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2017.07.20

市場は5000億円超!いまゲーム実況が熱いワケ

Kindai Picks編集部

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みなさんこんにちは!学生ライターの上谷です!

みなさんゲームは好きですか?私は大好きです(笑)でも子どもの頃と違ってあまりゲームする時間が取れない・・・そんな時に私が利用しているのがゲームの実況プレイ動画!
上手な方の動画を見てプレイの研究をしたり、トークが面白い方の動画を聞き流しながら勉強したりと楽しみ方は様々。今回は世界では5000億円超の市場規模と言われるゲーム実況の歴史と人気の秘密に迫ります。

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そもそもゲーム実況って?

そもそもゲーム実況がどんなものかご存知ですか?ゲーム実況とは「ゲームをプレイしている様子を録画(生放送)で公開した動画」というもの。
一口にゲーム実況といっても種類は様々。無言でダラダラプレイするもの、研鑽された技術を披露するもの、ゲームより実況者のトークや語りが面白いものなど。

単なる動画と思って侮るなかれ、世界規模でいうと5000億円を超える市場をもつ、一大エンタメ、一大ビジネスなのです。
*出典 カドカワ株式会社のリリース


例えばこちら、人気YouTuberの「HIKAKIN」さんの実況動画です。

▼ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドやってみた!【ヒカキンゲームズ】【任天堂スイッチ】 (YouTube)




そんなゲーム実況も昔は日陰の、いわゆるアングラ文化でした。どうしてかって?それは著作権とか、著作権とか、あと・・・著作権とか(まあ、今でも企業側のお目こぼし状態ですが)。

では、どうしてアングラ文化であったゲーム実況がここまで脚光をあびるようになったのか。それには次のような要因が挙げられます。

 企業がお目こぼしをするだけのメリットができた
 見ているだけでも楽しいゲームが出現した
 実況者が本腰を入れるだけの理由ができた

それでは、これらの要因が発生したワケを、順を追って説明していきます。


絶大なるプロモーション効果!!

先ほど挙げました、企業がゲーム実況を黙認する理由。それはズバリ、プロモーション効果!
有名な実況者にプレイしてもらえば多くの人に知ってもらえて、面白そうに遊んでもらえれば売り上げも伸びる!

最近では企業側が実況者とタイアップして独占先行プレイなんてこともちらほら。こうなったら公認ですからね。本来忌むべき相手を見方にしてしまう企業の逞しさって、本当にすごいですね(笑)

そんな一例がこちら、人気実況者「兄者弟者」さんの企業タイアップ動画です。

▼#1【RPG】兄者の「ウェイストランド2 」【2BRO.】 (YouTube)





見て楽しい!やって楽しい!

プレイするのはもちろんのこと、見ているだけでも楽しめるゲームが登場したのも、ゲーム実況が栄えた要因の一つです。
代表例を挙げるとすると、そう、マインクラフト。サンドボックスという新たなジャンルを開拓した、ゲーム内の物体すべてが立方体で構成されたこのゲームは発表されるなり一躍人気になりました。

理由は自由度の高さ。ゲーム内の立方体を破壊、収集し積み上げるというこのゲームはストーリーやゴールといったものが設定されていません。そうするとプレイヤーによって楽しみ方はまさに十人十色で、ブロック一つ積み上げるにも幾億ものパターンが発生するわけです。
それを動画にして投稿する、あるいは投稿された動画を見て真似をしてみるというのも楽しみ方の一つ。そうして、実況者はみるみるうちに増えていきました。

こちら、実況者「赤髪のとも」さんのマインクラフト動画です。

▼【マインクラフト】新ワールドで再スタート!【あかがみんクラフト3】30(YouTube)





実況者をやる理由?それは〇〇のためさ

最後に実況者が本腰を入れる理由はいたって簡単。そう、資本主義の象徴!お金!
元々著作権的にグレーだったゲーム実況では収入なんてものは当然ありませんでした。しかし、収入につなげることができるようになって、ゲーム実況者は格段に増えたのです。

先ほどの企業とのタイアップもそうですが、それ以外にも、YouTubeの動画に広告をつけることで、再生回数によって広告料収入を得る事ができるようになりました。

そこそこの人気とそこそこの数の動画投稿を続ければ、広告料収入で結構回収できるものです(実際はそんな簡単ではありません、編集技術とかトーク力とか、いわゆる個性がないと人気は出ません)。
まあ、最悪利益が出なくても、元々やりたかったゲームだし別に問題ねえわwww、で済んでしまう。そんな気軽に手を出すことができるのも、人気の理由かもしれません。


まだまだ伸びるぜ、ゲーム実況!!

いかがでしょうか。たかがゲーム実況とはいえ、その背景には様々な歴史や思惑があり大変奥が深いとは思いませんか?
これを機会にゲーム実況をご覧になったことがない方は一度ご覧いただき、その奥深さを体感してみてください!


【プロフィール】
上谷 大陽
近畿大学理工学部機械工学科1年生
人生における哲学のおおよそはゲームから学んでいる


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