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Kindai Picks トップ世界一を勝ち取る徹底力 -僕がポケモン世界大会で優勝できた理由-(近畿大学理工学部4年生 帆波翔馬さん)

世界一を勝ち取る徹底力 -僕がポケモン世界大会で優勝できた理由-(近畿大学理工学部4年生 帆波翔馬さん)

ビエラ君

Kindai Picks編集部

2015/12/03

tag
OB・OG・在学生
オリジナル記事
ポケモン
ビエラ

OBつんく♂さんの入学式での言葉
「ただ好きなだけでなく、他人からリスペクトされるような達人になって欲しい。(中略)
そのジャンルのトップに立てば、いろんなジャンルのトップと出会う事が出来ます。」
ビエラくんこと理工学部4年生帆波くんにとってはそれがポケモンだった。

ポケモン世界大会チャンピオン!?いったいどんなオタクな学生なんだろう・・・??
しかし私たちの予想を裏切り、登場した学生は、爽やかなイマドキの“塩顔男子”だった!!
彼のポケモン人生とこれからのキャリアプランに迫ります。

*肩書き等は取材時(2015年11月現在)のものです

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PROFILE
ビエラ/帆波翔馬(ほなみしょうま)
ポケモンワールドチャンピオンシップス2015(ポケモン世界大会)優勝
近畿大学理工学部情報学科 4年

1993年生まれ。小学生の時にポケットモンスターを始め、高校2年生から対戦ゲームに参戦。2011年兵庫県立東播磨高等学校を卒業し、同年、近畿大学理工学部に入学。その後も、ポケモンゲーム大会への出場を続け、2013年全国大会ベスト8、2014年全国大会ベスト32と好成績を残すも優勝はできず。そして2015年、ついに全国大会優勝、そして世界大会優勝も成し遂げる。現在は主にTwitterなどによる活動をしており(@SHADEviera)、将来的にはインターネットを中心に活動の幅を広げ、日本初のプロポケモンプレーヤーになることを目指している。




「世界一」になったことで、反対していた家族も認めてくれた。



ー改めて、世界一おめでとうございます。優勝が決まって背中から倒れた時、Twitterなんかでも「ビエラさんが倒れた!」なんて話題になっていましたが、あの時はどんな気持ちだったのでしょうか?


ありがとうございます。最後の敵を倒した瞬間は、「よっしゃー!」という気持ちでその場に倒れてしまいました(笑)。でも、安心したというのもありますし、言葉では表現しきれないような、いろいろな感情が押し寄せていました。


ービエラさんがポケモンを始めたのはいつ頃ですか?


ポケモンというゲーム自体を始めたのは小学校低学年の時ですが、対戦に参加したのは高校2年の頃が初めてです。

他にもいろいろなゲームに触れてきましたけど、とにかくポケモンは圧倒的に面白くて、特に対戦は、苦労して準備して、それでいざ戦ってみると勝てるかどうかわからないというワクワク感がたまらなくて、どんどんハマっていきました。

最初に戦った時には勝ったのかどうかも覚えていませんが、とにかくめちゃくちゃ面白かったという記憶だけは鮮明に残っています。


ー対戦前に準備が必要なのですね?


はい、対戦で使うポケモンを事前に育てておく必要がありますし、どのような戦い方をするのかも、いつも考えていないと勝てません。事前にどれだけ準備するかがかなり大事なんです。


ー世界一になったことを、お母さんにも報告されたそうですね?


はい。LINEで報告したら、「就活してな」という返信が来てしまいましたが(笑)


お母さんから来たLINEの返信。気持ちが伝わってきます(笑)。


ークールですね(笑)


でも、世界大会で優勝した後はお祝いしてくれました。それに、ポケモンのLINEスタンプを買ったみたいで時々送られてくるようになりましたし、ピカチュウの形をした優勝トロフィーを飾るために、新しい棚まで買っていました(笑)。やっぱり世界一にまでなれば、認めてくれるんだなと思いました。


世界大会の優勝トロフィー。新しい棚に飾られています。


一つのことに集中して、やり続けないと、勝てるわけがない。



ー世界一になれたポイントは?

努力です。いやもう、とにかく毎日プレーしていました。毎日8時間くらいはやっていましたね。できる限りの時間を使ってポケモンをしていましたし、自分で「よく努力してきたなぁ」と思えるくらい努力していました。


ー楽しいから続けられるのでしょうか?


基本はそうですね。でもしんどいと思ったことはあります。ありますけど、それでもやる。疲れても休まずにやる。世界一になるために、本当にもう頭がおかしくなるかも知れないというギリギリのところまでやっていました。

実は一昨年も去年もこの大会には出ていて、特に去年は正直かなり自信があったのに、国内大会でベスト8にも入れなかったんです。非公式の大会では勝てていましたし、周りからも期待されていたのに、公式大会で結果を残せなかった。生きる気力が湧いてこないくらいつらかったですね。

今年、それがようやく結果に繋がり、やっぱり努力していたのが報われたのかなと思いました。また、ポケモンで知り合った友人たちと毎晩のようにSkypeでつながり、戦略を練る、そんな時間が今の自分を支えてくれています。


ーやめたいと思ったことは?


ないです。いや、正確には全国大会で負けて、「もうポケモンなんて一生やるか!」と一瞬だけ思ったことはありますが、その日の帰りの電車の中で、もう次の大会に向けて戦い方を考え始めていました(笑)


ー日本では、一つのことを突き詰めてやる人のことを「オタク」と揶揄する傾向があって、ゲームも正直、大人からは良くないもののように見られてしまうことが多いと思うのですが、それについて何か感じていることはありますか?


うーん、僕はオタクがどうこうと言われても別に気にしませんが、ポケモンで世界一になってわかったのは、「一つのことに集中しないと勝てるわけがない」ということです。

自分の時間をすべて投入している人がいたら、そうじゃない人よりも絶対に強くなる。ポケモンも、それだけをやり続けて、やっとトップレベルの戦いができる土俵に立てるくらい。一つのことをやり続けないと、勝てるはずがないんです。

僕は感覚というのも結構大事にしていますが、その感覚もやっぱり経験によって養われたもの。経験に裏付けられているからこそ、自信を持って感覚に頼れるんだと思います。



日本初の「プロ」ポケモンプレーヤーに!今後も大きな目標を持ち続けたい。



ープレーヤーとしての今後の予定は?


もちろんあります!既に来年の世界大会に招待していただいています。


熱気あふれる世界大会の会場。ビエラさんは、2016年の大会も参加します。


ー今、大学4年生とのことですが、就職は?


来年から情報通信関連企業でSEとして働く予定です。就職活動中も、とにかくポケモンのことを話していました。ポケモンのことなら何でも話せますので。

例えば、ポケモンでは、この技は本当にこの相手に有効なのか、今この行動が必要なのか、などを見極めて結果を出すことが求められます。ですから、面接でも「ポケモンのおかげで論理的な思考力と分析力が身につきました。それを御社に入ってからも生かして、成長していきます」といった自己PRをしていました。


ー就職先以外のことで、将来のキャリアについて考えていることはありますか?


将来的には日本初のプロポケモンプレーヤーとして活躍したいな、と思っています。今はTwitterやニコニコ動画などもありますので、自分の名を売ることで幅広い活動ができると思いますし。


ー海外にはプロのプレーヤーもいるのですか?


います。スポンサーがついていて、そのTシャツを着て大会に出場している人がいますね。僕もそうなりたいですし、それ以外のことも含めて、プロゲームプレーヤーとしての新しいキャリアのあり方を作っていきたいと思っています。


ー最後に、ポケモンに限らず、ビエラさんが人生で大切にしていることがあれば教えていただけますか?


いつも大きな目標を持つように心掛けています。今回も「世界一」という目標を自分の中に掲げ、他のことはすべて投げ出してでも、とにかくやり続けることでその目標を達成できました。これからも、大きな目標は持ち続けたいと思っています。


▼ポケモンとは
http://www.pokemon.co.jp/whats/summary/


▼ポケモンワールドチャンピオンシップスとは
http://www.pokemon.co.jp/ex/wcs2015/about/


▼ポケモンWCS2015 Day2 semifinal 準決勝 ペンギン (JP) vs ビエラ (JP)実況コスケ&シャロン氏(YouTube)




▼関連記事「ポケモン世界大会で6年ぶりに日本人が優勝『世界で一番ダブルバトル好き』」(Kindai Picks)
http://kindaipicks.com/article/000064

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