2026.09.15
クローズアップ/三和開発取締役・中尾成利さん/近大通信課程で建築リカレント

- 日刊建設工業新聞
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2026年9月8日 (火)、日刊建設工業新聞の誌面に近畿大学建築学部通信課程の記事が掲載されました。
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父から学んだ「知識への投資」という考え方が、学びの原動力だ。銀行員時代から資格取得に励み、家業に移ってもその姿勢は変わらない。「資格取得が目的ではない。知らないことを減らせば、判断するときの不安も小さくなる」。不動産・建設業に必要な資格を一通り取得し、一区切りついたことを機に、本格的に建築を学ぼうと決めた。
入学当時、子どもは2歳と3歳。仕事や家庭との両立を考え、すべてのカリキュラムをオンラインで完結できる近大の通信課程を選んだ。「仕事も子育ても日によって状況が変わる。自分のペースで進められるからこそ継続できている」。2025年4月に開設された通信教育課程の1期生として、新しい学びの場を一緒につくっていける点にも魅力を感じたという。
学びには実務とは違った苦労もある。実務ではCADを使う一方、手書き製図や模型製作、プレゼンシートに試行錯誤し、課題前には深夜まで机に向かうことも。オンラインのスクーリング(対面型授業)で教員の助言を得て、学生交流会やSNSを通じて全国の学生から刺激を受けている。「考え方や表現方法は人それぞれ。ほかの人の作品を見るだけで勉強になる」と、建築を学ぶ面白さを語る。
学習成果は実務にも表れ始めた。専門外だった図面も「見ることへの抵抗がなくなった」。必要な図面がない場合、自ら資料を集めて作成することもある。「知識が増え、仕事の見え方が変わった」と手応えを口にする。施工管理に加えて設計力も高め、「両方をミックスして会社の強みにしたい」と先を見据える。
仕事と学びを支えるのが家族の理解だ。課題に取り組む時間を共有し、予定を調整する。模型などの成果物を子どもに見せると、「一緒に作りたい」と言ってくれる。「家族に支えられ学んでいる」と実感しながら、仕事と学びに向き合う。
当面の目標は2級建築士の資格取得。長期的には1級建築士にも挑戦する。「地元に密着し、長く続けられる強い会社にしたい」と将来の事業承継を見据え、これからも学び続ける。
(2026年9月8日付日刊建設工業新聞10面)
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