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「長瀬 VS 八戸ノ里」近大の2大玄関口を徹底比較

長瀬・八戸ノ里

Kindai Picks編集部

2017.07.25

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オリジナル記事
学生ライター
コラム

近畿大学への交通アクセスのメインルートといえば「近畿大学前」の副駅名のつく近鉄大阪線、長瀬駅を思い浮かべる人も多いだろう。実際多くの生徒や教職員は長瀬から大学通りを歩いて近大へ登校する。

だが長瀬を「表門」とすれば「裏門」にあたる駅が存在する。それが近鉄奈良線、八戸ノ里駅だ。

今回はあまり知られていない八戸ノ里駅の魅力と、八戸ノ里から近大への直行バスのちょっとお得な使い方を普段から八戸ノ里ルートで登校している新米学生ライターの竹見が紹介します!

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長瀬駅と八戸ノ里駅の違い。それぞれの利点。

八戸ノ里駅と長瀬駅の一番の違い。それは「行先」だ。
長瀬駅は大阪線なので始発は上本町、そして行先は高安、国分、五位堂、伊勢方面となる。



一方の八戸ノ里駅。こちらは奈良線であり始発は難波。そして行先は東花園、石切、奈良方面となる。さらにこちらは難波から先は阪神線に直通しており、乗り換えなしで尼崎まで行けるほか、尼崎から甲子園、神戸三宮、姫路にまで1回の乗り換えで足を延ばすことができる。

だが、これらの両駅、悲しいことに各駅停車しか止まらない。というより止まれないといったほうが正しい。

以前、長瀬駅のコラム「長瀬駅はホームの両端に踏切がありこれ以上ホームを伸ばせない。よって8両や10両で運行する準急は止まれない。」と紹介されていたが、八戸ノ里駅も理由は同じで、ホームが6両分しかない。奈良線の準急は最大8両なので2両分足りないことになる。

だが長瀬と違うのは、ホームを伸ばすことができるという点だ。実は八戸ノ里駅、回送列車に限定されるが10両分の停車スペースが確保されており、ホームさえ作れば8両の準急を止めることは可能なのだ。今後近大生の利用がさらに増えれば準急の停車も検討されるかも・・・?


普通しか止まらないのに本数が違う!どっちが速く近大に着くの?

この2駅の違いはまだある。それは「本数」だ。長瀬と八戸ノ里両駅の平日午後の大阪方面への時刻表を見比べてほしい。



そう、長瀬駅では15時台までは毎時5本なのに対して、八戸ノ里駅は毎時6本が確保されている。
つまり3限(14:45)までで講義が終わって帰る場合、本数は八戸ノ里駅の方が多い。一方で18時台、つまり5限終わりの時間なのだが、こちらは長瀬駅が7本で八戸ノ里駅の6本をリードしている。もちろん難波や阪神線方面まで行く場合は結局鶴橋で乗り換えるので同じなのだが、こうしたちょっとした違いを知っておくと帰りが少し早くなるかもしれない。

また、朝ラッシュには如実にこの長瀬と八戸ノ里で違いが出る。こちらは平日朝の鶴橋駅の時刻表だ。



まずは大阪線(長瀬方面)だが、7時台に6本普通があり、8時台にはなんと9本の普通が運行されている。一方の奈良線(八戸ノ里方面)、7時台には7本普通があり、こちらは大阪線を1本リード、そして8時台が6本と、こちらは大阪線に大きく差をつけられている。

最後に紹介するのは所要時間だ。布施駅で枝分かれする両線だが、長瀬駅と布施駅の間には俊徳道駅の1駅のみが存在する。一方八戸ノ里駅と布施駅の間には河内永和駅と河内小阪駅の2駅が存在し、当然1駅分多くの所要時間がかかる。

このように色々細かな所で違う両駅、もちろん両駅共に利点と欠点があるので、通学定期を買う際はよく考えてきめよう。また、人身事故等のアクシデントの際には迂回乗車が利用できるので、普段片方の駅しか利用しないという生徒もこの2ルート目の存在は知っておいて損はない。

注:余談になりますが、迂回乗車は振替輸送と違い、同じ近鉄線内のため別運賃が必要です。大阪線が止まって長瀬に行けず八戸ノ里へ向かう場合、河内永和~八戸ノ里間150円の運賃が別途必要となります。
この場合八戸ノ里駅には乗り越し精算機が1つしかなく、事故の際、清算と遅延証明書を貰う行列で階段が詰まり下へ降りられなくなることがあります。IC定期であらかじめお金をチャージしている方は階段ではなく、エレベーターから降りた方が早く改札へたどりつける場合が多いです。また余分にお金を使いたくない方は、振替輸送対応路線のJR駅の改札で振替輸送票を貰い、JR長瀬かJR俊徳道から歩くのが最短ルートです。


少し上級者向けのルートだが、八戸ノ里ルートの場合、八戸ノ里駅の一つ大阪寄りの河内小阪駅からも歩けない距離ではないので、準急が止まる河内小阪駅を使えばさらに本数は倍増する。さらに近鉄長瀬駅をさらに西へ進むとJR長瀬駅もあり、JR沿線在住の場合ここを最寄りにすることで定期券を安く済ませることもできる。自分の通学事情に合わせてルートを決めるのが良いだろう。


便利で安い!八戸ノ里駅~近畿大学直行バス!



ここまでは八戸ノ里駅と長瀬駅の違い、八戸ノ里駅の利点について解説したが、この八戸ノ里駅にも欠点は存在する。それは「大学との距離」だ。

基本的に徒歩の場合、八戸ノ里駅からよりも長瀬駅からの方が5分~10分程近い。もちろん我々の通う近畿大学東大阪キャンパスはかなり広大で、全ての学部がそうではないのだが(実際筆者の通う総合社会学部棟G館や附属高校だと所要時間は殆ど変わらない)やはり朝急いでいる時などにこの10分は大きい。
そこで八戸ノ里から通う生徒の足として近畿大学と近鉄バスでは提携して「大学直行100円バス」を運行している。このバスは八戸ノ里駅前のロータリーから、近畿大学東門前停留所(大学立体駐車場の横)まで約7分で運行している。このバスを使えば、遅刻しそうな講義にギリギリで間に合うかも!
(※バスは渋滞などで遅れることもあります。講義には時間に余裕をもって出てきましょう。)

このバスの運賃は100円なのだが、実はこれはかなり安い。同じ区間を並走する同じく近鉄バスの一般路線バス(小坂・八戸ノ里~金物団地前・久宝寺口駅行き)で八戸ノ里駅から近畿大学の最寄りの東上小阪(ガスト近大店前のバス停)まで乗ると運賃は230円かかってしまう。

この差額は近畿大学の提携によるものだ。筆者はこのバスを運行開始当初から利用しているのだが、最近ではかなり利用者が増加傾向にあると感じる。特に講義の終わる時間帯と附属高校、中学校の終業の時間には多くの生徒でバス停がごった返しており、バスに乗り切れない人を積み残して発車することも。
これはバスが15分に1本と等間隔で運行しているため、講義の時間に合わせたダイヤでは無いからなので、アカデミックシアターあたりで適当に時間を潰してからバス停に向かうと、案外座れたりする。

そんな直行バスだが、現金、交通系ICカードの他、近大内の学生生協売店や近鉄バス車内・河内小阪駅前の近鉄バス本社などで発売している「近鉄バスカード」が使える。このバスカードが「直行バスのちょっとお得な使い方」だ。



実はこのバスカード、2,000円版と4,000円版が販売してある(近大内売店では2,000円版のみ)のだが、2,000円版は2,200円分、4,000円版は4,400円分バスに乗れる。つまり直行バス1往復分が無料になるのだ。

そしてこのバスカード、この直行バスに限らず八戸ノ里駅を発着している鴻池新田駅や徳庵駅行き、上本町~あべのハルカス循環バスなどの他の近鉄バス全線(高速バス、空港リムジンを除く)でも利用できる。

このバスカード、近大内では11月ホール地下の売店「Mini Shop November」と21号館1階の学生生協オフィス「Root(ルート)」で2,000円版を販売しているので、バスを利用する人はお買い求めいただければと思う。

みなさんも電車&バスをうまく利用して快適な通学ライフをお楽しみください!


【プロフィール】
竹見 優也(たけみ・ゆうや)
近畿大学総合社会学部、環境まちづくり専攻3年生
鉄道・アニメ・ゲームなどなどオタク系コンテンツを網羅している他、野球や釣りなど多趣味です。
最近は御朱印を集めたりeスポーツにも手を出しててんやわんやしています(笑)
ちなみにオリックスファンです。回りが阪神ファンだらけなのが悩み・・・

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