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2022.11.07

【親子で近大卒業生】吹奏楽部主将を務めた宮原親子が懐かしの部室で思い出を語る

Kindai Picks編集部

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過去33回全国大会出場を果たし、22回の金賞受賞歴を持つ近畿大学吹奏楽部。1997年と2001年には、オランダ・ケルクラーデで開催された「世界音楽コンテスト」のファーストディビジョンならびに、最高峰であるコンサートディビジョンに出場し、金メダルを受賞されました。近畿大学吹奏楽部の演奏は国内のみならず海外からも高く評価されています。今回は、ともに近畿大学吹奏楽部の主将を務めた経験を持つ、宮原 貞さんと宮原 佳音さん親子にお話を伺いました。



宮原 貞(みやはら たかし)
1990年近畿大学商経学部(現・経営学部)経営学科卒業。
近畿大学吹奏楽部第27代主将。
1990年に株式会社ノーリツに入社後、神戸・大阪・東京の支店長を経て、現在は執行役員・関東支社・支社長。趣味はジョギング。

宮原 佳音(みやはら かのん)
2020年近畿大学経営学部経営学科卒業。
近畿大学吹奏楽部第57代主将。
2020年に合同会社ユー・エス・ジェイに入社し、現在に至る。趣味はショッピング。


全国大会金賞を目指し父親と同じ近畿大学吹奏楽部へ




――貞さんと佳音さんは、お二人とも近畿大学吹奏楽部の主将を務められたと伺いました。

貞さん
そうです。私が近畿大学吹奏楽部の主将をしていたのは、かれこれ30年以上前の話ですけどね。久しぶりに部室に来ましたが、ひな壇の色が青から赤に変わったくらいで、あとは当時のままです。懐かしいなぁ。こんなに広かった?



佳音さん
私もはじめて吹奏楽部の部室に来たとき、100名以上で一緒に演奏できる広さに驚きましたね。中学・高校のときは音楽室で練習していたので、そもそも吹奏楽部専用の演奏部屋があること自体が衝撃的でした(笑)。

――100名以上の部員が並んで演奏する姿は圧巻ですね。

貞さん
私がいた頃は、多いときには120名以上の部員がいて、ぎゅうぎゅう詰めで演奏していました。ひな壇も完備されていて防音性・吸音性が高いので、練習に最適な環境が整っていますよね。

――佳音さんが近大に入学したのはお父様の影響が大きいですか?

佳音さん
近大に入学しようと思ったのは、中学校からやっている吹奏楽を大学でも続けたかったという思いからでした。父から近大吹奏楽部はコンクールの全国大会常連校だという話を聞いていて、中学・高校で果たせなかった全国大会で金賞を取るという夢を叶えたいと思ったんです。

貞さん
近大を選んでくれて、しかも、同じ吹奏楽部に入るということなのでやっぱり嬉しかったですね。

主将として迷った時は父に真っ先に相談




――親子で母校が一緒で良かったことはありますか?

貞さん
共通の話題があるのでコミュニケーションは自然と増えますよね。娘も私も吹奏楽部の主将をやっていたので、先輩としてアドバイスすることもありましたね。

佳音さん
主将というメンバーを引っ張っていく立場である以上、悩むことが多く辛くて落ち込むこともありました。当時、父は単身赴任で離れて暮らしていたので、「主将としてどうしたらいいだろう?」「考え方が間違ってるのかな?」など、父と長電話をしながら家に帰ったこともありましたね。

貞さん
あとは、吹奏楽部の演奏や曲選びについて意見し合うこともありました。



佳音さん
コンクールのときは、毎回演奏が終わった後に「今日の演奏どうだった?」って意見を聞くことが多かったと思います。会場に来てもらえなかった場合は、演奏をCDに書き込んで聴いてもらっていましたね。「ここはもっとこうした方がよかったんじゃない?」 とか、「ここの演奏は良かった」とか、そうやって父とあれこれ意見を言い合うのが楽しかったんですよね。

貞さん
頼ってもらえるのって純粋に嬉しいですよね。自分がこれまで経験してきたことが娘の役に立つというか、壁を乗り越えるきっかけになれることってなかなかないですから。単身赴任の期間が長くてゆっくり話す時間はあまりなかったけれど、吹奏楽の話を通じて娘の近況を知れるのは母校が同じだからこそかなと思います。

佳音さん
判断に迷ったとき、アドバイスをもらえることは大きな自信になりました。父に相談して良かったなと思います。

貞さん
そう言ってもらえて良かったです。

吹奏楽漬けの学生時代



2018年全日本学生吹奏楽コンクールで金賞受賞(佳音さん)

――在学中のコンクールや大会での結果はどうでしたか?

佳音さん
大学1・4回生のときは関西吹奏楽コンクールの予選止まりでしたが、2・3回生のときには全国大会に出場し、2年連続で金賞を取ることができました。


1989年全日本吹奏楽コンクールで金賞受賞(貞さん)

――全国大会で金賞を獲るという夢が叶ったんですね! 貞さんはいかがでしたか?

貞さん
私は1回生のときに全国大会で金賞、2回生のときには全国大会銀賞。3回生では予選落ちでしたが、4回生のときに全国大会で金賞を受賞しました。

――すごいですね!

貞さん
全国大会連覇を目標にしていたので、予選落ちだったのが悔しいですね。



――近畿大学吹奏楽部は全国大会常連校で練習も大変だと思うのですが、お休みはありましたか……?

佳音さん
自主練習日という名の休み(笑)はありましたが、私のときは月1〜2回は休みがありました。吹奏楽漬けの学生生活でしたね。

貞さん
夏休みはあった? お盆に実家へ帰る人もおるやろし。

佳音さん
夏休みはないけど、年末年始のお休みはあったかな。


貞さんは学生時代、アメリカのディズニーランドでの演奏を経験。アメリカを飛行機やバスで長距離移動しながら各地で演奏会を行ったという

貞さん
私の時は、土日も休みなしで練習していましたね。授業と授業の合間にも練習があったんですよ。演奏会や依頼演奏、コンクール、プラス大学の課題もやらなければならず、あっという間の4年間でしたね。「辞めたい」「逃げ出したい」と思う暇もないくらい。

佳音さん
単位は絶対に落としたくなかったので、講義にはちゃんと出ていましたし、ゼミはとても親身になってくれる先生ばかりでした。



佳音さん
部活動と学業の両立は大変なこともありましたが、とても充実した4年間だったと思います。吹奏楽部での活動を通じて、コンクールや全国大会出場など同じ目標に向かってチーム一丸で頑張る楽しさを改めて感じましたね。近畿大学吹奏楽部はマーチングにも力を入れていたので、それもまた楽しかったです。

部員100人以上の主将経験がこれからの糧になる




――吹奏楽部で一番印象に残っているエピソードは何ですか?

貞さん
私はやっぱり4回生のとき、2年連続全国金賞から遠ざかっていたから、翌年の全国大会に向けてどうすれば金賞を取れるか試行錯誤を重ねてね。プロ指揮者から学生指揮者に変えたのもちょうどこの頃からなんです。最終的に全国大会で金賞を取れたっていうのが一番の思い出ですね。

佳音さん
私はやっぱりコンクールかもしれない。2回生のときにはじめて出た全国大会で、金賞受賞という中学生の頃からの夢が叶った瞬間ですね。

また、全国大会に出られなかったことも悔しい思い出として残っています。本当に悔しくて、「もっとできることがあったんじゃないか? 」と何度も何度も思いました。

――吹奏楽部での経験が社会人として活きているなと感じる瞬間ってありますか?

貞さん
休みがなくずっと吹奏楽の練習続きでしたから、ストレス耐性はかなり鍛えられたと思います。ストレス耐性が強いと、何事もポジティブに捉えられるようになるので落ち着いて対応できるし、ストレスを溜め込まずに済むんですよね。

佳音さん
私は忍耐力の強さが自分の強みになっています。吹奏楽部の主将として100人以上のメンバーと一緒に何かを成し遂げるという経験は、今の仕事にも活きていると思います。


部室の前には歴代部員の名札が飾られており、親子で自分の名前を探していた

――それでは最後に、今後の目標を教えてください。

貞さん
今勤めている会社の成長に貢献していきたいと思っています。あとは、もう一度楽器をやって、娘が働いている「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)」で雇ってもらえたらいいな(笑)。



――親子でUSJでコラボというのも楽しみですね。

貞さん
頑張って練習しないと。

佳音さん
私は吹奏楽を通じて、周りの人たちを笑顔にすることが、私にとって喜びと頑張る原動力になっていると気づきました。今のお仕事もそうですが、周囲を巻き込み、皆さんの笑顔を引き出せるような人になれるよう頑張っていきたいです。

――年々、親子のコミュニケーションは減ってきている世の中ですが、「近大吹奏楽部主将」という共通の経験が親子の絆を深めていると感じました。卒業生向けのイベント「近大に帰ろう! ホームカミングデー」など、今後も親子で母校を訪れる機会を大切にしていただきたいと思います。本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました!




取材・文:笑屋株式会社
写真:井原完祐
企画・編集:近畿大学校友会
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