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近鉄ユーザー必見!来る3月17日のダイヤ変更を解説。

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Kindai Picks編集部

2018.03.16

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オリジナル記事
学生ライター
コラム

みんなの通勤・通学の足を支える鉄道会社。3月はダイヤ(時刻表)変更の時期ということで忙しい時期を送っています。今回は長瀬や八戸ノ里を擁する近鉄のダイヤ変更について解説したいと思います。

こんにちは、近畿大学総合社会学部3年の竹見優也です。

半年ほど前に執筆しました『長瀬 VS 八戸ノ里』近大の2大玄関口を徹底比較の記事、非常に大きな反響をいただきました。見ていただいた方はありがとうございます!(まだの人は見てください!!)

今回は、3月17日に行なわれる近鉄のダイヤ変更が大規模なもので、皆さんの朝の通学・通勤に影響しそうだったので連続で交通ネタを書かせていただきす。




2018年3月ダイヤ変更トピックス




鉄道会社のHPを見ると、大抵ダイヤ変更のトップには新幹線や特急が目玉になっていますが、勿論その裏で普段使っている各駅停車などにも変化が生じています。

例えば、今年はJRおおさか東線(俊徳道や永和で近鉄の下を走っている線路)のJR長瀬~新加美間に「衣摺加美北」という新しい駅が開業することがトップニュースとなっています。



初見で読めますかこの駅名?(読みはこの記事の最後で発表するので考えてみてください!)

それでは、大規模な変更を行うと発表された近鉄ダイヤを、「近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号」をもとに長瀬、八戸ノ里を中心に、関西エリアの平日ダイヤをメインに解説いたします!



1.長瀬駅関連(近鉄大阪線)のダイヤ変更


1-1.鶴橋~長瀬間の1限登校時間帯の普通列車の時刻変更

これは近大生にとってかなり大きい!1限開始時刻(9:00)までに登校するための、6時台から8時台の普通列車の時刻を見てみましょう。




大きな変更点では、7:08発→7:03発に繰り上げ、それに合わせ7:19分発→7:15発に繰り上がる一方で、7:27発が7:29発に繰り下げられます。これは7時台に鶴橋から出る準急と区間準急が既存の5本から6本に増発される影響からくるものです。区間準急以上の列車は長瀬には止まらないので、普通列車が14分来なくなることに。

さらに、その後の7:37発が7:33発に繰り上がるため、14分普通が来ない代わりに、4分後には普通列車が詰まって来ることになります。この時間に乗る場合、普通を一本見送ればかなり空くことになりそうです。

そして学生で一番混む8時台は8:41発が8:39発に繰り上げられます。この8:39発榛原行きに乗れば8:47に長瀬に到着します。改正前よりも到着が3分早まるので、走れば講義5分前くらいに近畿大学に到着できる列車が生まれたことになります。
※電車は遅れることもあります。また東大阪キャンパスは広大なので総合社会学部や文芸学部のあるEキャンパス側だと多分無理ですが、経営学部など学内の手前に講義棟が集中する学部には吉報と言えるでしょう!

ちなみに、朝の「鶴橋~八戸ノ里方面」は一切変更なしとなっていました。



1-2.長瀬~鶴橋間、下校時間帯の時刻変更



大きな変更点としては近大生の集中しがちな16時台の増発(17:02発の繰り上げ)や、それに伴う17時18時台の1本減便が発生しています。

そして注目すべきは21時22時台、なんと21時は2本増便です。22時台に1本減便している分の繰り上げが1本、純粋な増発が1本されています。部活やサークル帰りの時間に本数が増えるのはかなり嬉しい!なお、終電時刻は変化なしです。



1-3.長瀬~高安、国分方面(大阪線下り)変更点

こちらは行先や乗り換えの関係で準急や急行が関わってくるため少しややこしくなりますが、16時台以降に大きな変更が加えられています。




解説1
まず16:26発の大和朝倉行き普通について。
大和朝倉という駅名を初めて聞く人も多いのではないでしょうか。今回のダイヤ変更で初めて定期列車でこの駅止まりの電車が誕生します。
帰宅に関係ある時間だと解説の16:26と17:22発が大和朝倉行きとなります。

そしてこの16:26発には、今までになかった柿色の解説がついています。
この列車は高安での準急連絡がない代わり、その先の五位堂で急行に乗り継ぎが出来る列車になっています。
ちなみに、五位堂到着時刻が17:06なので、五位堂17:09発の青山町行き急行に乗り継ぐことができます。

そして、この大和朝倉行き普通自体は急行を先発させた後の17:13発となります。この急行連絡がある朝倉行き普通ですが、土休日は11分長瀬の発車時刻が遅れ、16:37発に。
そして急行との乗り継ぎ駅が五位堂から河内国分に変更されています。さらに休日限定で高安での準急連絡も行われることになります。

解説2
次は高安での準急との連絡についてです。
時刻表を見ての通り高安で準急との連絡が開始される時間が約1時間前倒しされ16:42発から連絡が行われます。
そして深夜帯に存在した準急連絡が消滅しました。これはこの時間の準急が区間準急に変更されたことが起因です。

変更された準急は高安23:44発の大和八木行き準急と、高安0:01発の五位堂行き準急。
これらが区間準急に変更の上、始発である上本町駅の発車時刻も繰り下げられたため、高安で連絡する23時台の長瀬発の普通列車の時刻にも変更が出ています。

解説3
最後は長瀬から下りの普通列車の本数についてです。
こちらも時刻表を見ての通りですが、16時台、19時台にそれぞれ1本ずつ増発が行われています。
また減便はないため、近大からの帰りの時間帯の混雑緩和が期待できるのが嬉しい!

大阪線関係のその他の変更点は、

・朝8時台までの上本町方面行きの準急・区間準急に上本町到着時刻に準急増発と始発の繰り上げや終電の繰り下げが発生。(6両に統一されるため)
・急行の停車駅に大和朝倉、長谷寺が追加され桜井~榊原温泉口間が各駅停車となる

これらの電車は長瀬を通過するので直接関係は無いものの、高安や河内国分での乗り換えで影響があります。
通学や通勤で利用している人はチェックしてみてください!



2.八戸ノ里関連(近鉄奈良線)のダイヤ変更


2-1.八戸ノ里に停車する列車(普通)について

八戸ノ里のダイヤは、ほぼ変化なしです。

小さな変更点というと、上り(難波方面)では22時台に1~2分程度発車時刻が変化する列車が存在すること。
下り(奈良方面)では10:36発奈良行きが大和西大寺行きに変更、0:00発の石切行きが23:59に1分繰り上がることなどがありますが、こんなの僕みたいな電車オタクにしか気づかない変化ですよね(笑)。

同様に難波や鶴橋から八戸ノ里へ向かう午前中もほぼ変化なし。

 
2-2.乗り換え路線について

長瀬からの大阪線と異なり、八戸ノ里からの奈良線では乗り換えの路線が多くあります。
生駒ではけいはんな線と生駒線、大和西大寺では京都線、橿原線と乗り換えることが可能。これらの路線で終電の繰り下げが発生しています。

まず生駒乗り換えの路線について。
生駒から王寺へ向かう生駒線の終電が23:36発→23:57発に変更。これにより近大野球部とアーチェリー部の練習施設のある菜畑駅などは終電繰り下げの恩恵を受けることに!

また生駒から学研奈良登美ヶ丘へ延びるけいはんな線でも生駒0:14発の学研奈良登美ヶ丘行きが誕生し、終電の繰り下げが行われます。

続いて大和西大寺乗り換えの路線について。北に京都線、南に橿原線が伸びています。
終電繰り下げの結果、こちらでも大和西大寺0:23発の京都線新田辺行きと同時刻発の橿原線経由天理行き普通が登場します。
これらの終電繰り下げにより八戸ノ里から各地への終電時刻に変更が発生します。全て既存より遅くなる模様です。

ちなみに、橿原線は大和八木で長瀬方面からの大阪線とも連絡していますが、長瀬から大和八木経由で天理方面に北上する場合、終電は23時台になるためかなり早い終電となります。



3.近鉄南大阪線系統及び特急のダイヤ変更


「南大阪線ってどこ?」という人も多いと思われますが、あべのハルカスの所から出ている線路と言えば分かりやすいかもしれません。
筆者もこの沿線から通学しているのですが、車だと東大阪キャンパスまで30分少々で着く所なのに、電車だと1時間以上かかる不便な場所です。


3-1.南大阪線(阿部野橋方面)の深夜帯変更

長瀬や八戸ノ里から電車の場合、鶴橋から環状線を乗り継ぎ、天王寺で更に乗り換える必要のあるこの路線。
必然的に終電が早くなり、友達との飲み会でも早めに帰らなくてはならないことが辛かったです。

しかし、今回のダイヤ改正では時刻繰り下げと深夜時間帯の増発が行われます。

阿部野橋発23時台の準急が現行4本から6本へ2本増加、また最終準急は阿部野橋23:58発の富田林行きとなり8分の繰り下げが実現しました。
一方でこの煽りを受けたのが普通列車で、22時台は既存の6本から5本へ、23時台は4本が3本となり減便の憂き目に合いました。

この路線の特徴として、利用者の殆どが準急停車駅の松原や藤井寺・富田林から乗車するのです。しかし、東住吉区などの大阪市南部まで利用する単距離の普通利用者も決して少なくはないので、そのあたりの駅を利用する方は注意が必要!
なお、普通列車も含めた阿部野橋の最終列車は0:27発の河内天美行き普通で変化なしです。


3-2.特急列車について

普段使うことは少ないですが、伊勢や名古屋などへの観光に重宝する特急列車についても説明します。

近鉄特急は大まかに阪奈、阪伊、名阪、名伊、京伊、京橿、京奈、吉野の8系統に分かれています。
それぞれ結んでいる都市の名前からとられていますが、今回大きな変更が加えられたのは京都と伊勢を結ぶ京伊特急系統です。



観光客の増加する土休日に京都07:10発鳥羽行き、宇治山田9:20発京都行きが増発。また通勤需要に対応するため、平日には名張6:00発京都行きが運転されます。

京都発関係では、京奈(京都~奈良)と京橿(京都~橿原神宮前~吉野連絡)特急の併結が終了し、これにより京都~大和西大寺間で特急が増発されます。外国人観光客の増加で古都を結ぶ特急が好調であることが伺えます。

また、通勤向け特急としては阪奈特急に時刻変更が生まれます。難波23:35発奈良行きが5分繰り下げの23:40発に変更。この特急は難波発の最後の特急となります。

以上、近鉄のダイヤ変更解説でした!



最後に


今回は長瀬からの通学利用者には大きな変更が加えられています。また当然ですが、JRや南海・京阪など他社の鉄道もダイヤ変更を行っており、「新学期に朝出たらいつもの電車が消えてた...」なんてことも。

筆者は近鉄の時刻表を読み込むのに力尽きたのでJRはまだ把握していませんが、阪和線などで比較的大きな改正になっているようです。

また来年には久宝寺~放出のおおさか東線(JR長瀬、俊徳道、永和の線路)が放出~新大阪間で延伸開通するという大きな出来事があります。ちなみに冒頭で述べた「衣摺加美北」は「きずりかみきた」と読みます。



皆さんも一度駅や書店に売っている時刻表とにらめっこしてみると新しい発見があるかもしれませんよ?

今回参考にした近鉄時刻表はこちらで発売中!


(終わり)


ライタープロフィール
竹見 優也(たけみ ゆうや)
近畿大学総合社会学部、環境まちづくり専攻3年
鉄道・アニメ・ゲーム・野球・釣りなど多趣味人、現在絶賛就活中です。夢は鉄道員!最近アカデミックシアターのボランティアサークル「Apricot Concierge」2代目リーダーに就任しました、Picksライターもしてた先代の遺志を継いで頑張ってます!



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