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    <title>Kindai Picks（キンダイピックス） | 近畿大学のニュースメディア</title>
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    <description>Kindai Picks （キンダイピックス）は、学校法人近畿大学が運営する、ニュース系キュレーションメディアです。編集部が収集したニュース・記事や、近大をより深く知っていただくための記事をいち早く配信します。</description>
    <pubDate>Thu, 21 Jan 2016 06:00:00 +0900</pubDate>
    <language>ja</language>
    <copyright>(C)Kindai University All Rights Reserved.</copyright>
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        <title>Kindai Picks（キンダイピックス） | 近畿大学のニュースメディア</title>
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    <item>
        <title>PHPの脆弱性とは？ 情報漏洩のリスクと私たちの生活への影響をサイバーセキュリティの専門家が解説</title>
        <link>https://kindaipicks.com/article/003426</link>
        <guid>https://kindaipicks.com/article/003426</guid>
        <description><![CDATA[The PHP Groupは、2026年10月21日、ウェブサイト構築に広く使われているプログラミング言語「PHP」において重大な脆弱性が公表され、大きなニュースになっています。多くのウェブサービスが緊急メンテナンスに入るなど影響が広がる中、私たちの生活にはどのようなリスクがあるのでしょうか。<br>
<br>
サイバーセキュリティを専門とする近畿大学情報学部 准教授 柏崎礼生に、今回の問題の背景と今後の対策についてお話を伺いました。<br>]]></description>
        <pubDate>Thu, 22 Oct 2026 20:38:00 +0900</pubDate>
        <content:encoded><![CDATA[<div class="box__wrap"><br>
  <figure class="box__photo"><br>
<img src="/uploads/202608/cc10b1d1632b5cf7c113b5af3717ef4c6ed94b8b.png" alt="【プロフィール画像】柏崎　礼生 教授"><br>
  </figure><br>
  <div class="box__inner"><br>
    <div class="box__name"><b>柏崎　礼生（かしわざき ひろき）</b></div><br>
    <p class="box__txt"><br>
      近畿大学情報学部 情報学科 准教授<br><br>
      専門：サイバーセキュリティ、レジリエンス、防災・減災工学<br><br>
<br><br>
<a href="https://www.kindai.ac.jp/meikan/2764-kashiwazaki-hiroki.html" target="_blank">教員情報詳細</a><br>
    </p><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<h2>日常生活のサービスにも波及。ウェブ基盤「PHP」とは</h2><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――まず最初に、「PHP」というのは、主にホームページなどを作る際に使われるプログラミング言語という認識で合っていますか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>はい、その通りです。主にウェブサイトやウェブサービスを提供するために使われることが多いプログラミング言語と言って差し支えないと思います。<br><br>
今回の脆弱性は、ウェブサービスの基盤として広く利用されているPHPで発見されたことに加え、すでに悪用の試みも報告されていることから、社会的なインパクトが非常に大きいと感じています。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――「PHP」は、具体的にどのような場面で使われているのでしょうか？ 私たちが普段利用しているウェブサイトやサービスにも関係しているのでしょうか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>日常的に使っているサービスや、ゲームなどもウェブ基盤を使っています。実は私も日常的にプレイしている睡眠記録ゲームがメンテナンス中になってしまい、記録ができない状態になりました。直接の原因までは確認できていませんが、普段当たり前のように使っているサービスが突然利用できなくなるという経験を、私自身もしました。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――PHPは、ウェブサイトの画面を生成するだけでなく、ログインや会員情報の管理など、利用者からは見えない部分でも使われているのでしょうか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>はい。例えば、ウェブサイトで会員登録をしたり、ログインしたり、商品を購入したりする際には、利用者が入力した情報を受け取り、必要な処理を行う仕組みが必要になります。PHPは、そうしたウェブサイトの裏側で動く処理にも使われています。<br>
<br>
ウェブサイトは、画面に表示されている文字や画像だけで成り立っているわけではありません。利用者の入力に応じて情報を処理したり、データベースと連携したりする仕組みがあり、PHPはそのような機能を支える技術の一つです。<br>
<br>
そのため、PHPに脆弱性が見つかった場合、ウェブサイトの表示だけでなく、そのサイトが提供している機能や、サーバー上の情報の安全性にも影響が及ぶ可能性があります。ただし、実際の影響は、脆弱性の種類やシステムの構成によって異なります。<br>
</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<br>
<h2>遠隔攻撃で情報漏洩も。最も危惧される「二次被害」のリスク</h2><br>
<br><br>
<br>
<img src="/uploads/202610/c20d727b96c1b14b46f35323384fc431523b1578.jpeg" alt=""><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――今回の脆弱性において、どのようなリスクが危惧されているのでしょうか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>今回、開発元から「極めて重大な脆弱性が存在する」とアナウンスがあったのですが、最大の問題は、攻撃者がインターネット越しに、サーバー上で本来許されていないプログラムを実行できてしまう可能性があることです。<br><br>
攻撃が成功すると、そのサーバーが扱っている個人情報や、ログインに関係する認証情報などが盗み出される危険性があります。さらに、ウェブサイトの内容を改ざんされたり、別のシステムへの攻撃に利用されたりする可能性もあります。ただし、実際にどこまでの被害が及ぶかは、サーバーの構成や権限の設定などによって異なります。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――今回、PHPに脆弱性が見つかったということですが、そもそもプログラミング言語に脆弱性があるとは、どういう状態なのでしょうか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>脆弱性とは、簡単に言えば、プログラムやシステムに存在する、攻撃者に悪用される可能性のある弱点のことです。<br><br>
プログラムは、人間が設計し、さまざまな条件を想定して作られていますが、すべての状況を完全に想定することは簡単ではありません。そのため、想定していなかったデータが入力された場合などに、本来はできないはずの操作が可能になってしまうことがあります。<br>
<br><br>
今回の問題は、PHPというプログラミング言語を解釈・実行するソフトウェアそのものに脆弱性が見つかったという点で、特に深刻です。通常、ウェブサイトへの攻撃というと、そのサイトを構成するプログラムに問題がある場合を想像されるかもしれません。しかし今回は、ウェブサイトを動かすための共通の基盤に問題があるため、個々のウェブサイトが適切に作られていたとしても、利用しているPHPのバージョンや実行環境によっては攻撃を受ける可能性があります。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――漏洩した情報は、どのように悪用される可能性があるのでしょうか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>現在、様々なところで数千万、数億件規模の個人情報漏洩が話題になっていますが、一番怖いのは「詐欺に関するメールやメッセージの確度が高まること」です。<br><br>
非常に巧妙な詐欺メールが届きやすくなります。「自分は引っかからない」と思われるかもしれませんが、0.1%の人が引っかかる仕組みだとしても、100万人にばらまけば1,000人が被害に遭ってしまいます。詐欺グループにとって大量の個人情報は、詐欺の被害者を増やすための強力な武器になってしまうのです。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<h2>決済サービスの停止は安全確保のため。セキュリティ対策を優先し、慎重な対応を</h2><br>
<br><br>
<br>
<img src="/uploads/202610/6a3736cdde22f4ba964f87c3e2a5b46b788a8540.jpeg" alt=""><br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――企業が提供するアプリなどでも、決済サービスが停止するなどの影響が出ています。これについてはどうお考えですか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>決済は非常に高いセキュリティが求められる分野です。不正な送金や、決済に用いる情報が悪意ある第三者に奪われることは絶対に避けなければなりません。そのため、各企業がサービスを停止して慎重な対応をしていることは、非常に高く評価すべきだと考えています。<br><br>
情報セキュリティにおいては、情報の「機密性」「完全性」「可用性」という三つの要素が重視されます。サービスを利用できる状態に保つことも重要ですが、そのために情報漏洩や不正な操作を許してしまっては本末転倒です。一時的にサービスが利用できなくなったとしても、リスクを適切に評価し、必要な対策を講じたうえで再開するという判断は、利用者の安全を守るために大切なことだと思います。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――企業が急いで対応（メンテナンス）をしていますが、この問題は1〜2日で収束するものなのでしょうか？<br>
<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>対応策としては、開発元がリリースした最新バージョンのPHPにアップデートすることになります。しかし、「新しいバージョンを入れたらそれでOK」というわけにはいきません。<br><br>
新しいバージョンにした時に、自分たちのシステムが問題なく動くかどうかを検証する時間が必要になります。システムは他の言語や様々なプログラムと複雑に絡み合っているため、この検証に時間がかかり、メンテナンスが長引いているサービスもあるのです。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<h2>AIによって次々と見つかる脆弱性。今後のサイバー攻撃はどうなる？</h2><br><br>
<br>
<br>
<img src="/uploads/202610/e03b72c93d5bcefe4949f226786f2d916aba553d.jpeg" alt=""><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――今回の問題は一過性のものなのでしょうか、それとも今後も続くリスクなのでしょうか？<br>
<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>常に新しい脆弱性というのは発見され続けます。<br><br>
実は今回のPHPの脆弱性も、AIを活用したセキュリティ研究によって発見されたことが公表されています。長年利用されてきたプログラムの中にも、まだ発見されていない脆弱性が存在しています。<br><br>
AIの進歩によって、これまで発見が難しかった問題が明らかになったり、攻撃手法の検証に必要な時間が短縮されたりする可能性があります。もちろん、AIは攻撃する側だけのものではありません。脆弱性を発見して修正する側にとっても強力な道具になります。今後は、その両面で情報セキュリティのあり方が変わっていくと思います。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――AIの登場によって、ハッカーなどの攻撃者側のハードルも下がっているのでしょうか？<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/d69921af0f4bb58de393e386ed42db1de05000c0.jpeg" alt="柏崎先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: black;">情報学部・柏崎</b><br>
    <div>はい、十分に考えられます。<br><br>
例えば、これまで海外の攻撃者が日本のサーバーから機密情報を盗み出しても、日本語を理解できなければ、どのファイルの機密性が高いのか判断が難しいという壁がありました。しかし今は、生成AIを使えばサクッと高精度な翻訳ができてしまいます。<br><br>
AIの利用によって、サイバー攻撃や情報悪用のハードルが少し低くなっているのは事実だと思います。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div style="border-style: solid ; border-width: 1px; border-color: #eaf0f7; background-color: #eaf0f7; padding: 15px;"><br>
  <p><br>
今回のPHPにおける重大な脆弱性は、決してIT業界だけの問題ではなく、私たちの日常生活や個人情報に直結する大きな危機であることが分かりました。<br><br>
<br>
便利なウェブサービスやアプリ、決済機能が一時的に停止することは不便を伴いますが、柏崎が指摘するように「サービスの提供よりもセキュリティを最優先する」企業の姿勢を、利用者側も理解し受け入れることが重要です。<br><br>
<br>
また、AIの進化により、脆弱性の発見やサイバー攻撃の手法も新たな局面に突入しています。サービス提供者には継続的なセキュリティアップデート体制が求められると同時に、私たち利用者一人ひとりも、巧妙化する不審なメールやメッセージに対する警戒をより一層高めていく必要があります。<br>
  </p><br>
</div><br>
<br>
<br><br>
取材・執筆：近畿大学広報室<br>]]></content:encoded>
        <category>オリジナル記事,情報学部,サイバー攻撃,PHP,セキュリティ,柏崎礼生</category>
        <dc:creator>Kindai Picks編集部</dc:creator>
        <dc:language>ja</dc:language>
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    </item>
    <item>
        <title>秋は髪が抜けやすいって本当？ 皮膚科医に聞く「抜け毛」のウソ・ホント</title>
        <link>https://kindaipicks.com/article/003385</link>
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        <description><![CDATA[シャンプー後の排水口や、朝起きたときの枕を見て「最近、髪が抜けている気がする……」と不安になったことはありませんか？ 特に秋は「抜け毛が増える季節」ともいわれますが、本当なのでしょうか。 そもそも髪は1日にどれくらい抜けるものなのか、ストレスや睡眠不足、シャンプーの仕方は関係するのか。 抜け毛について気になる疑問を、皮膚科の専門家に聞きました。<br>]]></description>
        <pubDate>Tue, 20 Oct 2026 17:00:00 +0900</pubDate>
        <content:encoded><![CDATA[<!-- プロフィールセクション --><br>
<div class="box__wrap"><br>
  <figure class="box__photo"><br>
    <img src="/uploads/202609/4f73c3e404424023a1d4a04f3656b84a5df4a5ed.jpeg" alt="【プロフィール画像】大磯 直毅 教授"><br>
  </figure><br>
  <div class="box__inner"><br>
    <div class="box__name"><b>大磯 直毅（おおいそ なおき）</b></div><br>
    <p class="box__txt"><br>
      近畿大学奈良病院 皮膚科 教授<br><br>
      専門：皮膚科一般、白斑、アトピー性皮膚炎、乾癬、円形脱毛症、色素異常症、遺伝性皮膚疾患、免疫の関与する皮膚疾患について、診療と研究をしている。病態に基づいた新規治療法開発をめざしている。<br><br>
<a href="https://www.kindai.ac.jp/meikan/634-ooiso-naoki.html" target="_blank">教員情報詳細</a><br>
    </p><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<!-- コンテンツ開始 --><br>
<h2>そもそも髪の毛はなぜ抜ける？ 何本までなら正常？</h2><br>
<br><br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――そもそも髪の毛はなぜ抜けるのでしょうか？ 健康な人でも毎日抜けるものですか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
    <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>はい、健康な人でも毎日髪は抜けます。髪には生えてから抜けるまでの「ヘアサイクル」というものがあり、成長期、退行期、休止期を繰り返しています。休止期を迎えた髪は自然に抜け落ちる仕組みになっています。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――1日に何本くらいまでなら正常なのでしょうか？ シャンプーの時によく抜ける気がして不安になります。</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
   <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>一般的に、1日50〜100本程度の抜け毛であれば正常な範囲内とされています。シャンプー時にたくさん抜けるように感じるのは、すでに休止期に入って「抜ける準備」ができていた髪が、洗髪の摩擦などによってまとまって落ちるためです。抜け毛の本数そのものよりも、「以前と比べて急激に増えていないか」「抜けた髪が細く短くなっていないか」という変化に注目することが大切です。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<h2>「秋は抜け毛が増える」って本当？</h2><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――特に秋は「抜け毛が増える季節」ともいわれますが、本当なのでしょうか？ 医学的根拠はあるのですか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
   <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
<b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>動物の換毛期の名残として秋に抜け毛が増えるという説もありますが、人間における医学的な根拠は明確ではありません。しかし、実際に季節によって抜け毛の量が変化すると感じる人は多いようです。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――それはなぜでしょうか？ 夏の紫外線や暑さ、夏バテなどは関係しますか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
    <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>おっしゃる通りです。秋の抜け毛の主な原因として考えられるのは、夏の間に受けた紫外線や暑さによる頭皮へのダメージです。また、夏バテによる食生活の乱れや栄養不足が、秋になって「抜け毛」という形で現れることもあります。もし季節的な要因による抜け毛であれば、生活習慣を整えることで数ヶ月（秋から冬にかけて）で自然に落ち着いてきます。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<br>
<h2>ストレス、寝不足、ダイエット……抜け毛の原因になる？</h2><br>
<br><br>
<br>
<br>
<img src="/uploads/202610/57faedff3780b492a944ed32705571659fba1f4a.jpeg" alt=""><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――ストレスや睡眠不足などは、抜け毛の原因になりますか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
   <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>原因になることがあります。過度なストレスは自律神経を乱し、頭皮の血流を悪化させるため、抜け毛の原因になり得ます。徹夜や睡眠不足もよくありません。髪の成長に必要な成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるため、睡眠不足は髪に悪影響を与えます。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――ダイエットや食生活、運動不足はどうでしょうか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
    <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>急激なダイエットや偏った食生活は、髪を作るためのタンパク質やミネラルなどの栄養不足を招き、抜け毛が生じやすくなります。運動不足も全身の血行不良を引き起こし、頭皮に十分な栄養が届きにくくなるので要注意です。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――遺伝や男女の違いはありますか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
    <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>遺伝は抜け毛（特に男性型脱毛症など）に関係することがあります。男性は遺伝や男性ホルモンの影響が大きく、女性は加齢によるホルモンバランスの乱れなどが原因になることが多いとされています。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<h2>毎日シャンプーするとハゲる？ 「髪のウワサ」を専門家が判定</h2><br>
<br><br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――ここからは「髪のウワサ」について先生に判定をお願いします。まず、「毎日シャンプーすると抜け毛が増える」「朝シャンは髪によくない」というのは本当ですか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
    <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>毎日シャンプーすると抜け毛が増えるというのは根拠がありません。頭皮を清潔に保つために、毎日頭皮と髪に優しくシャンプーすることをおすすめします。朝シャン自体が悪いわけではありませんが、夜のうちに一日の皮脂や汚れを落としてから寝る方が、頭皮環境には良いと言えます。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――洗浄力の強いシャンプーは避けた方がいいですか？ ドライヤーより自然乾燥の方が髪にいいという説もありますが……。</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
   <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>洗浄力の強いシャンプーは避けるほうが良いです。頭皮が乾燥し、頭皮がダメージを受ける可能性があります。自然乾燥は頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。ドライヤーで素早く乾かす方が頭皮が安定します。ドライヤーを髪に近づけすぎた状態で長時間使用すると髪にダメージを与える可能性があります。ドライヤーを適切に使用することも大切です。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――これからの秋冬の季節、ニット帽などをかぶり続けることも多いですが、ずっとかぶったままにするのも髪によくないのでしょうか？ ワックスなどの整髪料や頭皮マッサージについてはいかがですか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
    <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>帽子は紫外線対策になりますが、汗で蒸れたまま不衛生にしていると頭皮環境が悪化し、抜け毛の原因になります。ワックスや整髪料も適切に洗い落とせていれば問題ありませんが、毛穴に詰まったまま放置すると悪影響を与えます。頭皮マッサージで血行が良くなります。私は、物理的な刺激が発毛・育毛を促進する可能性があると考えています。有効性の評価は今後の研究が必要です。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<img src="/uploads/202610/b4172f9b8a379a794ea8d1e23e7d68387fdf4e2b.jpeg" alt=""><br>
<br><br>
<br><br>
<h2>抜けた髪の「毛根」を見れば危険度がわかる？</h2><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――抜けた髪の根元についている白いものは何でしょうか？ 「毛根ごと抜けたからもう生えてこない」と不安になる人もいるようです。</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
   <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>根元についている白いものは毛根鞘（もうこんしょう）や皮脂であり、正常な抜け毛でも見られるものです。「毛根が抜けたからもう生えてこない」ということはありません。毛根が抜けても、髪の毛を再生できる幹細胞が残っていればまた新しい髪が生えてきます。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――抜けた毛を見て異常を判断することはできますか？ 細く短い毛が抜けるのは注意が必要ですか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
    <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>はい、十分に成長しきる前の「細く短い毛」が多く抜ける場合は、ヘアサイクルが乱れているサインです。抜けた毛が極端に細い、毛根のふくらみが全くないなどの場合は、頭皮トラブルや脱毛症の可能性があります。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<h2>育毛シャンプー、育毛剤、発毛剤……何が違う？</h2><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――育毛シャンプー、育毛剤、発毛剤など色々な商品がありますが、何が違うのでしょうか？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
   <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>目的が違います。「育毛」は今ある髪を育てて抜けにくくすること、「発毛」は新たに髪を生やすことを指します。育毛剤は抜け毛予防や髪の成長促進を目的とした医薬部外品が多く、発毛剤は有効成分を含む医薬品で、新たな毛を生やす効果が認められています。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――スカルプシャンプーやサプリメントで髪は生えますか？ 医療機関の治療とは何が違うのでしょう？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
    <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>スカルプシャンプーはあくまで頭皮環境を整えるためのものであり、シャンプーだけで髪が生えるわけではありません。サプリメントも栄養補助であり、直接的な治療薬ではありません。医療機関では、症状に合わせた内服薬や外用薬の処方など、医学的根拠に基づいた治療が行われる点が大きく異なります。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<h2>「そのうち戻る」で大丈夫？ 病院へ行くべき抜け毛とは</h2><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――「そのうち戻る」と放置してはいけない、病院へ行くべき抜け毛のサインはありますか？ 何科を受診すればいいのでしょう？</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<div class="talk"><br>
  <figure class="photo_display"><br>
    <img src="/uploads/202609/69d09c127bea3f6b790bed9f871f288a52436931.jpg" alt="大磯先生の写真"><br>
  </figure><br>
  <div><br>
    <b style="color: red;">皮膚科医・大磯</b><br>
    <div>以下の症状がある場合は、自己判断せずに病院へ行くべきサインです。<br><br>
    ・急に抜け毛の量が異常に増えた<br><br>
    ・円形など、一部分だけがごっそり抜ける<br><br>
    ・地肌が急に目立つようになった<br><br>
    ・髪全体が細くボリュームがなくなってきた<br><br>
    ・頭皮に赤み・かゆみ・痛み、フケの異常などがある<br><br><br>
    抜け毛や頭皮のトラブルを感じたら、まずは「皮膚科」を受診しましょう。</div><br>
  </div><br>
</div><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<br>
<div style="border-style: solid ; border-width: 1px; border-color: #eaf0f7; background-color: #eaf0f7; padding: 15px;"><br>
  <b>まとめ</b><br><br>
  <p><br>
    抜け毛そのものは誰にでも起こる自然な現象です。本数だけを気にするのではなく、「以前と比べてどう変わったか」という変化を見ることが重要です。もし急激な変化や頭皮の異常を感じた場合は、一人で悩まずに早めに皮膚科などの専門家へ相談してください。<br>
<br>
  </p><br>
</div><br>
<br>
<br><br>
取材・執筆：近畿大学広報室<br>]]></content:encoded>
        <category>オリジナル記事,奈良病院,抜け毛</category>
        <dc:creator>Kindai Picks編集部</dc:creator>
        <dc:language>ja</dc:language>
        <enclosure url="https://kindaipicks.com/uploads/202610/db11b73066a4e9b667ab9318c1524e09ffe6d907.jpeg" length="665644" type="image/jpeg" />
    </item>
    <item>
        <title>お酒を飲まない人にも影響が！？ビール系飲料の税金一本化に見る税の仕組み</title>
        <link>https://kindaipicks.com/article/003422</link>
        <guid>https://kindaipicks.com/article/003422</guid>
        <description><![CDATA[2026年10月、酒税法改正により「ビール」「発泡酒」「第3のビール（新ジャンル）」の税率が350ml缶あたり54.25円に一本化されました。「ビール」が値下げされる一方、「発泡酒」や「第3のビール」は値上げとなり、各社の発泡酒ブランドが相次いで「ビール」へと格上げされるなど、市場に大きな変化が起きています。なぜ今、酒税法が改正されたのか。そもそも、なぜビールの種類が細かく分類されていたのか。財政学・租税理論を専門とする近畿大学経済学部 教授 角野浩に話を聞きました。<br>]]></description>
        <pubDate>Tue, 20 Oct 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
        <content:encoded><![CDATA[<div class="box__wrap"><figure class="box__photo"><br>
<img src="/uploads/202610/61668601ca9b8d478759fe760c76d2dccc0bee93.png" alt="角野 浩"></figure><div class="box__inner"><div class="box__name"><b>角野 浩（すみの こう）</b></div><div class="box__txt">近畿大学経済学部 経済学科 教授<br><br>
専門：財政学、租税理論<br><br>
最適課税理論や租税帰着分析を用いて、主に所得税・法人税・消費税の経済効果について理論分析を行っています。また、地理情報システム（GIS）を活用した分析など、多角的な視点から研究を進めています。<br>
<br><a href="https://www.kindai.ac.jp/meikan/211-sumino-kou.html" target="_blank">教員情報詳細</a></div></div></div><br><br>
<br>
<h2>ビールが安くなって「第3のビール」は消える？ 酒税改正で変わったお酒売り場</h2><br>
<br>
<br>
<img src="/uploads/202610/e3ec6d81cd03ea0e9a4ea9b5e8c43d6673c6dee6.JPG" alt="角野先生"><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――2026年10月の酒税法改正によって、ビール、発泡酒、第3のビール（新ジャンル）の税率は具体的にどう変わったのでしょうか？<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>今回の改正で、これまで段階的に進められてきたビール類の税率一本化が完了し、350ml缶あたりの酒税額がすべて54.25円に一本化されました。<br><br><br>
具体的には、ビールは約9円の減税となった一方で、発泡酒や第3のビールは約7円の増税となりました。結果として、これまであった税率差が解消された形です。<br><br><br>
国は、類似する酒類の税率差が商品開発や消費者の選択に影響を与えているとして、2020年から段階的に税率の見直しを進めてきました。今回の改正は、その最終段階にあたります。<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br><br>
<br>
<br>
<img src="/uploads/202610/cb0b22b429f71679f0a2eb7e5a6a36499c3bb295.jpg" alt="ビール類の酒税額推移"><br>
</b></b></b><br>
<span style="font-size: 12px; color:#585858">財務省「酒税に関する資料」をもとに作成</span><br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――税率の一本化によって、店頭価格やメーカーの動きにはどのような変化が出ていますか？<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>税率が一本化されたことで、これまでビールと発泡酒、第3のビールの間にあった価格差は小さくなっています。そうした中で、各メーカーは商品の見直しを進めています。<br><br><br>
<br>
たとえば「第3のビール」に分類されるサントリーの「金麦」が、テレビCMでも大々的にアピールしているように、元々の価格帯に近い形を維持しながら「ビール」として残していくという方針です。実際に今回の改正を受けて、「金麦」のほかにも「本麒麟」「サッポロ GOLD STAR」「クリアアサヒ」など、これまで第3のビールとして親しまれてきた主力ブランドをビールへ移行する動きが広がっています。<br><br><br>
<br>
これまでビール類は税率の違いによって大きな価格差が生まれていましたが、その差が縮まったことで、メーカー側は、価格だけでなく、ブランドや味、品質で勝負する新たな局面を迎えていると言えます。<br>
<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br><br>
<br>
<h2>今なぜ、税率が変わったのか。そして「公平な税」とは？<br>
</h2><br>
<br>
<br>
<img src="/uploads/202610/47e4e479d0fa58c3977dc6735307e8924c21fb6e.JPG" alt="角野先生"><br><br>
<br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――そもそもなぜ、ビール、発泡酒、第3のビールなど、似たような商品ジャンルが存在しているのでしょうか。<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>端的に言えば、麦芽比率などで税率が定められてきた酒税法の定義のすき間を突き、メーカーがより手頃な価格の商品を開発しようと試行錯誤を重ねてきた歴史があったからです。</b><br><br><br>
<br>
アメリカなどの諸外国では、業界への影響が大きい制度変更が議論されると、ロビー活動によって制度変更そのものを阻止しようとする動きが見られます。それに対して日本では、国が決めたルールの中で製品開発や商品開発によって対応しようとする企業文化があります。日本らしい動きですね。</b><br><br><br>
<br>
その結果、麦芽の比率を調整し、税制上「ビール」に該当しない商品を開発する動きが進み、「発泡酒」や「第3のビール」が生み出されました。しかし、新たな商品が登場するたびに政府が税制を見直すという“いたちごっこ”が約30年にわたって繰り返されてきました。今回の酒税改正は、「こうしたくりかえしはもうやめて、メーカーは商品開発に集中しましょう」という方向性を示したものではないでしょうか。<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br><br>
<br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――国が「類似するお酒なら同じ税率にするのが公平」として一本化を進めた背景と、メーカーへの影響をどう見ますか？<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>財務省は「類似する酒類間の税率格差が不公平であり、商品開発や販売数量に影響を与えている」と説明していますが、本音としてはビールに次ぐ大きな市場を持つ発泡酒などを増税することで、全体の税収を大きく落とさないという計算もあるのではないかと思います。実質的には増税と言えるでしょう。<br><br><br>
<br>
一方でメーカー側から見れば、これまでのような「麦芽の比率をどうするか」「スピリッツをどう混ぜるか」といった税率を意識した商品開発から解放されることになります。今後は純粋な味や品質、あるいは「糖質ゼロ」といった健康志向の機能を追求した本質的な商品開発に集中できるようになるため、メーカーにとっては商品開発の自由度が大きく高まる改正とも言えるでしょう。<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br><br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――租税論の専門家というお立場から、今回の酒税法改正をどのようにご覧になりますか？<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>課税の公平性には大きく2つの考え方があります。同じ条件の人には同じだけ負担を求める「水平的公平性」と、所得などの税を負担する能力（担税力）に応じて負担を変える「垂直的公平性」です。私は、税率を一律にすることが必ずしも公平だとは考えていません。</b><br><br>
高価なビールを買える層と、生活防衛のために少しでも安いお酒を求める層とでは担税力（支払う力）が異なります。一律化によって庶民が好むお酒が増税されると、所得の低い人ほど収入に対する税負担の割合が大きくなる「逆進性」の問題が生じます。</b><br><br><br>
<br>
国の課税する側からは「同じカテゴリーのお酒なら同じ税率にするのが公平だ」と説明していますが、それは水平的公平性の考え方です。消費者の消費する側からは、垂直的公平性の観点で見れば、ビールと発泡酒などの税率に差があることにも一定の合理性があったのではないか、という見方もできます。<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br><br>
<br>
<br>
<img src="/uploads/202610/6c44d197ae6c442422aa71f5b77aeda44f08eea1.jpg" alt="水平的公平性と垂直的公平性"></b><br><br><br><br>
<br>
<h2>除菌用アルコールやみりんもお酒？税金で見るお酒の種類<br>
</h2><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――ビール類の一本化ばかりが注目されていますが、チューハイなど他のお酒の税率はどうなっているのでしょうか？<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>今回の酒税法改正は、2017年の税制改正で決定された酒税改革に基づき、2020年から3段階で進められてきたものです。2020年の第一弾では清酒（日本酒等）の減税と果実酒（ワイン・シードル等）の増税が行われ、2023年の第二弾では第3のビールが増税されて発泡酒と税率が統合されたほか、清酒と果実酒の税率一本化が完了しました。</b><br><br>
<br>
そして今回の改正でビール類全体の税率一本化が完了したわけですが、実はビール系飲料だけでなく、チューハイ（その他の発泡性酒類）の税率も350ml缶あたり28円から35円へと引き上げられています。</b><br><br><br>
<br>
今回、改めて調べてみて驚いたのは、酒税法の対象は今挙げたような日本酒やビール、ワインなどの飲料だけではないということです。酒税というとお酒を飲む人の話に聞こえますが、実はお酒を飲まない人の生活にも深く関わっています。<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br><br><br>
<br>
<img src="/uploads/202610/927cc6fcf10928a62c97f9e440d65b829b081e77.jpg" alt="チューハイ等の酒税額推移"></b><br><br>
<span style="font-size: 12px; color:#585858">財務省「酒税に関する資料」をもとに作成</span><br><br><br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――お酒を飲まない人に、どのような関わりがあるのでしょうか？<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>実は私自身、お酒が全く飲めないので、酒税法改正についてもあまり実感を持って受け止めることができませんでした。しかし料理はしますので、料理をする立場として以前から興味を持っていたのが「みりん」です。</b><br><br><br>
<br>
実は「本みりん」にもアルコールが14％前後含まれるため酒税がかかっています。一方で、「みりん風調味料」はアルコール分が1％未満で酒税がかかっていません。どちらも似た商品に見えますが、酒税法上は異なる扱いになっているのです。みりん以外にも、料理用清酒には酒税が課されますが、塩を加えた料理酒はお酒として飲めない処理が施されているため、酒税は課されません。また、アルコール除菌製品についても、成分によって酒税の対象になるものとならないものがあります。</b><br><br><br>
<br>
ここで私が疑問に思うのは、同じような用途で使われる商品であっても、お酒として扱われるかどうかによって消費者の負担が変わることです。本みりんには酒税に加えて消費税もかかりますが、みりん風調味料には酒税がかかりません。2027年4月から食品の消費税が1％に減税された場合、みりん風調味料は低い税率で購入できる一方、本みりんは酒税負担が残ります。魚を煮る際など、本みりんの方がおいしく仕上がると考えて選ぶ人もいるでしょう。そう考えると、この税制が本当に生活者の実態に寄り添ったものになっているのか、私は疑問を感じています。<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br><br>
<br>
<br>
<img src="/uploads/202610/636ae8bb34f48dda8e5c467263e1769e7f247019.jpg" alt="みりんと料理酒"><br><br>
<br><br>
<br>
<br>
<font size="4" color="#154E99"><b>――みりんや料理酒、除菌用アルコールまでとは驚きです。なぜここまで細かい分類がされているのでしょうか？<br>
</b></font><br>
<br><br>
<br><br>
<br>
<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>日本の税制には、対象を細かく分類して課税するという特徴があります。所得税に10種類の所得分類（事業所得や不動産所得など）が設けられているのと同様、酒税も細かい分類がされています。酒税の分類表を見るとわかりますが、発泡性酒類、醸造酒類、蒸留酒類、混成酒類という大きな区分の下に、多くの酒類が細かく整理されています。酒造メーカーが、消費者がより手軽に飲めるようにと発泡酒や第３のビールを開発したのは、このような複雑な税体系によってもたらされたものと言えるでしょう。<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br>
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<img src="/uploads/202610/9912e4e5a4b5e53dd7c2393a30413ad64d68ee5f.jpg" alt="酒類の分類"><br><br><br>
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<h2>「推しのビール」を楽しむべし。税の専門家がすすめるかしこい選択</h2><br>
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<img src="/uploads/202610/b182929a1bd317274f356dccfadcddc8e12e2114.jpg" alt="ビールとおつまみ"><br><br><br>
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<font size="4" color="#154E99"><b>――今回の酒税改正によって、税率をめぐるメーカーの開発競争は終わりを迎えるのでしょうか。<br>
</b></font><br>
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<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>今回のビール類一本化は、膨大な酒税法全体から見れば氷山の一角に過ぎません。細かな分類構造が残っている以上、これで“いたちごっこ”が完全に終わったとは言えないでしょう。今後も消費者のニーズや税制の隙間に対応する形で、メーカーが工夫を重ね、「第4のビール」のようなまったく新しい酒類ジャンルを誕生させる可能性は十分にあります。<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br><br>
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<font size="4" color="#154E99"><b>――「かしこい消費者」としてはどのように行動すれば良いと思われますか。<br>
</b></font><br>
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<div class="talk"><br>
<figure class="photo_display"><br>
<img src="/uploads/202610/44d03cd1a770dd8ce12471cae1db197f55b3d24c.png" alt="角野先生"><br>
</figure><br>
<div><br>
<b style="--text-color: #0070bc;">経済学部・角野</b><br>
<div>私はコーヒーが好きで毎日飲みますが、豆の価格が高騰して値上がりしても、飲む習慣のあるものはやっぱり飲むんですよね。お酒も同じように嗜好品ですから、今回の税改正に必要以上に振り回される必要はありません。発泡酒だったブランドが手頃な価格感を維持しながらビールへと変わる動きもありますし、基本的にはこれまで通り、自分の「推しのビール」を楽しむことがもっともかしこい選択ではないでしょうか。<br>
</div><br>
</div><br>
<!--/.talk--></div></b></b><br><br><br>
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<h2>取材を終えて</h2><br>
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今回の取材を通して驚いたのは、酒税法の複雑さです。ここまで細かく分類され、みりんや除菌用アルコールなどにまで酒税が関わっていることを、私は知りませんでした。<br><br>
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ビール類の税率一本化によって、税率を意識した商品開発ではなく、味や品質を追求した商品が生まれやすくなることは、消費者にとって大きなメリットと言えるでしょう。一方で、庶民に親しまれてきた酒類や身近な調味料の税負担をどう考えるのかなど、「公平性」をめぐる議論はこれからも続いていきそうです。<br><br><br>
<br>
今回の酒税法改正をきっかけに、私たちが普段何気なく支払っている税金の仕組みに目を向けてみるのもよいかもしれません。また、毎日の飲酒習慣を見直したり、ビールだけでなくチューハイやワイン、日本酒などさまざまなお酒に目を向けたりすることで、新たなお気に入りに出会えるかもしれません。<br><br><br>
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<div class="box__head">この記事を書いた人</div><br>
<div class="box__wrap"><br>
<div class="box__inner"><br>
<div class="box__name">猪狩 協弘</div><br>
<div class="box__txt">流通業営業、マーケティングリサーチャー、制作会社営業を経てライターとして独立。約20年間、主にITベンチャー界隈のWEBコンテンツの制作に携わってきました。人が語る言葉に誠実に向き合える編集者・ライターでありたいと考えています。<br>
</div><br>
<!--/.box__inner--></div><br>
<!--/.box__wrap--></div><br>
<!--/.box--></div><br>
<br><br>
取材・執筆　猪狩 協弘<br><br>
編集　アール・プランニング<br><br>
<br><br>]]></content:encoded>
        <category>オリジナル記事,経済学部,税金,酒税法</category>
        <dc:creator>Kindai Picks編集部</dc:creator>
        <dc:language>ja</dc:language>
        <enclosure url="https://kindaipicks.com/uploads/202610/56ce8143eaf2337b18e424bf049477811be97ef0.jpg" length="537917" type="image/jpeg" />
    </item>
    <item>
        <title>【2026ドラフト注目】近大・宮原廉投手とは？最速156キロ右腕の強みと素顔を徹底取材</title>
        <link>https://kindaipicks.com/article/003421</link>
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        <description><![CDATA[2026年10月22日（木）、プロ野球ドラフト会議。近畿大学体育会硬式野球部の宮原廉投手(経営学部4年)が、夢の舞台に挑みます。最速156キロの直球、9回を投げ抜くスタミナ、そして日本代表として経験した世界の舞台。目に見える数字や実績だけでなく、取材を通して見えてきた「本当のすごさ」とは何か。近畿大学体育会近大スポーツ編集部で硬式野球部を担当する藤井海帆(経営学部3年)が、宮原投手の魅力に迫ります。<br>]]></description>
        <pubDate>Mon, 19 Oct 2026 18:00:00 +0900</pubDate>
        <content:encoded><![CDATA[<div class="box"><br>
<div class="box__wrap"><br>
<figure class="box__photo"><br>
<img src="/uploads/202610/cd67f05b8c0164beb373dadfaac9676e00d09743.png" alt=""></figure><br>
<div class="box__inner"><br>
<p class="box__name"><strong>宮原廉（みやはら れん）</strong></p><br>
<p class="box__txt"><br>
近畿大学体育会硬式野球部4年<br><br>
生年月日：2005年1月24日（21歳）<br><br>
出 身 地：広島県広島市<br><br>
出身高校：崇徳高等学校<br><br>
身長・体重：182㎝・90㎏<br><br>
投・打：右投・右打<br><br>
走力・遠投力：50ｍ（6.5秒）・遠投（120ｍ）<br><br>
主な実績：ベストナイン（2025年秋・2026年春）、侍ジャパン大学日本代表（2026年）<br><br>
</p><br>
<!--/.box__inner--></div><br>
<!--/.box__wrap--></div><br>
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<h2>積み重ねた4年間<br>最速156キロの直球と9回を投げ抜くスタミナ</h2><br>
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<img src="/uploads/202610/873e7071caead6871f940630044132588dec0c05.JPG" alt=""><br><br>
<br><br>
最速156キロの直球、9回を投げ抜くスタミナ。そして、日本代表として経験した世界の舞台。宮原投手には、数字や実績で目に見える強みがあります。しかし、取材を通して感じた本当のすごさは、それだけではありません。宮原投手は試合を終えるたびに自分の投球を振り返り、課題を見つけ、次の登板へとつなげていきます。試合中も状況に応じて投球を修正できることが武器です。結果に満足せず、自分に足りないものを見つけて改善しようとする姿勢こそが、成長の理由だと感じました。<br><br>
<br><br>
<span style="font-size:25px"><b>【注目ポイント①】<br>大きな手|フォークとスプリットを投げ分ける</b></span><br><br>
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<img src="/uploads/202610/05274a088b72a6e7d1d51e3dc72b4136577c90b2.JPG" alt=""><span style="font-size: 12px; color:#585858">近大スポーツ編集部の藤井と手の大きさを比べる宮原投手</span><br><br>
<br><br>
宮原投手の特徴の1つが、大きな手です。取材時に手の大きさを比べる場面があり、その大きさに驚かされました。筆者の手より関節1つ分大きく、本人も「周りの人からも大きいと言われることがある」と話します。<br><br>
投球では、ボールの握り方やリリースで発揮する力が重要な要素になります。特にフォークなどの変化球では、指のかけ方や握り方が投球に影響します。その手から投げられるボールは力強いものでした。<br><br>
現在は落ち球を2種類使い分けています。大きく落ちるフォークと、カウントを取るために使うスプリットです。<br><br>
<br><br>
<span style="font-size: 25px"><b>【注目ポイント②】<br>登板前の入念な準備|試合前アップの流れ</b></span><br><br>
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<img src="/uploads/202610/3a35c41e3b728fcf624e60842e32c42aafb697ca.JPG" alt=""><br><br>
<br><br>
宮原投手のすごさは、マウンドに上がる前にもあります。登板前には約1時間半をかけ、ストレッチや腹圧、ランニング、プライオボールを使ったアップなど、入念な準備を行います。2年生の時に腰を痛めた経験から、けがの予防にも力を入れてきました。初動負荷トレーニングやインナーマッスルの強化を取り入れたことも、飛躍の要因です。マウンド上での技術だけでなく、登板前の地道な積み重ねが投球を支えています。<br>
<br><br>
<br><br>
<div style="border-style: solid ; border-width: 1px; border-color: #eaf0f7; background-color: #eaf0f7; padding: 10px 5px 10px 20px;"><b>〈宮原投手の試合前アップの流れ〉</b><br><br>
1.ストレッチ<br><br>
2.腹筋系<br><br>
3.ランニング<br><br>
4.インナー<br><br>
5.プライオボール<br><br>
6.ピッチング</div><br>
<br><br>
<br><br>
<h2>先輩・後輩が語る宮原廉投手の素顔</h2><br>
<h3>先輩・野口練さん（2025年度卒）</h3><br>
<b>Q. 宮原投手のすごいところは?</b><br><br>
 技術はもちろんすごいですが、それ以上に周りに流されず、自分のペースがあって芯があるところです。<br><br>
<br><br>
<b>Q. 意外な一面は?</b><br><br>
 おとなしめで口数が少ないですが、行動や仕草がかわいいところ。意外と忘れ物が多いです。<br><br>
<br><br>
<b>Q. 思い出は?</b><br><br>
 同じ野球ジムに毎回通って一緒に練習し、ご飯を食べてぶらぶらした時間です。<br><br>
<br><br>
<b>Q. エールをお願いします!</b><br><br>
 これからも、お互い野球頑張ろうね。<br><br>
<br><br>
<br><br>
<h3>後輩・有方祥互選手(硬式野球部3年)</h3><br>
<b>Q. 宮原投手のすごいところは?</b><br><br>
 周りに流されずに、黙々と自分のやるべきことに集中できることです。<br><br>
<br><br>
<b>Q. 意外な一面は?</b><br><br>
 表では無口という印象が強いですが、意外と話すと止まらなくなります。<br><br>
<br><br>
<b>Q. さらに必要な力は?</b><br><br>
 喜怒哀楽をもっと前面に出してほしいです。<br><br>
<br><br>
<b>Q. エールをお願いします!</b><br><br>
 ずっと応援しています。そして僕も来年プロに行くので待っててください！！<br><br>
<br><br>
<br><br>
<h2>宮原廉投手にインタビュー<br>ドラフト会議を前に語った思い</h2><br>
<b>Q. ドラフト会議を迎える今の心境は?</b><br><br>
 楽しみな気持ちもある反面、ドキドキしています。<br><br>
<br><br>
<b>Q. アピールポイントは?</b><br><br>
 強さのあるストレートが一番の武器です。9回を投げても球速が落ちないスタミナ面も武器だと思います。<br><br>
<br><br>
<b>Q. 1年生の頃から成長したと思うところは?</b><br><br>
 先発投手としてリーグ戦でチームを任せていただける投手になれたことです。<br><br>
<br><br>
<b>Q. プロ入り後、どんな投手になりたいですか?</b><br><br>
 自分が投げればチームが勝てると思っていただけるような選手になりたいです。また、けがが少なく、長くプロの世界で活躍できる選手になりたいです。<br><br>
<br><br>
<b>Q. 最後に一言お願いします。</b><br><br>
ドラフト会議で指名されるかはまだわかりませんが、指名していただいたら、育ててくれた近畿大学を背負って必死に頑張ります。応援よろしくお願いします。<br>
<br><br>
<br><br>
<img src="/uploads/202610/26d6c3f39bf8db915cd8b3b837001b604e801d8c.jpeg" alt=""><br>
<br><br>
<br><br>
<br><br>
<br><br>
夢の舞台へ。最速156キロの直球やスタミナだけでなく、振り返りと修正を重ねる姿勢、大きな手、登板前の入念な準備、周囲に流されない芯の強さ。<br><br>
4年間の積み重ねを胸に、宮原廉投手はプロの世界に挑みます。2026年10月22日（木）のドラフト会議にぜひご注目ください。<br><br>
<br><br>
<br><br>
<br><br>
取材・執筆：近畿大学体育会近大スポーツ編集部3年　藤井海帆<br><br>
構成：近畿大学広報室<br><br>
<br><br>]]></content:encoded>
        <category>オリジナル記事,プロ野球,ドラフト,宮原廉,学生ライター</category>
        <dc:creator>Kindai Picks編集部</dc:creator>
        <dc:language>ja</dc:language>
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