゃいます。それぐらい面白いんですよ!


ゲームの中で他のプレイヤーとコミュニケーションがとれるんですね。


そうそう。知らない人とボイスチャットで話すこともあるし。僕が前、深夜にログインしたら、日本人の子供がプレイしてたんですよ。バンバンにやられちゃってるから「誰かー! 回復! 回復くれー!」って叫んでて。俺、必死で回復アイテム取りにいってその子の前に落としたら「わあ! 本当にくれた! 優しい人だ!」ってアイテム使い出すから、ゲーム内のうなづきの動作で「いいんだよ……」って伝えてあげたんです。そんなことしてるから二人ともバババババ! って敵に打たれちゃったんですけどね。


イベント会場に笑いが起きる。

壮大な物語がゲームの中にあるんですね。



そうなんです。その子も最後「やられちゃったけど、優しい人だったから良かったあ……!」って言って、そこでボイスが途切れましたけど(笑)

優しさも厳しさも、ゲームの中で学べる、と。



友情が芽生えたりね!




よしもと芸人にもプレイヤーが多い『ウイニングイレブン』




10月18日(木)開催の「アキナがやりたいゲームをやる90分」にコンビで出演予定のアキナ秋山さん。18日のイベントではさまざまなゲームをプレイする予定ですが、ユニフォーム姿からもわかる通り、1番好きなゲームは、サッカーゲーム『ウイニングイレブン』だそうです。

秋山さんは、(サッカーの)ユニフォームを着てますが……。



僕は『ウイニングイレブン』が大好きで。全シリーズ買ってプレイしています。僕は実際にサッカーをしていてるんですが、ウイイレと出会って「(サッカーが)ゲームでできるんや」って。選手の動きがすごいリアルなんですよ。芸人仲間でよく対戦もします。

芸人仲間で集まって「ウイイレ大会しようや」ってなるくらい……。


(芸人の中でも)プレイ人口が多いです。操作も難しくないんで、すぐ覚えられる。やったことない人でもすぐできる。女性もできるゲームだと思うので、広めていきたいです。

ちなみに(ゲーム内で)秋山さんはどのチームを使ってるんですか?


僕はレアル・マドリードですね。ガチガチのスターチームが好きなんです。


お前、さっきから顎にマイク当てて、本物のサッカー選手みたいな話し方してるな。


良かったです、選ばれて。



それは日本代表に選ばれた選手のコメントや!



※レアル・マドリード/1902年創立の、スペインのマドリードをホームタウンとするサッカークラブ。ベンゼマやベイル、ヴァランなどのスター選手が所属する。史上初の欧州チャンピオンズリーグ3連覇や、チャンピオンズリーグで史上最多の13回優勝(前身のチャンピオンズカップ時代も含む)の記録を持つ、強豪サッカーチーム。


50分の1秒の判断で、勝敗が決まる『ストリートファイター』の魅力




「イベントはお笑いも絡んでいるので、ゲームしながら『ストⅡ大喜利』や『ストⅡ一発芸』が出来たらいいなと思います!」と話すのは、10月1日(月)開催予定の「ストリートファイターⅤアーケードエディション芸人namba.1対決」に出演する武智さん。約30年プレイし続ける、『ストリートファイター』への思いを語ってくれました。

スーパーマラドーナ武智さんは、『STREET FIGHTER V ARCADE EDITION (ストリートファイターV アーケードエディション) 』がお上手だと聞きました。

ストリートファイター』シリーズは、小学校5年生の頃からずっとプレイしています。今はM-1グランプリに首ったけですので、そんなに(プレイしてない)ですが……。大阪に出てきた当初は、ゲーセンで60連勝したりしてました。(勝ち続けると)50円だけで2時間ずっと、プレイ出来たんです。

武智さんにとってストリートファイターシリーズの魅力とは?



やっぱり、スーパーコンボをノーミスでいれたときの快感! そして空気の読み合いですね。1/50秒の判断で攻撃くらったりしますんで。その辺がめちゃくちゃ魅力的です。あと、登場するキャラクターが多いんで、自分にあったキャラが必ずいる。そのキャラを使ってある程度練習すれば、強い人にも太刀打ちできるし、思うままにキャラを操れて楽しくなると思います。

相方の田中さんは、ゲームはどうなんですか?



ゲームは……しないです。



お前、なんでここに来てん!? 最初に言えや!



「対戦で強いキャラを倒す」みたいな、現実では味わえない快感があると思いますが?


ああ……。(相方の武智に対し)ストリートファイターでボコボコにしたるからな! あっゲームでね?ゲームの話だから!(笑)



総合格闘技と、格闘ゲームはよく似ている




よしもと芸人初のプロゲーマー・ジョビンさんは、強くなるために普段どんなことをしてるんですか?


僕、元々総合格闘技をやってて。格闘技と格闘ゲームは結構似てるところがあって、今でも格闘技のトレーニングをするんですけど、それで「野生の勘」を磨いてます。ストリートファイターで昇龍拳を打つときって結構リスクがあるんですけど、実際の格闘技にも似たリスクがあります。それ(技)をどのタイミングで出すかっていうのが。格闘ゲームは、空気の読み合いですごく頭を使うゲームなんです。格闘技もそうなんですよ。(ストリートファイターⅤアーケードエディションの)頭を使うところが好きですね。

ただゲームで遊んでるんじゃなくて、空気の読み方が鍛えられる?



そうですね、(実際の)格闘技の選手からも言われます。そこ(空気の読み方)が優れてるって。


なんで吉本に入ったの?



元々芸人をしながら趣味で格闘技をしてて。僕、はじめた当初から道場で一番ぐらい強かったんです。で、たまたまその道場にサバンナ八木さんも通ってて、八木さん経由で僕の噂が今田(今田 耕司)さんの耳に入って、「育ててみたい」と、東京に呼ばれたんです。そこから格闘技はチャンピオンになれたんで、またお笑い始めてるって感じですね。

ちょいちょい自慢入ってない?



(格闘技を)初めてみたら、めちゃくちゃ強かったんです(笑)



※昇龍拳:『ストリートファイター』シリーズに登場する打撃技のひとつ。格闘技のアッパーカット(下から突き上げるように放つパンチ)の動作によく似たパンチ技で、プレイする人であれば誰もが知る必殺技。


「ストレス解消」がゲームをはじめたきっかけ




10月6日(土)に開催予定の「鉄拳7namba.1大会」では、今年『鉄拳7』の大会「MASTERCUP TRY FUKUOKA」で見事優勝を果たしプロライセンスを獲得した、社会人プロゲーマー加齢さんと対決することもできます!

加齢さん、『鉄拳』のプロライセンスをお持ちとのことですが、ゲームを始めたきっかけは?


小学校の頃、親にすごく受験勉強をさせられてて。めっちゃストレスたまるじゃないですか? 勉強は大嫌いだったし。その時期に、光り輝くゲーセンを見つけてしまい……。はじめのころは(鉄拳で)全然勝てなくて、10勝120敗とか。当時の少ない小遣いでやってんのに、ずっと負け続けるっていう悲しい思い出もありますね……。

(鉄拳の)魅力はどういうところにありますか?



鉄拳』にはストリートファイターシリーズの波動拳みたいな、見た目のいい飛び道具(何らかの物体をぶつける攻撃のこと)がないんですよ。けど(攻撃を)当てた時のエフェクトがかっこよかったりが魅力かな。

加齢さんは吉本興業(所属)なんですか?



以前開催されたラスベガスの大会は、吉本さんがスポンサーとして出させていただきましたが、吉本所属ではないです。


吉本所属だと思って、さっきため口使っちゃった……すいません……。




「一昔前なら考えられない環境」の近畿大学esportsサークル




10月12日(金)には「近畿大学esportsサークル」とのコラボイベントも開催予定! 国内有数の選手が多数所属するサークルの代表・菊池さんは、昨今のeスポーツの現状やこれからの抱負を語ってくれました。

菊池さんの通う近畿大学は、eスポーツが盛んなんですよね?



はい。うちのサークルで約140人が所属しています。他のゲームサークルと違い、「eスポーツサークル」なので特定のゲームだけじゃなく色んなゲームを取り扱ってるんです。『ストリートファイター』シリーズとか『シャドウバース』とか、ゲームを部門で分けてプレイしています。

僕も行ったことあるんですけど、すごい環境。ゲームに本気な学生がむちゃくちゃ集まっているんです。


部員が多いので、中にはガチじゃない子たちもいるんですけど、世界で活躍するような子も所属しているので、そういう部員の姿を見て、ただゲームしてただけの子もすごく刺激を受け始めています。「ゲーム」としてではなく「eスポーツ」として取り組んでいきたいという子も増えてきています。

ストリートファイターが強い人もいるんですか?



いますね! 以前、ご縁があってジョビンさんとうちのサークル員が戦わせていただいたことがあるんですけど……。


その話言っちゃう?



(笑)



たまたま! 負けちゃったんですけど。1本勝負ってきついんですよ!



その人は強いんですね?



そうですね(笑)



でもサークルみんなで(意識を)高め合うなんて、ゲームの概念が変わってきてますよね。


オープンキャンパスでイベントをさせていただいた時、高校生が体験入部してくれて、保護者の方がサークル活動の光景をみて「ゲームって、『単なるゲームだけじゃない』んだね」と反応してくれることが増えてきています。eスポーツの広がりを感じますね。

「ゲーム」じゃなくて「eスポーツ」って言葉を広めていきたいですよね。


そうですね!





武智さんvsジョビンさん! 「ストリートファイターⅤアーケードエディション」対決



©CAPCOM U.S.A., INC. 2016, 2018 ALL RIGHTS RESERVED.

会見後半では武智さんとジョビンさんが、実際に『ストリートファイターⅤアーケードエディション』で対決。武智さんは往年の悪役キャラとして人気の高い「ベガ」、ジョビンさんは『ストリートファイターⅤ』から登場する比較的新しいキャラの「ネカリ」をセレクトし、熱い戦いを繰り広げました!



プロとしてのプライドがあるジョビンさんと、ストリートファイター歴約30年の武智さんのバトルは大白熱!

開戦当初、コントローラーの反応遅延で苦戦していたジョビンさん。武智さんに打撃技で追い込まれ大ピンチでしたが、後半で体制を整えたジョビンさんが攻撃を当て続け、見事勝利しました。

「武智さんは本当に強いので、これからも(ストリートファイターを)やり続けて欲しい」とコメントするジョビンさんに「M-1グランプリが終わったらね」と芸人魂を忘れない武智さんの返答で、対決は幕を閉じました。

今や単なる「ゲーム」ではなく、急激に「競技」として浸透しつつあるeスポーツ。吉本興業の事業参入や、『道頓堀ZAZA BOX × e-sports』イベントの開催決定を筆頭に、2018年ますますの盛り上がりを見せています。

近畿大学esportsサークル」には世界トップクラスの選手も在籍し、部員全員が一丸となってeスポーツの技術向上に努めています。

これから国内外を問わず、一大ムーブメントになることが予想される「eスポーツ」と、関西人が愛する「お笑い」が融合した『道頓堀ZAZA BOX × e-sports』イベント、ゲーマーの方はもちろん、そうでない人も是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?

<道頓堀ZAZA BOX よしもと×近畿大学esportsサークルイベント詳細>
近大ゲームショウ2018~ストリートファイターⅤアーケードエディション編~
2018年10月12日(金)
時間:開場 19:20/開演19:30
※19:00より道頓堀ZAZA BOX前にて整理券配布を行います
料金:無料
出演:近畿大学esportsサークルメンバー、藤崎マーケット、ラニーノーズ

▼「道頓堀ZAZAよしもとライブ 」10月スケジュール


取材・文:渡辺あや
企画・編集:人間編集部



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