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2023.10.06

ALSOKの近大卒業生が語る近大の“魅力”とは?

Kindai Picks編集部

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「ALSOK」には、社長をはじめ多くの近畿大学卒業生が所属しています。昨年度には、近畿大学校友会職域支部として「綜合警備保障支部」が設立されました。そこで、多くの卒業生が働く綜合警備保障株式会社の栢木伊久二社長と近畿大学を卒業した若手社員に今の仕事と近畿大学の魅力について語っていただきました。

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栢木 伊久二(かやき いくじ)

代表取締役、グループCOO、社長執行役員、営業本部長。
1982年(昭和57年)商経学部経済学科卒業。同年4月綜合警備保障株式会社に入社。2012年執行役員に就任し、以後、警送構造改革担当、運用総括担当などを歴任。2018年4月代表取締役専務執行役員、2019年4月代表取締役副社長、2022年6月にはプロパー社員として初の社長に就任する。


小泉 健太(こいずみ けんた)

大阪中央支社セキュリティサービス部港機械警備隊副隊長
2014年(平成26年)法学部政策法学科卒業。就活時の合同会社説明会で綜合警備保障株式会社を知り入社する。


井上 理沙(いのうえ りさ)

機械警備事業部GC統括室西日本ガードセンター
2020年(令和2年)文芸学部文化・歴史学科卒業。教育関係職を目指していたが、子どもの交通事故に遭遇したことをきっかけに、綜合警備保障株式会社に入社する。


井上 夏蘭(いのうえ からん)

沼津支社富士支店
2021年(令和3年)国際学部国際学科卒業。海外で働ける企業を志して、綜合警備保障株式会社に入社。営業として、ホームセキュリティなどを取り扱う。




国際的・領域の広さ・活気・自由な学風……
近大を志すきっかけは様々




Q.まずは皆さんが近畿大学への入学を志したきっかけについて聞かせてください。

井上(夏):私は大学選びの時、韓国語を専攻して学べることと、大学生活の間に必ず留学をしたいという強い思いがありました。そこで当時、国際学部が新設されて2年目であり、在学中の海外留学が必須単位となっている近畿大学国際学部への入学を決めました。

井上(理):私は将来、教育関係の仕事に就きたいと考えていたのですが、一方で社会に出る時、「教育とは別の道を選びたくなったらどうしよう……」という気持ちがありました。そこで、教育関係の勉強も含めて幅広い領域を学ぶことができる大学に入りたいと考え、近畿大学文芸学部に入学しました。また、入学前のオープンキャンパスの際、学内の雰囲気がとても華やかで、皆さんに歓迎してもらったことも、近大を選ぶ決め手でした。

小泉:僕も高校生時代、志望大学を決めるためにいろいろな学校のオープンキャンパスに参加したのですが、近畿大学は他の大学に比べてとても活気があり、「イケイケな雰囲気の大学だな」という強い印象を受けました。結局、この印象が、大学選びの決め手になったと思います。

栢木:私自身は、何か強いポリシーを持って近畿大学に入学したというわけではないのです。我が家は公務員一家だったのですが、その影響で逆に将来は民間企業で働きたいという気持ちが強く、その上で近畿大学は当時から自由な学風が特長でもありましたから、これも背中を押してくれたように思います。
大学生時代を振り返ると、本当によく遊び、よく学んだ……と言いたいですが、本当はあまり学ばなかったかな(笑)。とにかく本当に楽しい4年間でしたね。この4年間の大学生活があったからこそ、社会人になってから時に辛いことがあっても、乗り越えられたように思います。
皆さんの学生時代の思い出は、どんなものがありますか?


学生時代の栢木社長

小泉:僕はちょうど在学中、近大マグロが全国的に話題になった時期でしたので、その印象がとても強いですね。

井上(理):私はサークル活動で、オープンキャンパスの来場者に地元の飲食店を紹介する活動を通じて、地域で働いている皆さんと深く関わったことが思い出として残っています。

井上(夏):ひとつ決めるのは難しいですが、私は合気道部に所属し、合宿などの体験も含めて精神面を鍛えられ、先輩後輩と繋がれたことが貴重な体験でした。


学生時代、合気道部の活動に勤しんだ井上夏蘭さん(写真右)。


入社してから毎日が勉強。お客様から多くのことを学ぶ



入社1年目の栢木社長(左から2番目)。

Q.皆さんがALSOKに入社したきっかけは何でしたか?

栢木:私は神戸に住んでいたものですから、大学もそうですが、仕事も神戸から出ないでやりたいという漠然とした思いがありました。その上で、事務的な仕事は自分に向いていないだろうから、なんとなく営業に就きたいと考えていたのです。一方で当時、日本は「安全と水はタダ」と言われた時代でしたが、欧米ではそうではありませんでした。また、皆さんもご存じのように、今でいう「サブスク」ではありませんが、警備という仕事は一度契約をいただければ、その後は継続して契約料金が支払われますので、事業としての安定性があります。これらの点から、警備業はこれから伸びていく産業だと考えて、ALSOKへの入社を決めました。

小泉:僕の場合、警備業に関心があったわけではないのですが、就活時の合同企業説明会にALSOKのブースがあり、そこでお話を伺ったところ、自分が働くに当たってのイメージが、とてもしっくりきたのが入社のきっかけでしたね。

井上(理):先ほどもお伝えした通り、私は元々教育関連の仕事に就きたいと考えていたのですが、大学在学時に学校の近くで子どもの交通事故に直面する機会があり、その経験から交通安全に関する知識や技術を得たいと考えました。その時、ALSOKによる子ども向け防犯出前授業の「ALSOKあんしん教室」を知り、これに関わってみたいということがきっかけで、入社を志望しました。



井上(夏):就活では航空関連など、外国語を使ったり、海外で働いたりできる会社を志望していたので、当初、ALSOKへの入社はまったく考えていませんでした。しかし、就活とコロナ禍が重なり、旅行や航空関係の求人が厳しくなるなか、無形資産というか、目に見えないサービスを提供する仕事も良いと考えるようになったのです。そこでいろいろな業種を検討するなかのひとつに、ALSOKがありました。お話を伺うと、ALSOKにも海外での事業や勤務があるということから、そこで頑張りたいと思ったのが入社のきっかけです。

栢木:実際に入社して、いかがですか?

井上(夏):営業として毎日お客様にお会いしながら、セキュリティ以外にも学ぶことが本当に多く、日々勉強しているところです。

井上(理):私はホームセキュリティなどのオンライン監視、隊員への指示に加えて、お客様の電話応対も行うガードセンターに勤務しているのですが、実は学生時代は電話対応が苦手でした。だからこそお客様の第一声を聞いて、ご要望を早期に察知できるよう心がけています。

小泉:僕は警備先から発信される警報を受信し、駆けつける機械警備隊に勤務していますが、ただ警報が鳴った場所に駆け付けるだけではなく、街中でのATM障害対応や高齢者の見守りサービスなど、幅広い業務を担当します。それだけに最初は戸惑いましたが、逆にそれが、今は良い刺激になっていますね。


近畿大学でのさまざまな経験と対話と共感を活かしたチャレンジ

井上(理):私は営業として入社したこともあって、近畿大学卒業生であることが、プラスに感じています。近畿大学の卒業生だと言うと、お客様も皆さん分かってくださって話題が広がるなど、大学の知名度が高いことをとても実感しています。皆さんは近畿大学卒業生であることがプラスに働いたことなど、何かあるでしょうか。


近畿大学卒業時の井上理沙さん

井上(理):在学中は勉強やサークル活動などを通じて、本当に人と接する機会が多くありました。それらの経験が今、監視センターで多職種の方々と関わり、仕事をしていく上での、大きな力になっていると感じています。

小泉:たとえば仕事の上で、直接警備に関わる私たちと、営業や技術といった他部門との間で意見の相違があったとき、話をしてみると実は、お互いに近畿大学OBだったということが結構あるのです。そうすると同じ大学を卒業したという共通点がありますから、その後の話や業務における調整がスムーズに行ったということが、これまで何度もありましたね。これも規模の大きな大学である、近畿大学卒業生のメリットかなと思います。



栢木:昨年、私が社長に就任した際、社員の皆さんに送ったメッセージのなかで、「対話と共感」というスローガンを掲げさせていただきました。私自身も近畿大学を卒業してALSOKに入社し、今に至るまでたくさんの仲間との出会い、そしてお客様との出会いがありました。それらのチャンスを活かすことができたからこそ、ALSOKの仲間たちと共に、ここにいるのだと思います。今、皆さんのお話をうかがって、改めてその思いを強くしました。それぞれの仕事のなかで、対話と共感を重ねながら仕事にチャレンジしていこうという気持ちが、3人ともとても強いことを本当にうれしく思います。


自由な学風と話題発信力でさらに魅力ある近畿大学に!





Q.皆さんに伺いたいのですが、今後の近大に対して期待することはありますか?

井上(理):私は、「近大マグロ」をはじめとした「話題力」「宣伝力」や、たとえば2012年ロンドンオリンピックで活躍された入江陵介選手など優秀な人材が多いことが近大の大きな魅力だと思っています。大学として新しいことにチャンレンジし、成果を上げたときの話題力や宣伝力をこれからも高めてもらえれば、私たちも、「近畿大学を卒業したんだ!」という誇りが生まれ、それが仕事や人生の力にもなると思っています。

栢木:そうですね、冒頭でも少し話しましたが、近畿大学には、私が在学したころから今に至るまで、とても自由で活発な雰囲気がありますね。そういった校風も踏まえて発展してほしいと思います。



小泉:僕の在学中、「近大マグロ」が全国的にもたいへん話題になったのですが、そういうチャレンジ精神や、大学としての活気というのが、近畿大学の大きな魅力だと思います。また現在、大阪中央支社で働いていることもあって、周囲には近畿大学を卒業した先輩や後輩が少なくありません。これからも同じ近畿大学で学んだ仲間が増え、一緒に働きたいという気持ちがありますので、さらに優秀な卒業生を輩出してほしいと思います。
 
井上(夏):皆さんがおっしゃるように、近畿大学という存在はいつも話題性がありますし、ほかの大学がやっていないような最先端のものにすぐに取り組み、あるいは取り入れようという学風が強いですよね。こうした大学の姿勢は、これからもずっと守り、発展させていってほしいと思います。今お話が出た水泳の入江選手もそうですし、たしか国内の企業では近畿大学出身の社長がとても多いと聞きました。

栢木:企業の代表取締役社長に就いている近畿大学卒業生は、全国で約5800人もいるそうです。

井上(夏):そういった方たちがさらに増えて行けば、近畿大学の印象もさらに上がるのでうれしいです。

栢木:自由な学風や産官学による先駆的な取り組み、あるいは冒頭に話題が出ましたが海外への留学を必須単位にすることなど、近畿大学は常に、他の大学に先駆けた多彩な取り組みをしています。それが魅力ある学校づくり繋がっていますし、これからもそういう学風を大切に、発展していただきたいと思います。本日は皆さん、ありがとうございました。

一同:ありがとうございました。



取材・文:笑屋株式会社
写真:伊ケ崎忍
企画・編集:近畿大学校友会

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