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今日からできる。安河内流、英語を楽しむための3つのルール

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Kindai Picks編集部

2016/08/02

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オリジナル記事
国際
安河内哲也
コラム
英語

近畿大学に、カリスマ英語講師がやってきた!

2ヵ月後に留学を控えた近大生の不安や悩みに、安河内先生が返したアドバイスとは?
本当に本気で英語を話せるようになりたい人のための、安河内流の英語学習術、そして留学を大成功させるためのヒントを聞いた。

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あのカリスマ英語講師が語る!!英語学習に決定的に足りていない2つの要素とは(東進ハイスクール 安河内哲也講師)

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<講演者プロフィール>
安河内 哲也(やすこうち てつや)
東進ハイスクール英語講師
財団法人実用英語推進機構代表理事
「英語なんて言葉なんだ、こんなもんやれば誰だってできる」の決めゼリフで有名な日本を代表するカリスマ英語講師。TOEIC990点、TOEICスピーキングテスト200点、TOEICライティングテスト200点(すべて満点)。実用英語検定1級、国連英検特A級、通訳案内士、1級小型船舶操縦士免許を取得。英語教育の現場で熱気に満ちた授業を行う一方、各種教育機関での講演、文部科学省の「英語教育の在り方に関する有識者会議」への参加など実用英語教育の普及活動にも積極果敢に取り組んでいる。

<学生プロフィール>
近畿大学国際学部1年生。1年次後期からはじまる海外留学を控えている。家族や友人との日常の会話はもちろん日本語。24時間英語オンリーの生活を間近にして、週13.5時間の英語のクラスをこなす彼らも不安や悩みは尽きない。


日本人の英語はナンバーワン!
サムライ英語、ナデシコ英語を楽しむための3つのルールとは?




みなさん、こんにちは。
今日の私のミッションは、ここにいる国際学部の学生の方、そして留学を考えているすべての方々全員を海外に送り出して、素晴らしい言語である英語をマスターしてもらうことです。さぁ、何でも質問してください。

英語を聞くこと、話すことに苦手意識があります。どうしたら英会話をもっと楽しめるでしょうか。

なるほど。確かにアジア人は英語で話すことを楽しんでいないことが多いかもしれません。なぜか。それは安河内、私の3つのルールを知らないからです。今、英語を学んでいるあなたの英語は、なかなか良い英語かもしれません。ところが、もし私の3つのルールを知ったら、あなたの英語はもっともっと良くなります。

最初のルールは、「ミスを楽しむ」こと
日本人はいつも、間違えることを恐れています。でも私たちは英語に限らず、日本語を話すときにだって間違えますよね。英語ネイティブの人は英語を間違えないと思いますか?そんなことはありません。私も間違えるし、あなたも間違える。みんな間違えるのです。
最初から正しい英語が話せる必要はありません。三単元の“s”なんて忘れてください。私はラーメンを今日食べる。明日食べる。昨日食べる。未来形や過去形をミスしても、何を言いたいか、わかるでしょう。だからミスを楽しんでしまいましょう。さぁ、あなたも。

ミスを楽しむ!

2つ目のルールは、「自分に自信を持つ」こと
日本人の英語は美しい。そう思いませんか?日本人の英語はわかりやすさナンバーワンです。なぜか。
それは、日本人はとってもクリアに、とってもゆっくり話すから。だから世界の人全員が、日本人の英語を理解することができるんです。自分の英語に自信を持ってください。あなたの英語はサムライ英語、ナデシコ英語。自分に自信を持つ、これが2つ目のルールです。

自分に自信を持つ!

3つ目のルールは、大きな声で話すこと。あなたのお名前は?

だいご、です。

オーケーだいご、君の英語は完璧だ。君は大きい声で話すし、いつも笑顔だ。特に北アメリカの人はみんな大きな声で話す。なぜか?それは、彼らがいつも大音量で音楽を聴いていて、人が何と言っているかわからないからです。…ここ、笑うところだよ!

とにかく、小さい声で話していたら、あなたはもう一度大きい声で同じことを言わないといけない。だから最初から大きな声で話す。この3つのルールを取り入れれば、あなたたちの英語はすぐにでももっと素晴らしくなるし、英語で話すのが楽しくなるはずです。カンタンでしょう?

空気を読んでアウトサイダーになるな!
同年代の外国人と、朝まで語り合える貴重な機会が留学!


積極的に発言するのが苦手なのですが、留学中でのディスカッション中心の授業についていけるか心配です。どうしたら良いでしょう?

英語圏の人は日本語圏の人と全然考え方が違うのは確かですね。日本だとさ、人前で出しゃばったら嫌われるんじゃないかと思って、牽制し合うじゃない。空気を読んでおこうとして。留学先でそれをやると、いきなりアウトサイダー、部外者になっちゃうから注意しましょう。

最初にクラスでグループなんかできたりするじゃない、そうしたらいきなり声を出すと良いですよ。ヘイエブリバディー、アイムフロムジャパン!って言って。誰かが喋ったらすぐに「どこから来た?ワオ、インドネシア!イッツグレイトカントリー!!」みたいにね。最初からガンガン声を出したらみんなが「こいつは結構話しやすいやつだ」と思って話しかけてくる。そしたら後はラクです。心配してる暇なんてなくなる。

それ、いきなりできるか不安ですが、留学前に練習しておけますか。

近大には英語村という素晴らしい場所があるじゃない!英語村みたいな、英語しか話してはいけないところに毎日通って、英語でどんどん発言すること。日本でできないことは海外でもできないから。英語のノリってやっぱりあるからね、ペコペコ頭を下げるんじゃなくて、いきなり「ヘイ!」と声をかけて肩をバーンと叩くみたいなね。そういうところも、ウマイ人をどんどん真似しましょう。

安河内先生は、留学中のホームシックをどう解決しましたか。

実は私は、留学はしてないんですよ。経済的な余裕がなくて。交換留学の制度を使えるほど英語力もなかった。でも悔しいじゃない、絶対アメリカに行きたいじゃない。だからアルバイトを頑張って、2カ月半の夏休み中、バックパックを背負ってアメリカ中を貧乏旅行してきたんです。
でもそういう覚悟をして行っても、1カ月くらいすると日本が恋しくなるんだよね。わざわざブックストアに行って、日本のガイドブックを探しちゃったりしてね。でもそれも、1週間2週間もすれば自然と乗り越えられるようになる。大丈夫なんだよ。

最悪なのは、そういう時に日本人同士で集まって慰め合うことです。日本語のコミュニティ、近大のグループができちゃうと、せっかく海外で英語を勉強してる意味が失われちゃう。つまりさ、ホームシックも含めての留学だから、日本を恋しい、と思う気持ちも味わわないと、グローバルパーソンになる貴重な機会も失われてしまうんですよね。

西海岸には海があるけど、東海岸では何を楽しめば良いでしょうか。

まぁ勉強でしょう。海なんか、日本にもあるじゃん。留学でしかできない楽しみってさ、同年代の、いろんな国籍、人種の友だちと過ごせることじゃない。みんなで騒いだり、朝まで語り合ったりとかね。サーフィンとかスノーボードとか、自然と遊ぶのは正直40歳、50歳になってからでも間に合うと思いますよ。

なぜ英語を勉強する?
答えは、英語がただの「言葉」ではないから。





留学することで、英語の他に学べることは何でしょうか。

私がシェアしたいアドバンテージは2つ。
1つ目は、本からは学べないことが学べること。
私は学生時代、アメリカとメキシコの国境に行きました。そこにはたくさんの難民がいて、身なりが特別良いわけではない私に必死でチョコレートを売ろうとしてきた。彼らの服は、古くて臭かった。それが、先進国と第三国の間にある問題について、私が真の意味で学んだ瞬間でした。

2つ目は、私たちのアイデンティティが日本にあることを知ることです。
私は20歳のとき、アメリカでヒッチハイクをしていました。絶対これは真似しないでね、危険すぎるから。私が今も生き延びているのは奇跡です。

私はそのとき、同年代のシリア人男性と何日間かドライブをしていました。運転を交代したりしながらね。彼は運転するとき、いつもアルメニアの歌を歌っていました。一方の私は、運転するとき、いつもアメリカの歌を歌っていました。私が歌っているとき、シリア人は突然言いました。「おい、お前のアイデンティティはどこなんだ。お前はアメリカ人の歌を歌って、アメリカ人のような格好をして、アメリカ人のように振舞おうとする。一体どこの国から来たんだ?」と。そして「自分がどこから来たのか、それを忘れるな」と言ったのです。
アメリカの、砂漠のど真ん中で、私は初めて自分は日本人であることに気づいたのです。

よし、最後に、私から質問しましょう。あなたはなぜ、英語を勉強するのでしょうか。

国際的な言語だから。

世界中の人と話したいから。

そう、たくさんの人が、英語を勉強するためのたくさんの理由を持っている。でも、私が考えている答えはこうです。「英語は人々を繋げることができる」。

英語は誰の言葉でしょう。イギリス人?アメリカ人?違います、英語はみんなの言葉です。
300-400年ほど以前、日本人はアメリカ人とお互いに会話することができませんでした。中国人や他のアジアやアフリカの人とも同様です。でも21世紀には英語がある。私たちは英語という道具を使って、世界中の人とコミュニケーションをとることができるようになったのです。

オバマ大統領がつい最近、広島に来て素晴らしい英語のスピーチをしました。彼はとてもゆっくりと話しましたし、世界中にむけてメッセージを発しました。だから英語を母語にしない人たちにも、彼の言葉がわかりました。ロシア人も、ブラジル人も、彼のスピーチを聞きました。
たくさんの戦争や衝突の後、私たちは今、世界中の人と同じテーブルに座って話し合うことができるようになりました。日本人もアメリカ人も、平和と未来について、英語で話し合うのです。

英語はただの言葉ではありません。それはみんなを繋げ、そしてあなたたち1人1人の人生も永遠に変える素敵な未来の道具なのです。
それを心に留めて、あなたはもっと英語の勉強を楽しまなければなりません。できるかな?

もちろんです!
今日は素晴らしいお話を本当にありがとうございました。



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