2025.08.06
笑って学ぶSDGs! JO1×吉本芸人! 近大生が「大阪・関西万博」の豪華すぎるイベントを取材してみた!
- Kindai Picks編集部
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2025年6月15日(日)、大阪・関西万博の会場で行われたイベント「Walk the Talk for SDGs in EXPO2025 UN & YOSHIMOTO」。 国連パビリオンと吉本興業株式会社がタッグを組んで開催したこのイベントは、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにしたプログラムが盛りだくさん! 豪華な登壇者や人気芸人も多数出演して熱気に包まれた会場について、近大生によるレポートです。
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【笑いあり、学びありの一日のスケジュール】
12:00〜12:45 オープニングステージ
13:45〜14:15 Walk the Talk for SDGs in EXPO2025 スペシャルトークセッション
15:15〜16:00 よしもとSDGsシアター「世界を救う〆切せまる。for SDGs 2030」上映会&トーク
18:00〜19:00 クロージングステージ
【オープニングステージ】
〜JO1が登場!ミャクミャクと一緒に、みんなで「#mygoal0615」を見つけよう〜
ついに万博イベントがスタート!オープニングステージに潜入します!
私たちが最初に向かったのは、万博会場内にある「シャインハット」で行われたオープニングステージ!開場前からすでにたくさんの人が集まっていて、イベント開始を今か今かと待っている様子でした。
左)亀井京子さん、右)東野幸治さん
いよいよスタート!MCを務めるのは東野幸治さんと亀井京子さん、そしてステージには万博の公式キャラクター・ミャクミャクも登場して、会場は一気に華やかムードに!軽快なトークを交えながら、「このイベントはSDGs(持続可能な開発目標)を楽しく学び、理解を深めるきっかけにしてほしい」というメッセージが伝えられました。
会場が最高潮に!JO1の登場!
そして、ひときわ大きな歓声が響いたのは、スペシャルサポーターを務めるJO1のメンバーがステージに登場した瞬間!会場に集まった約1,800人の観客から割れんばかりの声援が飛び交いました。 JO1のメンバーたちは、「Go to the TOP」することというグループとしての目標を発表。さらに、メンバーそれぞれが自分の「my goal(目標)」を紹介してくれました。トークの合間にもMC陣との掛け合いがあり、笑顔があふれる時間となりました
JO1のメンバーが登場!
スタンプラリーやSNS企画など、参加型イベントも盛りだくさん!ステージでは、JO1やよしもと芸人と一緒にSDGsを学べるスタンプラリーや、SNSで自分の目標を「#mygoal0615」のハッシュタグと共に発信する企画も紹介されました。イベントに参加しながら自然とSDGsについて考えることができる工夫がたくさん詰まっていました。
大阪市長&国連代表も登場!それぞれの「目標」を語る
続いて、横山英幸大阪市長が登壇。「笑顔があふれる大阪をつくりたい」と、自身の目標を語られました。 さらに、国連パビリオンの代表を務めるマーヘル・ナセルさんも登壇。「人類は団結したときに最も強くなる」というテーマを掲げながら、このイベントをきっかけにSDGsの達成を目指すことの重要性について力強く語ってくださいました。
会場は大盛り上がり!
よしもと芸人によるリポート&ステージのフィナーレ!ステージ後半では、天才ピアニストや3時のヒロインなどの芸人さんたちによる中継リポートもあり、会場の各所とつながる楽しい演出がありました。 そして最後は、西川きよし師匠による名言「小さなことからコツコツと」を合言葉に、会場全体が声をそろえて唱和!会場が一体となって盛り上がったところで、オープニングステージは幕を閉じました。
近畿大学文芸学部4年、学生広報室 上房奏太(うえぼう そうた)
このオープニングステージを通じて、「SDGsって難しそう…」と思っていた人でも、楽しみながら自分ごととして考えるきっかけになるイベントだったと思います。私たち自身も、「自分の目標って何だろう?」と改めて考えるいい機会になりました!
②【Walk the Talk for SDGs in EXPO2025 スペシャルトークセッション】
〜世界の視点から考える、私たちのSDGs〜今回の舞台は、国連パビリオン!

国連パビリオン
オープニングステージのあと、私たちが向かったのは国連パビリオン。ここでは「Walk the Talk for SDGs in EXPO2025 スペシャルトークセッション」が開催され、世界を舞台に活躍する豪華なゲストが登場しました!●角田夏実さん(2024年パリ五輪 柔道女子48kg級 金メダリスト)
●ゆりやんレトリィバァさん
●マーヘル・ナセルさん(国連パビリオン代表)
スポーツ、笑い、そして国連のリアルな話
テーマは「今だからこそSDGs達成に必要なこと」。
角田さんは、2024年パリオリンピックの金メダルにエッフェル塔の端材が使われていたことや、パリ五輪でのサステナブルな取り組みを紹介。ナセルさんは、「SDGsを知っているだけでなく、行動することが大切」と語り、行動の重要性を強調。ゆりやんさんは、SDGsにちなんだネタで会場を笑わせつつ、「誰もが当たり前に暮らせる社会が大切」と話してくれました。また「SDGs達成の現状についてどう思うか」という質問に対しては、ナセルさんが「17%しか目標達成に向かっていない」と課題の大きさを説明。しかし「試合は最後まで分からない」と、あきらめずに行動し続ける重要性を説きました。角田さんやゆりやんさんも、自分たちの経験から「最後まで何があるか分からないからこそ、やり続けることが大事」と共感していました。
ジェンダーやLGBTQ+の話にも踏み込む
後半では、海外と日本のジェンダー・LGBTQ+事情の違いについても語られました。角田さんは「子育て後に競技復帰する選手が海外には多い」など、文化の違いを紹介。ゆりやんさんは「人対人。そこに特別な意識はない」と自然体な姿勢で語ってくれました。ナセルさんは「社会的に少数派をどう扱うかが、その社会の良さを決める」と、鋭いメッセージを投げかけました。
近畿大学総合社会学部3年 丸山 優羽(まるやま ゆう)
国内のニュースだけでは知ることができない、海外の視点や実情に直接触れられた貴重な時間でした。 「自分には関係ない」と思っていたSDGsも、「今の自分にできることは何か」を考えるきっかけに。 最後まであきらめずに行動する姿勢の大切さを実感しました!
③【よしもとSDGsシアター「世界を救う〆切せまる。for SDGs 2030」上映会&トークセッション】
〜笑いとメッセージの融合。「世界を救う」短編映画たち〜SDGs×芸人=?想像以上の感動がここに
炎天下の万博会場の中、私たちはちょっと落ち着いた空間、国連パビリオンへ。ここで上映されたのは「世界を救う〆切せまる。for SDGs 2030」というショートフィルム集でした!
登場したのはこのメンバー!
●見取り図(盛山さん、リリーさん)●オダウエダ(小田結希さん、植田紫帆さん)
●司会進行:浅越ゴエさん(ザ・プラン9)
芸人たちの“本気”の演技が光る21本
上映されたのは、よしもと芸人たちによるSDGsテーマのショートムービー21作品!
意外な組み合わせの共演や、喫茶店を舞台にしたおしゃれでスタイリッシュな演出、モノクロ映像の作品など、どれも個性的で見応えたっぷりでした。中には、ケンドーコバヤシ×吉村崇(平成ノブシコブシ)、西田幸治(笑い飯)×寺家(バッテリィズ)など、ファンならニヤけてしまうような夢のコラボも!
大爆笑のショートフィルム!
撮影の裏話もたっぷり!上映後には、登壇者たちが再登場しトークタイム。「小田さんがうるさすぎた(笑)」や「4日間も撮影してやっとできた」といった裏話で、会場は再び笑いに包まれました。
近畿大学総合社会学部3年 古府 叶光(ふるこ かなみ)
“笑い”の中にもしっかりSDGsへのメッセージが込められていて、「自分ごと」として捉えるきっかけになりました。芸人さんたちの演技力にもびっくり!ぜひ一般公開されたら、皆さんも見てくださいね。
④【クロージングステージ】
〜JO1と一緒に締めくくる、最高の1日〜ラストはJO1と一緒に!
クロージングステージも、オープニングと同様に「シャインハット」で行われ、司会は東野幸治さんと亀井京子さんが務めました。開演前からJO1ファンの皆さんがペンライトを振って会場はすでに熱気ムンムン!
最後の登壇者はこのメンバー!
●国連広報センター所長 根本かおるさん
●JO1(スペシャルサポーター)
●ゆりやんレトリィバァさん
●3時のヒロイン(ゆめっちさん、福田麻貴さん、かなでさん)
●天才ピアニスト(竹内知咲さん、ますみさん)
●バッテリィズ(エースさん、寺家さん)
●司会進行:東野幸治さん、亀井京子さん
JO1のライブ&#mygoalスクリーン演出!
圧巻のパフォーマンス!
JO1が1曲目にパフォーマンスしたのは「BE CLASSIC」。続いて2曲目に披露したのは、「Love seeker」。歌声とダンスで観客を魅了し、全員がひとつになったパフォーマンスでした!
続いて国連副事務総長のアミナ・J・モハメッドさんが、映像でメッセージ。SDGsの達成には団結して取り組むことが必要とし、「明日からどんな小さな一歩を踏み出せますか?」と問いかけ、メッセージの最後には「おおきに」と感謝を伝え締めくくりました。
次に国連広報センター所長の根本かおるさんが登壇。根本さんはこの日を「手応えバッチリです!」とコメントし、また「万博は平和をつくる場」と語り、この日をひとつの出発点にしてSDGsのために邁進してほしいと語りました。
クロージングステージのラスト、「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」を出演者が一列に並んで歌い、大団円を迎えました!さらにSNS企画「#mygoal0615」で投稿された参加者の目標がスクリーンに映し出され、イベントのメッセージを象徴する演出に。Xでは「#mygoal0615」が、トレンドで3位に!SNSでも大きな盛り上がりをみせました!
今後の目標を発表する場面では、登壇した芸人さんたちがそれぞれ達成したい目標を発表しました。バッテリィズが「一人のこらずしあわせにする」、天才ピアニストは「根本さんのポジション」などと会場を笑いに誘っていました。
近畿大学総合社会学部 3年、学生広報室 福永紗子(ふくなが さこ)
ステージの最後まで笑顔とエネルギーにあふれた空間でした。SNSでの盛り上がりもリアルと連動していて、「参加してる感」がすごくあったのが印象的!この日だけで終わらず、これからもSDGsへの取り組みを考えていきたいなと思いました。「音楽」と「笑い」で笑顔があふれるステージで、充実した1日になりました!
⑤【近畿大学水産研究所 ⼤阪・関⻄万博 ウォータープラザ店】
〜“近大マグロ”が万博に登場!〜実は近大も出店してるんです!

近畿大学水産研究所 大阪・関西万博 ウォータープラザ店へ
クロージングステージの感動を胸に、最後に立ち寄ったのは、会場内「ウォータープラザマーケットプレイス西」2階にある「近畿大学水産研究所 大阪・関西万博 ウォータープラザ店」。ここでは、近大で研究・開発された完全養殖魚が提供されていました!
魚を展示する水槽も
店内には驚きがいっぱい
ブルーのライトに包まれた店内では、近大マグロの剥製レプリカや近大で養殖された「クエタマ」「ニホンウナギ」などの展示がズラリ。ショーケース越しには職人さんが魚を捌いている姿も見られ、臨場感たっぷりでした。水槽の中には近大生が作った可愛いオブジェも!

料理長が魚を捌く様子
近大産まれの魚が“持続可能”な理由
天然魚ではなく、近大が誇る「完全養殖魚」だから。人工飼料で育てることで、自然の資源を守りながら魚を育てることができる、まさにSDGs的な取り組みなんです!中でも注目は、「クエ×タマカイ」をかけ合わせたハイブリッド魚「クエタマ」!成長が早く、餌も少なくて済む、新時代のサステナブル魚です!
大人気の近大紅白手桶寿司
近畿大学総合社会学部3年 古府 叶光(ふるこ かなみ)
「自分たちで育てた魚を、自分たちの手で届ける」ってすごいこと。大学の研究がこうして実際の社会で役立っている様子に、改めて誇らしさを感じました!食と環境のつながりを知る貴重な体験になりました。口の中に入れた瞬間に広がるうま味に衝撃が、、、!プリプリな歯ごたえと、色鮮やかなお魚が美味しかったです、、!定食ひとつひとつには、魚への愛がたっぷりな素敵な「卒業証書」が添えられていました。 完食した記念に持ち帰るのはどうでしょうか?海外の方も喜ぶ日本らしさが散りばめられていて、ごはん以外もワクワク楽しめられる要素がたっぷり詰まっていました、、!また、こうした養殖技術の進歩が、未来の食糧問題や環境保全に大きく貢献していることを実感しました、、!私たちの学びが社会に直結している瞬間を目の当たりにでき、研究者や生産者の努力を身近に感じられたことが何よりの収穫です。これからもこうしたサステナブルな取り組みを多くの人に伝え、広げていきたいです。
学生ライター紹介

福永 紗子(ふくなが さこ)
近畿大学総合社会学部3年、学生広報室
お笑いが大好きで劇場によく足を運んでいます!笑ってストレス発散!

上房 奏太(うえぼう そうた)
近畿大学文芸学部4年、学生広報室
万博にどハマり中!全パビリオン制覇を目指して通っています!!

古府 叶光(ふるこ かなみ)
近畿大学総合社会学部3年
クロージングステージで見たJO1に夢中、、!?最近はゲットしたミャクミャクの人形と一緒に寝ています

丸山 優羽(まるやま ゆう)
近畿大学総合社会学部3年
ご飯を食べることが好きです!もちろん近大マグロも大好き!🐟
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